967 一日一捨は、何の意味があるのですか?
こんにちは!
(一社)全日本ミニマリスト協会です。
【一日一捨は、何の意味があるのですか??】
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たまにある質問シリーズです。
世界一有名な投資家、ウォーレンバフェットは言いました。
『誰もがすぐに、お金持ちになろうとする』
ミニマリズムも同じで、すぐに物をたくさん捨てて快適空間で暮らしたいと思うし、多くの人が一日にたった一つを捨てたところで何の意味があると思うものです。
しかも、やったことがない人ほど「それをやる意味」をすぐに求めるし、コツを知りたがるし結論を知りたがる。
まだゴールに行くまでの道のりを歩き出してもないのに、すぐにゴールに到達しようとする。
まるで何もしていないのにダイエットして体重を減らしたいと言うかのごとく。
ダイエットしたいならば、まずは運動すること。
ただぐうたらと毎日ただ食べては出しての繰り返しの中に、運動を取り入れないと、スタートも切れません。
一体、一日一捨の効果はあるのかないのか、どちらだと思いますか。
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僕が過去に見ていたドラマで、教師と生徒の会話でこんなのがありました。
僕個人的にはすごく好きなやり取りです。
生徒「こんなことをして、何の意味があるのですか?」
教師「こんなこともできないお前が、他に何ができるんだ?」
昔のドラマなので少し語気は強いし、時代に合わないかもですが、
この言葉は的を射ていると思います。
むしろ、僕が学生の頃に言われたかった一言でもあります。
僕は学生の頃からひねくれていて、それをやる意味とか、それをやった先に何があるとか、受験にどう繋がるのか、という一面しか考えてなかった傾向にあります。
今になってわかるけど、それをやることに意味があるのかないのかは、自分次第。
やる意味を見出すのも、やることを無意味にするのも、全部自分次第なんですね。
当時の僕は、愚かだったと今になってわかります。
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話は戻して、物を手放すというのは、まず小さな物を手放せるようにならないと、大きな物を手放すのは相当な苦労が必要になります。
なぜなら、手放すことに慣れていない人が多いから。
ゴミを捨てる感覚とはまた別です。
必要と不要を精査して、自分の頭で考えて、自問自答して、
「自分は、どうしたいのか?」の視点に立って物と向き合ってみる。
その先に、本当に必要か不要かが見えてくるのです。
物と向き合うことをすることがない人は、いざ向き合ってみるとこれが大変。
自分が本当に必要な物はわかっていないし、不要な物もわかっていないケースが多々あります。
その感覚を磨くために、《一日一捨》が必要になってくるのです。
物を手放すことは、訓練です。
トレーニングです。
一日に一つでもいいから、小さな物でもゴミでも自分の頭で判断して、物を手放す感覚を身につけていく必要があるのです。
繰り返し考えることで、自分の判断軸が明確になっていき、手放す経験が蓄積されていきます。
さらに、人の感覚的な話で、過去に一度でも手放したことがある物は、感覚的に覚えているので残すのか捨てるのかを判断しやすくなると言われています。
つまり、今まで溜めてきた物をしっかりと考えて手放し、その経験を蓄積していけばこの先の未来にもし同じような物を手放すか残すかを考えたとき、時間がかからずにすぐ答えを出すことができるということ。
以前に手放したからこの先ずっと手放すというわけではなく、思考や判断軸が明確になっていくから、時間もエネルギーもそこまでかけることなく判断することができるようになるということです。
ミニマリズムは、ダイエットに似ています。
ダイエットはすぐに効果や結果は出ません。
なぜなら、今まで何もせずに溜め込んできた脂肪があるのだから。
その脂肪を無くそうと思ったらそれなりのエネルギーと時間が必要なのです。
それなりのテクニックも必要、方法もノウハウも必要。
ミニマリズムもそれと同じ。
今まで自分が溜め込んできた無数の物があるのだから、時間とエネルギーをかけて手放していかなければならないのです。
そのスタートが一日一捨で、あくまできっかけに過ぎません。
物を手放すことは、心を鍛えること、心も追いつくこと、心を整えることにつながるのです。
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