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882 たくさん持ったあとでの取捨選択

こんにちは!
(一社)全日本ミニマリスト協会です。

【たくさん持ったあとでの取捨選択】

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企業の防災コンサルタントをしている僕ですが、
防災において大切なことは、いかに「選択肢」を多く持っておくかということ。

知識を得ることはすなわち選択肢を増やすことであり、その選択肢の中でもう一歩先を考え、
《自分はまず何をするべきか》を考えておく必要があります。

というのが、人は選択肢が多すぎると《何も選ばない》という選択をする習性があるので、選択肢が多すぎると災害時にはパニックになって何もできなくなるのです。

つまり、平和な何もない時には知識として増やす選択肢を得て、そこから災害時には何をするべきかをあらかじめ選んでおくことが大切になるのです。

お金と同じようなイメージで、投資の知識が無ければ、ただ貯金をするだけという選択肢しかないため、それ以外の選択肢がないことになります。
しかし、お金についての勉強、投資についての関心があれば知識をつけることができ、貯金か投資かという選択肢を得ることができる。

その選択肢の中で、《どちらが自分に良いか》を深く考えることができるのです。

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物も同様で、手に入れることはある意味では選択肢を増やしていることに繋がります。
服がわかりやすい例でしょう。

2着の服と、10着の服だとどちらがコーディネートの幅が広がるか。
答えは明白ですが、2着が良い、10着が悪いというお話しではなくて、手に入れた先に《自分に合うミニマリズム》は何なのかを考察することが大事になってきます。

多くの人は、手に入れたら手に入れただけでそのままになってしまいますが、ミニマリズムを学んでいるならばもう一歩先を考えてみてはいかがでしょうか。

服はあくまで例えの話しですが、もし今たくさん服があって数年着ていない服があるならば、手放すことを視野に入れても良いかもしれません。

手に入れたこと過去は経験として、今一度服を厳選して、本当に必要な服、大好きな服だけを所有してみたら感じる感覚が変わってきます。

手に入れることは誰でもできるのですが、そこからさらに選ぶことはあまりしないのです。

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ミニマリズムを意識すると、手に入れてはいけないと思いがちですがそんなことはありません。
手に入れる喜びは、手に入れてからでないとわかりません。
一時の物欲が決して悪いわけではなく、たまには勢いで手に入れることも大切です。
そして、そんな経験が未来の自分の軸を形成することに役立つのです。

手に入れてきたからこそ、自分に必要か不要かを改めて考えることができるのであって、手に入れていない物を最初から『自分には絶対に合わない』と決めつけるのは時期尚早なのかもしれません。

かと言って、何もかも手に入れてよいわけではなく、そこは自分の価値基準にあった物を手に入れていく必要があります。
そのバランスは、我がのみぞ知る感覚でしょうか。

食わず嫌いより、食った嫌いのほうが自分が納得することができると思います。
やらずに後悔より、やった後悔のほうが軽いとも言われているので、それに似たような感覚で手に入れることも生きる上では大切な無駄なのです。

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ミニマリストは無駄なことを排除する考え方が根底にはありますが、すべての無駄を排除してしまうと人生がつまらなくなります。

無駄なことを無駄だと思いながら、無駄を楽しむこと

これこそが人生に潤いを与え、人たらしめる一因だと思います。
むしろ、何が無駄で何が無駄ではないのかがわからないからこそ、今目の前にあることを一生懸命にやることが大切であり、将来の自分から見た今の無駄を活かすのか殺すのかは自分次第でしかありません。

生きるために必要な物はすべて持っています。
かと言って、では何も手に入れないのかと言えばそうではない。

しかしながら、物に振り回されている人が多いのはこれも事実。
自分に合ったスタイルでミニマリズムを確立し、自分が生きやすいミニマリズムこそが本質になるのです。

今の世の中は便利なので、ほぼ誰でもなんでも手に入れることができます。
そんな世の中だからこそ、自分が本当に必要な物を見失っている。
もっと多くのことを取捨選択し、自分が本当に大切な物が何なのかが把握できたら、物に振り回されることは少なくなるでしょう。

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