自閉症&不登校児の工作 写真展4
息子は自閉スペクトラム症です。
今は春、息子にとって心身ともに苦手な季節でもあります。(他にも…というか大体の気候変動が苦手なのですが…)
まず、気候の変動が苦手。それから、草木が芽吹くパワフルなエネルギーにあてられて疲労感がスゴイ。極めつけは、卒業や入学などの環境が変化するイメージが強い季節なので不安感と恐怖感が強まる。以上の事から、生活スタイルは何も変化させていなくても、勝手にどんどん精神面が悪化していく恐ろしい季節なのです。
そんな中でも、心の調子が良い時には、ライフワークの一つである工作に取り組んでいます。
急激に調子が悪くなって、上手く作り上げられなくなってイライラして泣いてしまったり、食欲不振が始まって寝込んでしまったり、強い焦燥感から工作に集中できなくなってしまったり…
なかなか落ち着かない毎日ですが、それでも息子は頑張っています。
今回も息子の作品写真をいくつか掲載いたします。工作作品 写真展 第四弾!!
2丁拳銃
同じ材料を集めて、同じ作り方で拳銃を2丁作りました。
息子の工作は、廃材ばかりから作るのですが、よく同じ材料がちょうど良く見つかったな〜と感心しました。
両手で拳銃を持っているだけで、カッコ良さが何倍にも膨れ上がりますね!
「カッコ良すぎる〜!!」と身悶えしながら喜んで遊んでいました。
バルキリー
コレ、北欧神話のバルキリー(ワルキューレ)を真似て、ウルトラマンソフビ人形に羽をつけたものです。
割り箸を骨組みにして、紙で羽の形を作って仕上げています。
息子はゲーム実況動画を観るのが大好きなんですが、特に2BRO.さんの動画を観るのを日課にしています。(観るゲームの内容は選んでいます。ホラーはNG。)
今回のバルキリーは、2BRO.さんのTABSの実況を観ていた時に出てきたキャラクターの一つなんですよねw
マイナーなキャラなのですが、ソフビ人形のサイズ感に合わせて、上手に羽が作れていると思います。
レストラン開店
息子オーナーのレストランが開店しました。
中央のテーブルにはテーブルクロスをかけ、ぬいぐるみの2名のお客様にはシャンパンをご用意。
上部には、ムーディーなランプを灯して、イイ雰囲気を演出。
忘れちゃいけないのが、コロナ感染対策の換気です。ランプの右横に換気扇も置いて空気を循環しています。
カニの一生
紙コップ8個を使用して、カニのハサミを両手に装着。カニになりきりますw
自分でカニの罠を仕掛け、カニになりきって罠にかかり、捕まえられたカニが、「ピンポーン!カニのお届けで〜す!」って配達されるまでの大変シュールな再現遊びをしていましたw
息子、カニが大好きなんですよね。
お届けされたカニになりきって、床の上を力なく寝そべりながらも、まだ息があるという設定なので、弱々しく動いている姿が何ともシュールで面白かったですw
再現遊びとは
多くの自閉症児によく見られる遊び方の一つです。
ビデオの巻き戻しのように、自分の目で見たもの、その日経験したこと、空想上の出来事などをそのまま「再現」 する遊びのことです。
「ごっこ遊び」 とは異なって、まるで脚本に沿って一連の決まった流れを監督しているような状態の遊びです。テレビ番組・絵本などの登場人物のセリフや行動を覚えて再現します。自分が作った空想上のパターンを再現するのも再現遊びになります。息子は空想上の再現遊びが多いです。一語一句決まった流れやパターンで忠実に自分で再現することはもちろん一緒に遊ぶ相手にも忠実に再現することを強要したりお願いしたりします。
ごっこ遊びは、相手の反応に応じて臨機応変に合わせて遊びを発展させていきますが、再現遊びは、相手の反応に応じて変化することがないのが特徴です。
息子も家での一人遊びの時だけでなく、療育での活動でも、ごっこ遊びは大変苦手で、もっぱら再現遊びをしたがります。そんな再現遊びは、息子の考えるシナリオ通りに進まなければならないので、母である私も部外者です。再現遊びを発展させ、充実させる最高のアイテムが工作というわけなのです。
息子の楽しさ、幸せ、元気な証拠である工作作品。またご紹介しますね。
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