地方の企業と就活生の間に巻き起こる採用のギャップ
地方と仕事。地方で生活をする若者にとって、さらには地方に根ざして事業を展開する企業にとって重要なテーマである。
僕は23歳で地元にUターンしてきた。たまたま早い年齢で帰ってきたが、個人事業主をしていなかったら帰ってこなかっただろう。
過去の僕は「個人事業主として働くなら地方もいいな。でも、企業で働くとなると地方には選択肢が少ないだろう」と思っていた。こう考えるのはおそらく僕だけではないはず。
”地方で働いてもらいにくい”現状はどんなものがあるのか。若者目線と企業目線で深掘りしたい。
若者目線①:働きたい仕事がない
就活をしていた当時、Web系の企業を探していた。ネットや採用媒体で探してみるものの、出てくるのは都会(関東や大阪)の企業ばかり。僕の地元の滋賀県ではほとんどヒットしなかった。
これはWebだけではない。他の職種でも「都会にはあるけど地方にはない」現象が多く発生している。
自分が興味を持っている分野の仕事をするとなると、地方ではなく都会を選ぶのは自然な流れだろう。
若者目線②:地方の企業を知らない
僕だけかもしれないが、地元の企業について知る機会が極端に少なかった。就活生時代に地元に住んでいればイベントなどで会うこともあったのかもしれないが、地元を離れていた就活生には地元企業との接点がほとんどなかった。
ネットで検索をしても、地元にどんな企業があるのかあまり分からないのが現状。ホームページやSNSでの情報発信に注力できている企業はまだまだ少ない。
「企業のことを知らないから選択肢にすら入らない」のが正直なところなんじゃないかな。
企業目線①:就活生にイメージしてもらいにくい仕事
企業相手に仕事をしている企業や専門知識が必要な企業は、どんな仕事をしているのかイメージしにくい。「社会的に見て良い仕事」と「就活生が理解しやすい仕事」は別物だろう。
また、製造業や工場がある会社の場合「工場で働き続ける」というイメージが先行してしまい、就活生には敬遠されがち。営業や人事といった、工場以外で働く職種もあるかもしれないのに。
企業側が発信したいことと就活生が理解していることにギャップがある、ということを頭に入れておかないといけない。
企業目線②:何をどう発信すればいいか分からない
地方だと特に情報発信に疎い会社が多い。ホームページは数年前からほとんど変わらない企業やSNSを全くしていない企業もザラにある。
昔は何もしなくても就活生が情報をとりに来てくれていたかもしれないが、情報社会の今では情報発信ができていないと取り残されてしまう。
先ほども触れたように「企業のことを知らないから選択肢にすら入らない」という状態である。
企業と就活生のギャップを埋めるために
地方にUターンしてきて以来、採用に苦戦している企業や就活に悩む学生を多く見てきた。企業と就活生のギャップを埋めるにはどうすればいいんだろう。
僕ができることは1つ。情報発信のサポートを行い、正しい情報や価値を正しく伝えるサポートをすること。
採用であれば
SNSを開設(Instagram、Twitter、noteなど)
ホームページ、採用ページの見直し
社長の声や社員の声を発信
採用にかかる費用の見直し
就活イベントの開催
などなど。情報発信をきっかけにサポートできることがたくさんある。
若者が増えれば活気あふれる街になる。僕ができることを通して地方の採用が盛り上がるといいな。
地方だけでなく採用にお困りの企業の方はぜひ一緒に採用について考えていきましょう。
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