安易な言葉が努力をぶった切る
「その作業って“簡単に”できますか?」
『(自分にとっては簡単ではあるけど…。専門外の人にとってはややこしい作業だしなぁ…)簡単にできると言ってしまうと語弊が生まれるのですが、短時間でできます』
ちょっと強い言い方になってしまったことは反省するとしても、言われた言葉に引っかかってしまった。
いろんな経験や勉強を重ねたから、今は短時間で対応できる。自分にとっては労力が必要ではないことではあるものの、初心者にとっては少し戸惑う作業。果たして“簡単”という言葉で片付けてしまっていいのだろうか。
この出来事と似たような事例がある。
アイデアに対してあれやこれやと文句だけを言う人。叩き台を作った人へのリスペクトを感じないパターンは最悪である。
丁寧に言うまでもないが、0から1を生み出した人が一番偉い。既に生み出されたものに批判するのは誰でもできる。
今見えている「点」の裏側にある背景を想像できる人にならないと。
ピカソだってこう言っている。
まさに!!!
周りの人としては「簡単に〜」とか「シンプルに〜」と安易に使ってしまうが、本人からするとシンプルに仕上げるのが一番難しい。
余計なものを削ぎ落とそうとすればするほど技術が必要になり、これまでの経験や技術が問われてしまう。
0から1を生み出すことへのリスペクト。自分自身が嫌な思いをした分、周りの人に投げかける言葉にはより一層気をつけないといけない。
リスペクトがあるかどうかはすぐに相手へ伝わる。
今に至るまでの背景や努力を想像して話せるように。言葉一つひとつを丁寧に扱っていきたい。
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