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暑かった日の記憶

ホントラッキーだった。 もの凄く暑い駅のホームに降りたにもかかわらず、軽く高揚する自分を感じていた。 僕が今日ここに居るのは「8月9日から14日までなのだけど空いてないか」と業界の大先輩からの電話に「はい空いてます」と答えたからで、そうでもなければ、何かしらの決心でもしな限り此処までやって来ることは無かったろう。 ある作家のプロフィールに載っていない、デビュー前の作品を読みになんて。 在来線の待ち合わせ十分間が待てずにタクシーに乗った。 「県立図書館まで」 「図書館

    • ちょめちょめだけの国がほしい

      女性だけの街がほしい。 って聞くと、女性だけの街を定義? しょうとする? したがる? のかもしれない。 ある女性が、女性だけの街がほしいと思いついたその時に、例えば女性だけの力で自給自足する場所がほしいとは思ってはないんじゃないか? その女性は安心して暮らせる環境がほしいと思った。たぶん、異性を意識する状態に苦痛を感じていて、そのことから開放されたい気持ちの表れかと・・・ 異性からのセクハラや性犯罪の被害から離れたいと考えたからって、反発されることはないと思う。 女性の敵は女

      • 毎雨

        6月10日 Piazzollaを聞きながら   累乗的に増える雨粒の数   ぽつ ぽつぽつ ぽつぽつぽつぽつ ぽつぽつぽつぽつぽつぽつぽつぽつ ぽつぽつぽつぽつぽつぽつぽつぽつぽつぽつぽつぽつぽつぽつぽつぽつ ぽつぽつぽつぽつぽつぽつぽつぽつぽつぽつぽつぽつぽつぽつぽつぽつぽつぽつぽつぽつぽつぽつぽつぽつぽつぽつぽつぽつ ぽつぽつぽつぽつぽつぽつぽつぽつぽつ   続く続く・・・   5月にオホーツク海を中心に発生し発達した高気圧は、先週には朝鮮半島の根っこの辺りまで張りだして

        • こんな夢を見た

          道路の右側は崖。 その下は海だか川だかで、反対側の岸は見えない。 道幅は車がやっと通れるほどで、坂を登ると道路が無くなっていた。 私の車の前にもう一台車があり、私は坂道をバックで降りていくが上手に運転できず、何度も切り返しながらやっと坂を降りきった。 前の車も坂を降りきり、ガードレールのない道から砂利を踏み越えて水の中に入っていく。 車はいつの間にか3輪の小さなバイクかバギーのようになっていて、アクセルを吹かしながらなんとか進もうとするがうまくいかないようだった。 運転してい

        暑かった日の記憶

          コンサート

           何年か前の暮の話。コンサートいや独りなのでリサイタルか?まあライブだな、に行った。  昔々、クラスの友人が「これ聞いてみろ」と言うので、そのカセットテープをウォークマンにセットして小さなヘッドフォンで聞いたのが出会いだった。ヘンテコな歌詞、不思議なリズム、甘いメロディ、なんとも独特な声で、変な曲だなぁと言う印象だった。でもそういうのが気になった。少しして人気小説家の単行本の表紙の絵を描いてるのを知った。なんだか眠たい感じで、線が太くて、立体主義ぽくもあって変な絵だなぁと思

          コンサート

          コロナコロナって

           登録のない電話番号なので少し躊躇ったが、出てみると母の入所している施設の方からだった。  春頃から歩行時に足が震えたりする様になっていたのだけど、少しずつ症状が強くなって来ているそうだ。 いくつか原因が考えられ、いま使っている薬を見直したほうが良いと施設のかかりつけ医が言うので、専門の病院を受診したい。 ついては、僕に病院に一緒に行っていただきたい。無理ならこちらだけで対処し結果を報告する。 という。  なるほど、直接医者から話を聞いたほうがよいだろう。 施設の方も来る

          コロナコロナって

          おまけの検査キット 血液滴下だって

          PCR検査を仕事の都合で今までに3回受けた。 結果は3回とも陰性。 自覚する症状はなかったし、綿棒で鼻の穴をぐりぐりされるのがくすぐったいだけで、当日の結果を待つ間にドキドキすることもなかった。 今回は唾液法。 ネットで申し込んだら指定の日時にキットを持って家まで来てくれて、唾液を採取。センターで検査して、結果は翌日の午前中に出るらしい。 配達のお兄ちゃんは「プレゼント デス」と抗体検査のキットをくれた。 翌日の仕事はキャンセルになった。 朝から雨が降ってる。 にんに

          おまけの検査キット 血液滴下だって

          退屈なゴールデンウィークの朝食

          9:00に起床。  徒歩3分のスーパーマーケットで、6枚切りの食パンと500gのヨーグルトと純粋と書かれた容器に入った蜂蜜を買って来た。 冷蔵庫にある卵を3つ使ってオムレツ。 トースターでパンを強めに焼いてバターを塗り、マグカップにフリーズドライのオニオンスープを放り込んでお湯をかけた。 ヨーグルトには蜂蜜をたっぷり垂らして大きめのスプーンを刺した。 テレビのアニメチャンネルではトムとジェリーの一挙放送。 食後のコーヒーは薄めにした。 今年のゴールデンウィークも退屈です。

          退屈なゴールデンウィークの朝食

          春頃のリアル

          フリーランスでいま売上が前年に比べて大きく落ち込んでいる人って、生活のための所得金額も大きく落ち込んで、住民税の非課税水準になる人も少なくないんじゃないかなぁ。例の持続化給付金と生活支援給付金は両方申請できそうって話でだったから、情報が2転3転するなかで前もってできる用意はしてきていて、5月になって申請受付が始まったらすぐにでも電子申請する気満々だったと思う。 今日の話では生活支援給付金が、条件付き申請だったのが一律になり、世帯単位から個人単位に、給付金額は3分の1になったよ

          春頃のリアル

          木犀の場所

           そろそろ衣替えだし、日差しがなければもう寒いだろうか けれどこの季節に着るバイクウェアを持っていなかったので、長Tにデニムのシャツで走り出した。午後2時。なんとオートバイのエンジンをかけるのは半年ぶりだった。  国道を南東に進む。  天気がよくて全然寒さは感じなかった。後で知ったんだけど、今日は中秋の名月。出る前にクラッチワイヤーにオイルを染み込ませた、タイアの空気はチェックしてなかった、燃料は満タン。カメラは…忘れた 必要ならばスマホのカメラ。調子悪いけど接写ならばなん

          木犀の場所

          これってなんの暗示?

          東京のとある下町。 角を曲がって路地に入れば、以前友人たちと暮らしたアパートがある。 その目印の角にある建物が、今はちょっとおしゃれなバーになっていて、上京(もう死語?)するたびに通っている。 今年もクリスマス絡みのお仕事を終えたので行ってみた。 しかし、この一年で移転したのか閉店してしまったのか、辺りには知らない店が出来てて、角の建物はデザイン事務所になっていた。 マスターに電話しようとスマホを取り出して探してもその店の名前やアドレスがない。 ふと、これは夢だ。そんな馴染み

          これってなんの暗示?

          不可逆な時間改変の中二病的考察と実践

           時速200キロメートルで走る列車に乗って2時間。そのとある港町の駅まで普通列車で移動すると一時間以上多く時間がかかる。  中2病だと笑われるのを覚悟して論じると、出発の駅に二人の私がいて、片方は新幹線、もう片方は普通列車に乗り、同じ時間に出発する。途中なにもしない、例えば駅に着くまで眠ったとしよう。そうすると新幹線に乗った私は普通列車に乗った私より一時間の未来を体験するのではなかろうか。または、普通列車に乗った私は、新幹線に乗った私の一時間過去を体験することになるのではない

          不可逆な時間改変の中二病的考察と実践

          そこ気にする? いや、気になること

          数日前にある量販店のカスタマーなんたらのなにがしと名乗る人から電話があり「以前に登録いただいたお客様に保険のご案内を…」と言う。 確かに利用したことのある量販店であるし、数年前に購入した商品のメーカー保証にプラスして延長の保証を申し込んだ記憶がある。 「保険会社の方から登録いただいております番号に保険の案内のお電話をするように手配してもよろしいでしょうか?」そのようなことをちょっと早口で言うので、つい「はい」と答えてしまった。 電話を切って少し冷静になって考えてみると、生命保

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          LOMOってた日々

          今よりもフイルムカメラが支持されていた頃。トイカメラなるものの流行がありました。例えば総プラスチック(レンズも)、完全手動操作など不自由だけどそれが魅力のカメラたち。その中で「LOMO」というロシアからやってきたトイカメラは、露出オートで一見コンパクトカメラ風のデザインだけど、ピントは目測でしかもレンズの性能のおかげで写真の外側がなぜか暗くなってしまうという素敵なカメラ。そういえば画像編集アプリに「LOMO」ってコマンドがあったりするけどそれはこのトイカメラのこと。 そのL

          LOMOってた日々