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悪いところがひとつでもあるうちは自分をキライでいるべき(…からの…?) ~私とべきべきワールド③~

「~べき!」に縛られて自分にOKが出せなかった私が、少しずつ「べきべき」から解放されていくお話(コミックエッセイ・全3話)

「私は~するべき」「私は~であるべき」という、
自分が勝手に作った『べきべきワールド』がテーマです。
かつての私と同じように「べきべき」で苦しんでいる人、そして自分自身にも、
「自分にOKを出していいんだよ~!大丈夫だよ~!」ということを伝えたくて描いた漫画です。

最終話である第3話の「べきべき」は「ひとつでも悪いところがあるうちは自分をキライでいるべき」
なかば妄信的に「私は私がキライ」と思うことが習慣化していた私が、
「やっぱり自分のことスキなほうがいいかな」と思い、
でもなかなか「スキ」になれなくて…と、こじらせていくお話です。

1話、2話を受けてのまとめにもなっています。


漫画では14ページですが、
私がこの「解脱(?)」に至るまでには実は何年もかかっています。

2話のところで描いたように、私はPMS持ちで
気分の落ち込みが激しくなるときが多いです。
また、別のコミックエッセイで描いたのですが
発達障害グレーゾーンの診断が下っている人間なので、
「白か黒か」「ゼロか100か」という極端な思考に陥りやすいのはある程度はその特性が絡んでいるのかなと思います。
「なぜかわからないけど、皆は軽々こなすのに、私はできない」という場面もそれなりに経験してきているので、「よくわからないけど、私はダメな奴だ」という思いは蓄積してきていました。

要は、とてもこじれていたのです。

第一話の「麻婆豆腐のモトを買い忘れても大丈夫だった」とか
第二話の「一日横になっていても大丈夫だった」とか、
そういう「大丈夫の経験」の積み重ねがあってこそ、
この第三話でやっと
「部分否定でもいいんだな」
思えるようになったのかな、と思います。

「自己肯定感」っていう文字面から
「自分を全部好きになろう」と思って空回りした私ですが、
本当の「自己肯定感」の意味ってたぶん、
「ダメなところも苦手なところもあるけど、
 そういう自分をまるごと認める」
っていうほうが近いんですね、どうやら。

「もういいや!私は私のダメなところを
 はいダメですね!困りますね!イヤねぇ!
 って思ってるから、それでいいや!」
っていう開き直りが、
実は「まるごと認める」に近かったんだとおもいます。
なんたる遠回り…!!

まだまだ落ち込むことはあるし、
ADHDにもPMSにも勝てないし、
色々やらかすけど。

「好きでも嫌いでもない自分」とこれからも付き合っていきたいと思います☆

おしまい♪


この「べきべきワールド」は3話で一応完結ですが(コンテストに出したものです)、
この「べきべき」な話題はまだまだエピソードが沢山あるので
追い追いまた描いていけたらいいな☆
今、出産レポートも描いているので、そちらもnoteに載せていきたいです。
そして「好きな映画」についてもぽつぽつと描いていっているので、まとまってきたらnoteにまとめる予定です。

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