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【詩】秒針と回想

流れる時の狭間で
未だ動きを止めない秒針にしがみつき
足掻き続けている

心の端っこにできた棘や
身体の内側に広がる傷口を
なんとか覆い隠そうとしていたけど

ゆるやかに されど確実に変化する毎日が
きっと少しずつ癒やしてくれる

そんな曖昧さを
繋ぎ合わせた記憶と共に
幾層にも重ねていきたい

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