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自閉症&不登校児の工作 写真展25(フィギュア遊び)

先日、我が家の洗濯機が危機を迎えまして…

少し前から、洗濯する度に、洗濯機とは思えない変な音を出すようになって…

あまりにも大きな音なので、洗濯中に爆発でもするんじゃないか…と怖くなったので、仕方なく洗濯機を新調する事にしました。


電機屋へ夫と息子と3人で行ったのですが…

感覚過敏の息子には、やはりツライ場所です。

全体的に眩しいですし、大きな音がそこかしこから聞こえてくるので、ものすごく疲れてしまうのですよね…

ですが、洗濯機が無い生活は、私には考えられない(3人家族ですが、息子がお漏らししたり、外出から帰るとすぐに着替えないと気が済まないので、洗濯物は多いのです…)ので、頑張って買い物に付き合ってもらいましたよ。


その代わり、息子の希望でオモチャ売り場に連れて行きました。

お小遣いで、ずっと欲しいと言っていたコチラを購入して、ご機嫌でした。

帰宅してから、早速、色々なポーズを取らせて遊び始める息子。

とっても楽しそうで、ポーズが出来る度に見せてくれました。

今回は、工作ではないのですが、そのポーズの一部を掲載します。


私が投げ飛ばす!

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このアクションフィギュアは、全身17箇所が可動し、様々なポーズを取らせることが出来るのですが、なんと、指も動かせるんですよね!

なので、怪獣の角を掴むという動作も再現できる優れモノです!

この怪獣は、みんなの不安や嫌な気持ちを表しているのだそう…

それを、ウルトラマンが投げ飛ばしてくれるっていう素敵な設定です!


恐竜の調教師

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ウルトラマンですが、恐竜の調教を始めましたw

もし、恐竜が暴れてしまっても、ウルトラマンだったら問題ないですね。

指を指す方向、自分が向いた方向へ進むように練習しているところだそうw


ティラノザウルスライダー

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恐竜の調教を始めて、ついにティラノザウルスにまで乗れるようになりましたw

ティラノザウルスはパワーがあり、スピードもあり最強だとか…

足にミサイルなどを装着して、戦いに備えているという設定だそうです。


このアクションフィギュアですが、ただ、色々なポーズを取らせて遊ぶということだけじゃなくて、実は息子にとって素敵な情報をもたらしてくれました。

それは、体のパーツの動きを客観的に触りながら理解できるということです。

息子は自閉スペクトラム症の特性、また発達性協調運動障害による不器用さがあり、ボディイメージが弱く、自分自身の身体の大きさや動きなどを把握する力が乏しいのです。

例えば、目で見える身体の部分はハッキリと認識できていますが、目で見えない背中、後頭部などは認識が甘く、目で見えてない部分はまるで存在していないかのように錯覚しているので、常にあちこちに身体をぶつけがちです。

そんな息子に、体のパーツ・動きを意識させながら遊べるのが、コチラのアクションフィギュアだったわけです。

遊びながら、自分も同じポーズを真似てみたり、動きの模倣の練習になったりもしています。

オモチャではあるけれど、息子にとっては、それ以上の価値もあったわけです。

面と向かって教えるって簡単なようで、実は難しいことが多いので、遊びながら自然に楽しく、色々なことを覚えていってもらえるように、今後も工夫が必要だなぁと改めて気づかせてくれたオモチャでした。


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