『闘雪』

「どうしたんだ、白雪。元気がないな。」

「今日、変装した継母が来て、私に毒林檎を
 
 食べさせたの。すぐ気づいて助かったけど」

「どうして、そこまでするんだろうな」

「あいつ、魔法の鑑に世界で一番綺麗なのが
 
 私だって言われたのが、気に入らないのよ。
 
 もう、こんな顔、なくしてしまいたい!」

白雪は、ナイフで顔を傷つけようとした。

「やめろ。それなら、鏡を壊しに行かないか。
 
 お前の幸せの為なら、何だってやってやる」
  
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