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【書籍紹介】べつに怒ってない

こんにちは、天音です。

久しぶりの読書感想記事。
久しぶりすぎてどう書けばいいのか悩みます。

今回紹介する本は武田砂鉄さんの『べつに怒ってない』(筑摩書房)です。

日経MJに連載されている「武田砂鉄のそもそもそれって」というエッセイから、123本が選ばれて書籍化されたもの。
見開き1ページで作品1つ。とても読みやすい文量と構成でした。

あと表紙のインパクトが強すぎますね。
読んでいると、なんかこの絶妙な顔をしたウサギが絶妙な文章で語りかけてくれている感じがしてくるんです。
ちょっと不思議で若干居心地の悪い体験ができますよ。

傘を差しているときのすれ違い方。たまにお見合いしちゃうことありますね。わたしは傘を上げ下げするんじゃなくて、斜めに傾けるタイプです。肩が濡れることもあるけど……。
ゴミ捨てのタイミングや、カフェでの出来事。
そういった日常のちょっとしたことが、もう目を凝らしまくって書かれています。

自分も共感できるものからそうでもないものまで、いろんな「考えすぎちゃったこと」が詰まっている本でした。

「へー、そっかあ。わたしはこうかなあ」と呟ける、反論するんでも同調するんでもない曖昧な感覚が、自分の日常に意識を向けるきっかけになったと思います。


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