童心を持ち続けておもしろく生きる。いわおたいき #2
自分の将来を切り拓いていくために、大学生・社会人関係なく様々な人にインタビューをする企画。第2回目のゲストは株式会社アークティブ、いわおたいきさんです。
子どもと関わることによって自分の価値観を見直すことができ、今の仕事や生き方にも繋がっているといいます。今回は株式会社アークティブ、いわおたいきさんにお話を伺いました。
大学院に進むのが当たり前ではないと気付いた成人式
ーー簡単に自己紹介をお願いします。
福岡出身で、今年23歳になります。大学までは福岡にずっと住んでいて、今年の4月から大阪に来たんですけど、コロナをきっかけにリモートワークになって8月からまた福岡に戻ってきました。福岡の実家で今リモートワークをしています。結果として福岡に帰って来れて嬉しいです。
ーー学生時代について教えてください。
僕は工学部出身で、自分の大学の工学部の90%以上は大学院に進学するんですね。その中で自分も当然のように大学院に進学すると思ってたんですけど、成人式で他大学の人と交流をして。そこで初めて大学院に進む人が少ないことに気付かされました。
僕はどちらかと言うと勉強が好きなタイプではなかったので「じゃあ、お金(学費)を払って興味のないことをやるよりも、お金をもらってやりたいことをやった方がいいじゃん」という考えにシフトしていきましたね。
元々大学院も含めて学生生活は6年間の予定だったのが、4年間になってしまったためにすごく焦り出しました。「もう学生生活は半分しかないし、ちょっと物足りないぞ」という感じですね。その時に何か始めたいという欲が出てくるようになりました。
ーー2年は大きな違いですもんね。成人式の後はどうされたんですか?
NPO団体に所属するようになりました。元々学童保育のバイトをしていたこともあって子どもが好きだったり、色んな人と出会いながら新しい経験ができたりする、ということを聞いたので新しい世界に飛び込んでいきました。
子どもの価値観に触れたことが大きかった
ーー子どもと関わることで何か良い影響などはありましたか?
自分の価値観を見つめ直すきっかけになりましたね。結局子どもってめちゃくちゃ楽しそうなんですよ。一方で就活生や社会人は楽しそうな人が少ない。子どものときはみんな楽しそうに過ごしていたはずなのに。子どもの楽しそうな姿を見ているからこそ、就活生や社会人の姿が気になるようになりましたね。
ーー心から楽しめている人は少ないですよね。
子どもと接する中で「子どもが楽しめるなら大人も楽しめるはず」ということを強く思うようになりました。大人でも楽しんでいいんだという価値観を持てたのが今の生き方にも繋がっていますね。
ーーその中でも大事にしている価値観はありますか?
「童心を持ち続けておもしろく生きる」ということを大事にしていますね。自分の生き方・在り方を表す言葉だと思います。
「たいきさんが考える童心」
・自分の感情に素直になる
・周りに興味関心を持つ
・あそび心を大切にする
「やりたいからやる。やりたくないからやらない。」という子どものような気持ちを大事にしたいですね。大人も子どものような感覚を持つことが大事だと思います。
伸び伸びと個性を発揮できる社会があればいい
ーー子どもの価値観に触れたことが仕事選びに繋がったんですか?
そうですね。子どもみたいに伸び伸びと個性を発揮できる社会があればいいなと思っていて。自分はいわゆる「成長」ということにあまり興味がないんですよね。子どもって成長したいと思ってないけど楽しそうじゃないですか。シンプルに楽しいから楽しんでいる。まさに理想です。だからこそ「成長」とか「スキルアップ」とか押し付けたくないんですよね。
ーー「成長しないと」という思い込みによって苦しんでいる人もたくさんいると思います。たいきさんの言葉で救われる人もいるんじゃないでしょうか。
成長したいなら成長すればいいし、仕事を楽しみたいなら楽しめばいい。価値観の押し付けは違うと思うんですよね。1人1人が価値観を大事にする社会になればいいなと思います。
そうなった時に、価値観の押し付けなどがないバリ活(株式会社アークティブの事業の1つ)で働きたいなと思ったんですよね。それぞれの個性を認めてくれる空気感が気持ちいいんです。
自分の価値観が広がるのが成長
ーーたいきさんにとっての成長や働く目的などがあれば教えてください。
自分の価値観が広がるのが一番ですね。働いて初めて見える世界もありますし、働いてみて感じる価値観とかもあります。働いて何をしようというよりも、価値観を広げる手段として働いていますね。
今もNPOとは関わりを持っているので、仕事で得たことをNPOに還元して、NPOで得たことを仕事に還元して、のように全部を繋げていきたいですね。仕事は1つのパートでしかないです。
お金を介さなくても回るやさしい世界
ーー今後やっていきたいことなどはありますか?
自分が「これをやりたい!」と言ったら「いいねそれ!」と言ってくれる世界観を作っていきたいです。仲間というかファンというような存在を増やしていきたいなと思っています。どんな人にもその人なりの価値観があるので、価値観を認めて応援をし合いたいですね。
ーー最後に読んでいる方に向けてメッセージをお願いします。
お金は感謝の手段の1つであると思っているので、お金じゃない部分に価値を感じてくれる人と繋がっていきたいです。僕に興味がある方は是非お話しましょう!
おわりに
「成長」や「キャリアビジョン」という部分に苦しんでいた自分としてはすごく心が救われる時間となりました。僕もたいきさんのように、目の前のワクワクすることに対して素直に行動をしていこうと思います。
「童心を持ち続けて面白く生きる」という1つの価値観を知って、また新たな感覚が自分の中で生まれてきました。価値観の押し付けや固定概念に苦しんでいる人はたいきさんと話してみることをおすすめします。新たな気付きが出てくるかも!たいきさんありがとうございました!
たいきさん、各種SNS
■note
■たいきさん紹介note
読んでくださる方のプラスになるような記事を書くための活動費として使わせていただきます!