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令和律令 GWに本を読む

令和律令=節目に何かしたくなる心理を利用し発布された自分世界でのみ有効な新憲法

というわけで積読解消再読予定一覧です。

1.少年の名はジルベール〔再読〕著者;竹宮恵子
15歳に文庫本で出会い生涯本、棺桶本となった(※生涯を通して読み直す、棺桶に入れてもらいたい本)漫画、風と木の詩の竹宮恵子の本。少女漫画黎明期の秘話やタブーへの挑戦、共に時代を切り開いたライバル萩尾望都への複雑な思い。人生にこんな熱狂があったら死んでもいいと思う、オールクリエイター必読の書。


2.憎むのでもなく、許すのでもなく〔途中で挫折〕
きっとそのような内容であると期待しタイトル買いした本書。自分の中にこんな憎しみがあったんだと他人事のように驚いているこの昨今、許すことで怒りや憎しみが溶解すると聞いているけどそれも何か違うんじゃないかと思ったりもして。理不尽の最大値を経験すると人はどういった心の動きをして折り合いをつけるのか知りたいと思う。


3.騎士団長殺し〔途中で挫折〕
全集も持っているしあんなに読んでいた村上春樹。年々読み残しが多くなったり読めなくなっている(理由はまたゆっくり考えよう)この機会に再トライ。


4.未必のマクベス〔再読〕
これは帯買いして大当たり。途中の読み飛ばしをもう一度拾ってみよう。むせ返るようなアジア圏の空気を感じながら。


5.あさきゆめみし〔再読〕
何度読んだかわからない、名作オブ名作。紫の上の、六条御息所の気持ちがわかる歳になってしまったなぁ。。。今更ながら紫の上が源氏の子供を産まないという設定は凄すぎて唸ってしまう。権力の中枢にいながら冷めた観察眼で一千年後も説得力を持つ、男女の間の普遍的なすれ違いを表し切った紫式部も本当に凄い。




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