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忘れない8週間~初めての妊娠の話~3


だらだらと書き綴っている話
お付き合いいただき感謝です‼

切迫流産から、そのまま自然流産となりましたが、
数日間、職場にはお休みをいただいて、
1週間後には職場に復帰。
久しぶりにクラスの子どもたちに会うと、
「せんせーだー!!」と次々にお出迎え。
ベッドの上でも、どうしてるかな、元気かなと忘れられず、
心配していた子ども達に迎えられ、
私の居場所がここにあるんだなと改めて幸せを感じました。

職場の先生方も「無理しないでね!」「大丈夫!?」と次々に顔を見に来てくれ、この職場だったから乗り越えられたなぁと
ありがたく感じています。

突然の要精密検査

数日たって、クラス内のロッカーを見ると、
1月に受診した【子宮がん検診】の結果が返ってきていました。
実は昨年の10月に受けた検診で、子宮がん検診で【経過観察3か月】の結果を受け、
1月に改めて子宮がん検診を受診しました。

10月の細胞診の結果が
【ASCーH】高度病変の疑い

1月の細胞診の結果が
【HSIL】高度異形成の疑い

に変わっていました。
なんてこった。。。と今度は子宮がんの方なのかと。
さすが厄年。。。
お祓い行けばよかったな。なんて心配になりながらも、
ちょうど次の週が、流産後の子宮の戻りを確認するために、
大学病院での再診の予定があったので、
その時に先生に相談してみよう。と翌週病院へ出かけました。

病院での話

子宮の戻りはよく、出血の塊もほとんど出てきている状態で、
問題はないとのこと。
このまま、1回目の生理を経て、また妊活に進んでいいとお話しいただき、安堵したので、
「先生、相談があって、子宮がん検診の要精密検査は、ここで診ていただけますか?」と検査結果を診ていただくことに。

「えっ?これは大変。えっと。。。どこから説明しようかな」と
先生が絵を描き始めてくれ。

10月の段階の話は、
「子宮がんになるかもしれない細胞がいるかも?という結果ね。」

ふむふむ、、、

「1月の結果は、どうやら子宮がんになりそうな細胞がいますという結果。だから今すぐ切除が必要な物か、そうじゃないかを調べた方が良いですっていう感じです。」

なるほど!
(やや曖昧な覚えではありますが、専門家の方がいらっしゃいましたらすみません、私の中ではこのような解釈です)

ということで、
前回は子宮の入り口(頸部)に細胞を綿棒みたいなのでこすってかきだして、顕微鏡で見たのですが、
今度は【コルポスコープ検査】というのを行います。

コルポスコープ検査?

子宮頸部の精密検査の一つで、コルポスコープという装置を用いて、子宮頸部を拡大して観察する検査のこと。
肉眼では見えないわずかな異常を発見できるため、ごく初期のがんを発見したり、がんと紛らわしい病変を見分けたりできる検査のこと。

前回のように、子宮頸部に【お酢】を付けた綿棒を入れ、お酢で湿らせる?ようです。するとコルポスコープで診た時に、悪い病変が光って見えるらしく、その部分を今度はかきだし、顕微鏡で見て確認をするそうです。
そうすると、今度は「疑い」という結果はなくなり、「断定」の結果が出るそう。

そんな大変なこととも知らず、話を聞きながらただただ驚くばかりで、
「これは妊娠ができないということですか?」と確認すると

「妊娠はできますよ!ただ、細胞の確認を先にして、不安要素をなくしてから、妊娠に臨んだ方が良いと思います。
先日の妊娠をこのまま継続している中で、子宮頸がんが発覚した場合、
中絶をしなければならなかったので、このタイミングでわかったのは良かったですよ。」

そして続けて
「今回の検査で、仮によくない細胞が見つかった場合でも、
次のステップで円錐手術というのがあって、
そこで良くない細胞を取り切ってしまえば問題なく、
その手術も簡単な物なので、3日入院程度で済みますし、
その後問題がなければ妊娠に進めます。
ただ、手術のリスクとしては、子宮への距離が短くなるので、
切迫早産の可能性は高くなりますが、
それ以外は心配ないので、まずはコルポスコープをやってみて、
確認していきましょうね!この病院でも手術はできるから、引き続き、ここで一緒に診ていきましょう!」

若い女性の先生なのだけど、淡々とはしつつもわかりやすくて、
良いことも悪いこともはっきり話してくれて、
この先生なら信頼できるなってそう思えたからここでちゃんと治療しようと決意しました。

赤ちゃんが知らせてくれた奇跡

今回の自然流産では、かかりつけの産婦人科でも、
あの状態からなぜ自然流産してしまったのか。。。
院長先生も少し驚かれていたのですが、
今回大学病院で言われた話を聞いて納得。

【あの子が。。。ちゃぽたが気づかせてくれたんだ】

まずは私の身体を先に治してねと
なんて親孝行な子だったのだろう。
私たちに親になる準備はこういうことをするんだよ、
という準備期間を与えてくれて、

その前に身体を大事にしないとねと、治療すべきことがあることを身をもって教えてくれて。
こんな奇跡みたいなことがあるのだろうか。

帰宅した主人にこのことを話し、
改めて、ちゃぽたがくれたこの奇跡を無駄にしないように、
まずは検査を受けて万全にしようと決意しました。
そして、ちゃぽたの病理検査の結果はまだ出ず、
結果が終わったら、2人で送り出してあげなきゃね、
ちゃぽたじゃなくて、ちゃんと名前をつけてあげようね。

こんなドラマみたいな話。自分に起こるとは思わなかった。
だから思い出として、ここに残させてください。
長らくありがとうございました。
初めての妊娠編、終了です!


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