ふなと愛|愛ことばクリエイター

カナダバンクーバー在住のコピーライター・絵本作家・世界が変わる研究生。幸せってなんだっけ研究所所長。2歳児の息子を子育て中。座右の銘「ことばのいのちは愛である」Website http://ai-love-kotoba.com/

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    • Ai+Kotoba Creation

      愛とことばで描く “たましいの肖像画” じぶんに問いかける。誰かとことばを交わす。物語という名のカタチにする。《Ai+Kotoba Creation》は、“ほんとうのあなた” に逢いに行く小さな旅。ワクワクしながら、ときには涙しながら。あの日の涙を、愛する人への感謝を、抱き続けてきた想いを、世界でひとつの小さな物語に代えて。あなたという存在の “たましいの肖像画” が、過去を癒し、未来を照らし、今を生きるための灯になるように。 HPはこちら https://peraichi.com/landing_pages/view/aikotobacreation

    • Ku:Cafe in Vancouver

      ひととき宙に浮かぶ気球のように、一杯の珈琲と共にふわりと旅する12のこころ。 バンクーバーに実在するカフェを舞台にした12のショートストーリー。 挿絵は愛知在住の画家/音楽家原田 章生氏。

    • この宇宙の片隅で

      うつくしき小宇宙の創造主、絵描き・ヨガインストラクターMoeちゃんの絵から生まれたちいさなものがたり。 【ポストカードSHOP】 https://moemuta.thebase.in/ 【オーダーメイドの絵やイベントのご依頼は】 https://www.instagram.com/moemoeko1203/

    • 映画・小説・かんじたことことばに

    最近の記事

    わたしが世界に望むこと(Demi)2022

    1_わたしが世界に望むことは、 この星のすべて(人、動物、植物、鉱物、人工物、etc…)が 持って生まれた役割を生かし合い 魂の目的を100%開放しすることで 誰ひとり、何一つ取り残さず 余すことなく循環する世界です。   その世界で、お金は必要ありません。 すべての人が自分の愛(資質・才能)を開放していれば お金も契約も、介在させる必要がないからです。   その世界に、ゴミは存在しません。 すべての物が大地から生まれ、大地に還るのであれば もしくは すべての物が誰かに愛さ

      • わたしは光となって わたしは母となって

        冷たく かたい蕾の中で 冬に 閉ざされている 花弁 自分が 誰なのかも わからずに わたしは 雨となって 震える葉を 濡らそう やがて 春が来て いのちは 漲り 堪えきれずに 花開く 世界を彩る 悦びに 震えながら 嵐の夜に 生まれ出て 荒ぶる雲に 囚われた 満月 その輝きで 誰を包むことも 叶わずに わたしは 風になって 鈍色の雲を 晴らそう 裸になった 月は 微笑んで 月光の竪琴で 子守唄を 奏でる 夜の世界 すべての子らを 腕に抱いて この世に 忘れ去られた

        • Momo @ Buzz Cafe on Homer st._Dec. 16th 5:55p.m.

           モモに会ったのは、去年の冬の終わりのことだ。  今どき、80’sのハードロック好きな女がいると、同じクラスの奴が紹介してくれた(そいつはTheBeatlesの熱狂的なファンだったが、後から聞いた話ではモモにフラれたらしい)。  待ち合わせ場所のカフェテリアに向かうと、エントランスの外にモモは立っていた。朝から寒い日で、雪が散らついている。小さな体が分厚いダッフルコートに埋もれているように見えた。 「これ」  あいさつもなく差し出された紙袋はずっしりと重く、昔の音楽雑

          • Mari Nov. @ Lost + Found on Hastings st._11th 3:15p.m.

             橋を渡っている。深く濃い霧に遮られて、向こう岸は見えない。どこにたどり着くのかも知らないまま、歩いている。  霧の向こうから、誰かが近づいてくる。やがて、触れられるほど近くまでやってくる。だけどいつも、顔だけが見えない。 「誰?」  塗り重ねられた記憶の底のある一点が、ひとつの像を結ぶ。懐かしさと、哀しみに染みた色が胸に広がり、霧の粒子の一粒一粒を満たしていく。  いつも、そこで目が覚める。  その日は、夢の中と同じように深い霧だった。  気まぐれな晴れの日が続

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            Yukihira @ Urban Fair in Coal Harbour_Oct. 23th 11:45a.m.

            「どうしてそんなところに座ってるの」
  突然声をかけられて振り向くと、見たことのない女が立っていた。  水曜日、少し早めの昼休み、コールハーバー沿いのUrban Fairでデリとコーヒーを買い、レジ横のカウンター席に腰をかけてから30秒後のことだった。  フード付きの青いコートにブーツ姿の彼女は、歳のころは三十を少し過ぎたくらいだろうか。厚みのある唇につんと小高い鼻、決して大きくはないが、一瞬引き込まれるような瞳が、まっすぐに雪平を見つめている。  素早く脳内の記憶

            この宇宙に たった一人で すべてのわたしのために

            あぶくみたいに 生まれては消える 日々のうたかたを 手のひらに乗せて じっと見つめてみるの ひらきたての花弁の上で 憩う雫 あ、小さな虹 いのちの一欠片 月に絆されて 砕けては散る 涙のしぶきで ペンの先を濡らして 描いてみるの 夜の波に揺れる クラゲのダンス あ、絡まる触手 世界の一欠片 こぼれ堕ちていく 光と闇を 抱き寄せては 紡いで 流れ去っていく 色と音を 捕まえては 繋げて 誰も 見てなくても 宇宙は見てる 誰も 聴いてなくても 宇宙は聴いてる

            聖母と侍とサルサとブルースと

            荒野に 聖母 一人 天の果てを 憂い 白い腕を 広げる  その声が 紡ぐは 子守唄か 鎮魂歌か 雪原に 侍 一人 地の果てを 睨み  銀の刀を 抜く その切っ先に 滴るは 血か 涙か 荒野に 風が通る 縛るんじゃ ない 抱きしめる ために この腕は ある 雪原に 風が舞う 斬るためじゃ ない 守るために この刀は ある 言い訳という名の 暴力で タテマエという名の 狼藉で 踏み躙るな どうか 誰よりも 何よりも 美しい 愛おしい いのちを その

            Ichigo @ JJ Bean on Alberni st._ Sep 20th 8:25a.m.

             Alberni沿いのJJ Beanが好きな理由はふたつある。ひとつはガラス張りの2階席から通りが眺められること。そしてもうひとつは、ハムとチーズをはさんだTurnover。  『Turnover:転覆、どんでん返し』。このおかしな名前の、だけど意外と美味しいものの存在を教えてくれたのはChrisだ。  Chrisとは半年前に卒業した英語学校で知り合った。 「きみの靴、いいね。イチゴみたいで」  それが彼の第一声だった。赤に白のドットが入ったエナメルのサンダルは確かに

            天使の鈴

            眠り続けてたんだ まっくら闇の中で ずっと   なにも 見えない  なにも 聞こえない ここは どこなのか 自分は 誰なのか すっかり 忘れてしまった りんりん りりりん 聞こえたんだ ある日 その音 きみの声 りんりん りりりん 凍てついていた 躰が 呼び醒まされて 見上げると またたく 無数の 星たち 闇の中でさえ ただ 輝いて 閉ざされていた この目に 光を 映して りんりん りりりん あ、また 揺れて 震える 誰も 呼ぶことのなかった この名

            Asami @ Tree Organic Coffee on Granville st._ Aug. 9th 4:33p.m.

             海に行こうと誘ったのはLioの方だ。  週末は晴れる。気象予報士並みに雲を読む彼がそう言ったから、なによりも大好きなスイーツの誘惑をことごとく振り払ってきたのに。(それがどれほどのことなのか、男子という生き物には一生わからない)。  なのになんでわたしは今、騒々しいカフェの窓際のカウンター席で、ホイップクリームがたっぷり添えられたチーズケーキを目の前に、退屈そうに通りを眺めているのだろう?   30分前までは、タンクトップの下に買ったばかりの水着を着て、ベッドルームの

            ママの幸せ地図

            描いた未来が ここにある ハズなのに 朝から バタバタ ため息ついて 呟いてる 「わたしの幸せ、どこにある?」 イライラ ガミガミ つい怒鳴っちゃう 疲れて本日 インスタントラーメン だけど やっぱり ママってすごい 抱っこしながら 掃除洗濯 睡眠不足で お料理お仕事 子どものためなら 命をかけて飛んでいく ママの笑顔は  アマテラス おうちの太陽 だから扉開いて ここにおいでよ ほっこり 心にあかりが 灯ったら 幸せの地図 もう一度描こう いつだって 素敵

            Tomo @ Earnest Ice Cream_Jul. 16th 4:44 p.m.

             納骨の日、初めて母の骨を見た。淡いピンク色の珊瑚みたいだった。骨壺からいくつか骨を取り出すと、持ってきたジャムの空き瓶にそっと入れた。  毎年夏に煮るマーマレードを入れるために、母が取っておいた瓶だ。その瓶の中に今、母の骨が入っている。  台所でせっせと洗っている時、母はまさか自分の骨がその瓶の中に入るとは思っていなかっただろう。でも、これは母じゃない。母の、ただの抜け殻だ。思いながら、涙が頬を伝った。  熱帯のような夏の日本からバンクーバーに帰ってきたのは、それから

            アラブレ・カタブラ

            制服で包んだって 隠せやしない きみの 大いなる 混沌 嗤え 蟲たちの 阿鼻叫喚 詠え 魂どもの 狂喜乱舞 呼び醒ませ 荒ぶる女神 天女の羽衣 引きちぎって ハダカで 世界に Dive スーツで覆ったって 誤魔化せやしない きみの たぎる 情熱 揺るがせ 五臓六腑 肉体の門 天照らせ 森羅万象 御霊の社 呼び醒ませ 荒ぶる女神 天空の剣 投げ捨てて ハダカの いのちと Drive 怖くない さあ お手を拝借 空っぽの掌 だからこそ すべてを 攫める 震えてもい

            何が起きるなんてわからないこの世界で 最高のわたしを生きるためのただひとつの魔法。

            もう 二度と 笑うことなんてないって 思ってた 生きてるっていったって ただ 息を してるだけで いつ 消えたっていい 消えてしまえば もう一度 あの子に 逢える 氷の下で 眠り続ける 凍てついた こころ もう 何も 聴こえない 聴きたくないの 耳を塞いだ そのとき 降りてきた あの声 「ママ、笑って」 それは 音楽 わたしのこころを 溶かすための くちびるの端を 少しだけ 上げて それは 魔法 何があっても大丈夫 この星で 生きていくための たったひとつの

            楽園へいこう

            焼け爛れた 朱い空に浮かぶ あれは 太陽か 月か  千切れ飛ぶ 雲の破片 消滅する 星の飛沫 見上げれば そこに 終末 「さあ 逃げて」 誰かが 囁く 耳の奥 渦巻く螺旋に 靴音が 響く  「誰」 答えは ない 僕は 立ち竦む 朽ち果てた 地平に蠢く  あれは 蛇か 鬼か 侵食する 幾千もの触手 増殖する 幾億もの細胞 見渡せば そこに 終末 「さあ 逃げて」 誰かが 叫ぶ 髄膜の奥 沸き立つ海に 波音が 響く  「誰」 答えは ない 僕は 立ち眩む

            Luna @ Breka Bakery on Robson st._Jun. 23th 00:15a.m.

             満月の夜は眠れないので、ベッドから抜け出して通りに出る。ネオンが消えた午前0時のRobson streetに、さらさらと小雨が降っている。  24時間開いているBreka Bakeryは、真っ暗な海に浮かぶボートの灯り。どこで眠ればいいのかわからずに難破した人々が、ひとときの甘さや温もりを求めて打ち上げられている。  わたしもその一人。  ショーケースに並ぶ色とりどりのケーキの中から、毒々しいチェリーを乗せたBlack Forestと、ダブルショットのエスプレッソをオ