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逆算思考で人生を切り拓く。あんどう #3

自分の将来を切り拓いていくために、大学生・社会人関係なく様々な人にインタビューをする企画。第3回目のゲストは、あんどうさんです。

高校生のうちに目標を立ててそこから逆算することで圧倒的な成果を残し、営業やマーケティング、マネジメント職など幅広いポジションで活躍されているあんどうさん。大事にされている価値観などを伺いました。

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自立した女性になることを決意した高校時代

ーー簡単に自己紹介をお願いします。

私は1社目で投資用不動産の営業、2・3社目で人材紹介の営業を経験し、現在はSaaS系企業にてIS部門のマネージャー職/広報/少しだけマーケティングも兼務しています。


ーーここまでバリバリ仕事を頑張れるモチベーションや原体験などはありますか?

母の姿を見てきたことが大きいです。母は専業主婦だったために「私には学歴も1人で稼いで生きていく能力もない」と言われました。これにより、自立していないと一生我慢して生活していかなければいけないのか、、、と悟りましたね。

一方、テレビには自立しているバリキャリお姉さんとかが出ているのを見て、選択肢を持った自立した女性になりたいと考えるように。自立をするためにはどうすればいいか考えた上で、今後の目標を立てました。


普通のOLじゃなくて男性と同じフィールドで戦いたかったんですよね。どうすれば同じように戦えるかを考えた時に、「社長になる」「営業で好成績をとる」「役職者になる」という3つの選択肢が出てきました。その中でも社長は無理だし、ずっと営業はしんどいなと思ったので、この目標にしました。

「高校時代に立てた目標」
①30歳までに営業とマネジメントを学び市場価値を上げて、長く働けるようないい会社にいい条件で入る
②退路を断つためにも、28歳で東京に1LDKのマンションを買ってローンを背負う(普通の月給じゃ払えるくらいじゃ意味ないから少し重めのローン)


ーーハッキリとした目標ですね!目標を明確に立てることで良い影響などはありましたか?

良い影響ばかりでしたね。目標から逆算するクセがついたのと、いくら嫌なことがあってもめげずにやり続けられました。「1社目の目的は営業力を身につけること、2社目の目的はマネジメント能力を身につけること」などとハッキリ決めたのが良かったです。

目標が明確に決まっていなかったら絶対続かなかったと思います。ただ、目標から逆算したときに必要性を感じて自ら選択をしたということ、そして、そこで逃げたら人生計画がすべて崩れてしまうと理解していたため、食らいつくことができました。


ーー目標を設定する上で大事にしていることはありますか?

達成可能性があるということと自分が本当に叶えたい目標なのかどうか、ということですね。自分のなりたい像から逆算して、少し背伸びをすると届くような目標にすると良いと思います。


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新しいことに挑戦し続けないと満足できない

1社目で営業力、2社目でマネジメント力を身に着け、3社目に転職「①30歳までに営業とマネジメントを学び市場価値を上げて、長く働けるようないい会社にいい条件で入る」の目標を達成したときに、燃え尽き症候群になったんです。2社目に在籍していた際に、28歳でマンション購入も叶えていたため、頑張る理由が見えなくなりました。


また、2社目と3社目は同じ業界だったため、成長実感を感じることが出来ず、焦燥感に苛まれていました。そこで、自分は新しいことに挑戦し続けないと満足ができない人間なんだと気付いたんですよね。周りからの評価云々は関係なく、常に成長し続けたいんです。

だけど燃え尽き症候群で次の目標が見えておらず、どうしたらいいか迷路に入りました。そのため、私は以前から利用していたyentaを使ってたくさん(100人弱)の人とお会いして人生相談をしました。


ーー色んな人と会う中で何か発見などはありましたか?

ありましたね。「そんなに営業が得意ならフリーランスでやったら?」と言われたりもしました。自信がないなりに検討してみましたが、そもそも出来ることを増やせていない環境に対して焦燥感を感じて悩んでいたので、もし仮にフリーランスで成功できてしまったとして、絶対まだ同じ悩みに舞い戻ってくるなと思ったんです。自分が出来ることをやっているだけで、出来ること増やせてないってまた悩むなと。


外のひとには、そのひとに出来ることしか頼まない、と考えた際に、また武器を身につけて戦闘能力をあげるためには組織に属さないといけない、だから挑戦させてくれるところに行こうと思いました。


武器を身に着けて戦闘力を上げる

ーー今の会社を選ばれたのはどういう背景があったんですか?

いろんなひとからアドバイスをもらって自問自答を繰り返すなかで、自分には何の武器もないから武器を身に着けて戦闘能力を上げなければいけないという思いが強くなっていきました。エンジニア・マーケター・広報などの職種は業種や会社が変わってもある程度通用しますが、営業は商材や会社が変われば成果を出せないことも往々にしてあります。


自分にはたまたま人材や不動産が向いていただけで、ちゃんとしたBtoBの営業もしたことがない、どこでも通用するような専門的なスキルも全く持ち合わせていないと気づいたんですよね。そこで、次にやりたいことが見つかった際にその選択が取れるように武器を身につけて戦闘能力をあげておこう+次にやりたいことを見つけられるように、今まで関与してこなかった業界で知見を広げたいと思うようになりました。


戦闘能力をあげることを軸に検討するなかで今の会社と出会い、未知のIT業界/BtoB営業が出来ること/手を挙げたら任せてもらえる環境がある、が決め手となり、入職させてもらいました。


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自分がどんな持ち札を持っているかで選択肢が変わってくる

ーー「やりたいことがない」という人も多いと思うのですが、その場合はどんなキャリアを選ぶと良いですかね?

自分のやりたいことが見つかった際に、自分の可能性を潰さない選択をするのが良いなと思っています。そのときにその選択を取れるか取れないかは自分が持っているものや環境に依存するじゃないですか。


私の知人が、自衛隊パイロットなんですよね。高校から自衛隊の学校にいってパイロットになるという夢を叶えていて本当に素晴らしいし、高校から入っているので階級も高いんです。ただ自衛官って退官が50台前半なので退官後はみんな再就職をするのですが、再就職先として一般的なのは警備員とか清掃員とかで、、、

いくらここで階級をあげても、自分は社会に出たらなんの価値もないなと思ったみたいで。かと言って、大卒の学歴もない/社会人経験もない/営業経験もない、、、そうなると、転職したいと思ったとしてもそもそも書類選考すら受けさせてもらえないんですよね。


ーーシビアな世界ですね。

これは極端な例でしたが、だから私は自分の出来ることを少しでも増やして武器を身に着け、戦闘能力をあげておいて、選択肢を持てる人間になりたいと思うんです。


特に現時点でやりたいことが定まっていないのであれば、BtoB営業スキルをつけておくのが一番良いのかな?と思います。(あくまで私の主観です、、、)


お客様の意見を生で聴けるのでマーケティングの視点も見についてくるし、折衝力やコミュニケーション能力、受注というゴールや数字目標もつくのでKPIを逆算する習慣もつくのでは?と思っています。


将来から逆算して選択をする

ーー最後にこの記事を読んでいる方にメッセージをお願いします。

自分のやりたいことが見つかったときにその選択をとれるように、先を読んで「いまはまだやりたいことは明確に見つかってはいないけれども、汎用性高そうだからこのスキルを身に着けておこう」などというように、逆算して考えるようにした方が良いと思います。

ゼネラリストとかスペシャリストとか色々あるので一概には言えませんが、私はひとより秀でて優れているわけではありません。なにかにおいて突き抜けて成果をあげられるわけでもありません。だからこそ、少しでも出来ることを増やして戦闘能力をあげています!


LIFE SHIFTなどを読んでも、終身雇用は淘汰されつつあり、自分の足で立てる人間になることが大切なのかなと思っています。みなさんも出来ることを楽しみながら増やして、戦闘能力を挙げていきましょう!


おわりに

ここまで目標を明確に決めて真っすぐ走ってこられた方とお話をするのは初めてでした。それと同時に、結果を残せる人はここまで考えているんだと思いました。目標があるからこそ頑張れる、目標が毎日を頑張る原動力になる人も多いはず。特に今やりたいことがないなら、将来の自分を助けるために戦闘能力を上げていきましょう。

あんどうさんありがとうございました!



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