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【詩】暗闇の答え

あなたがもし暗闇の中で立ち尽くしてしまった時、
上下左右も分からぬ漆黒の空間で、いくら目を凝らしても、
その先はただただ真っ暗で、何も見えないと思うかもしれない。


しかし、本当にそうだろうか?



よく耳を澄ませば何か聞こえてくるのではないか。


じっと感覚を研ぎ澄ませば、風を感じることが出来るのではないか。


その肌に意識を集中させれば、温かい熱を感じられるのではないか。



目を凝らせば、暗闇の先にある光を見つけられるのではないか。


その目で注意深く周りを観察し、その頭で冷静に事態を分析すれば、
必ず何かヒントは浮かび上がってくるのではないだろうか。



希望を見出せないと思うような状況でも、絶対にあきらめるような事はしないでほしい。


自分を見捨てるような事をしないでほしい。



絶望的な状況にいれば、誰しも不安と恐怖で何も考えられなくなってしまうだろう。


しかし、そのまま恐怖に溺れてしまっていては、助かるものも助からなくなってしまう。



暗闇の中にいる時、どんなに恐ろしくても、決して焦ってはいけないのだ。



呼吸を整え、肩の力を抜き、ゆっくりと目を開き、その暗闇をじっと見つめよう。



そうした時、あなたの内側から微かに光が浮かび上がってくるはずだ。
その光が、未来を切り拓く大きな一歩となるだろう。



どんなに恐ろしい漆黒の闇が続くような状況でも、
あなたの心に光が灯る限り、真の暗闇が訪れることはない。



あなたが愛と勇気を忘れない限り、
誰もあなたを暗闇の底に沈めることなど出来やしないのだから。



もしあなたの心の火が消えそうになっているなら、
私が火を灯してあげよう。そうして一緒にここを抜け出そう。



世界はこんなにも光に溢れているのだから。