たくさんやめたことで見えたもの

25年間生きてきた中で、人よりも「やめたこと」が多い気がする。大学をやめたし（編入後、卒業はできた）、取り組むのをやめた事業もたくさんある。

正直、やめたことが多いことは誇れることではないが、たくさんやめてきて良かったなと思う。言ってしまえば、いろんなものをつまみ食いしてきた状態。浅く広い知識が僕の中には残っている。

初対面の人と話すとき、ほとんど会話に困らなくなった。何かしら話す内容はあるし、遠い接点だとしても共通点を見つけられる。「実は昔、〇〇をやっていて〜〜」と言えるのは、ちょっとでも取り組んできたから。

何かしらで挫折した経験があるから、大変な部分も理解できるし、寄り添える。目の前の人と大変な部分を共有できたとき「たくさんやめてきた人生で良かったな」と肯定できるようになった。

好奇心旺盛で、ある程度行動力もある自分。興味があるものはすぐにやってみるタイプ。面白いものは続けるし、違和感を覚えたものにはストップをかける。

急発信したかと思ば急ブレーキもする。

僕の行動変遷を知っている人たちからは「猪」とも呼ばれる。

その通りすぎてぐうの音も出ない。

今後もいろんなことをやってみて取捨選択をするんだと思う。その中で何が残るんだろうか。続くものはとことん続けるタイプ。「これだ！」と思えるものに出会えるのを楽しみに生きていきたい。

▼▼おばた・プロフィール▼▼