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【備忘録】I amsterdam City Card 3日目

2020年7月27日、前日がほぼ徹夜でかなり早く寝たことによりまさかの午前2時に目が覚めてしまったので、そのままLAにいる弟に電話をしながら朝までお仕事をして一日が始まりました(笑)

美術館巡りのこの日はお天気が怪しくて、朝は15度しかなく寒いなあと思いながらの3日目。

1、Moco Museum(モコ美術館)

オープン時刻の9時の枠を予約していましたが、バスの乗り継ぎ時間の関係で8時半ぐらいに到着して、寒いよー寒いよーっていいながら大嫌いなぽっぽさん(鳩)を眺めて待機(笑)

オープン15分前ぐらいから次第に人が並び始めて、9時ピッタリに開きました。

お目当てはそう、バンクシー。

入り口にはでっかいGummy bear

Moco Gardenと呼ばれる建物の周りのお庭にもたくさんの作品が並んでいました。

よく見るやつ、"Girl with Balloon"

"THE BAD ARTISTS IMITATE, THE GREAT ARTISTS STEAL"(悪い芸術家は模倣し、偉大な芸術家は盗む)というパブロ・ピカソの言葉をバンクシーが"盗む"、アイロニカルな作品が入ってすぐのところに置いてあります。(笑)

ステンドグラスの真ん中には、"Forgive Us Our Trespassing"

"Laugh Now"

"Bullet Hole Bust"

草間彌生の作品も見られます。

"Pumpkin"

Adam Parker Smithの"Hellraiser"

"Plank Piece III"

Andy Warholの"Marilyn Monroe"、なんでこの作品は反転してるんだろう

Damien Hirstの"Mickey"

KAWSの"Untitled"

KAWSxCampana(Estudio Campana)のコラボ作品、スヌーピー!

Keith Haring(のはずなんだけど情報出てこないのなんで?w)

Studio Irmaの企画展、"Reflecting Forward"

きらっきら

映えな作品がたくさん展示されている現代美術館でした。

Mocoを出て周りを散策。

Museumplein(ミュージアム広場)ではチルってる人たちもいましたが、気温のせいか人は少なめ。

Concertgebouw(コンセルトヘボウ)は残念ながら公演中止。

とっても立派な建物です、中入ってみたかったなあ。

2、Stedelijk Museum Amsterdam(アムステルダム市立美術館)

コロナで人数制限をかけるために美術館は予約必須なのですが、実は予約する日付を間違えてましたwwww

一人だし、チェックしてるのは恐らく時間だし、ワンチャン日付1日ズレてるけど入れるんじゃね…?と一か八かでチケット見せたら入れちゃいました(笑)

入って入り口すぐにTracey Eminの"You Forgot to Kiss My Soul"、かわいい。

調律師的には心の痛くなるピアノ。

なにこれwwwwってなった作品。

かの有名な、John Cageの26'1'1499''をチェリストのCharlotte Moormanと人間チェロのNam June Paikが演奏するっていうシュールすぎる作品。

横では動画も流されてて笑いましたw

Nam June Paikの作品たち。

もっと映えるポーズ取ればよかった←

シャガールの"Le violiste"

最近好きなカンディンスキーの"Improvisation 33(Orient I)"

みんな大好きパブロ・ピカソ、"Femme assise au chapeau en forme de poisson"、chapeau en forme de poisson(魚の帽子)て。(笑)

わたしの推し画家、ピエト・モンドリアン。

Armanの"L'attila des violons"、たくさんのバイオリンが樹脂で固められてる作品。

Niki De Saint PhalleのTir (Shooting Altar)

好みの作品がたくさん詰まった美術館でした。

3、Van Gogh Museum(ファン・ゴッホ美術館)

この日のメインとも言える美術館、12時半の枠です。

小学生の頃に学校の図書室で読んだ、ゴッホの伝記で「耳を切り落とした」ことを知ってとっても衝撃を受けて、どんな人生を歩んでどんな絵を書く人がそこまで追い込まれるのだろう、とのびパス(施設無料券:地元がバレる)を握りしめて美術館へ足を運んだ記憶があります。

ゴッホのパレット。

"Zelfportret metvilthoed"(灰色のフェルト帽の自画像)

"Het gele huis"(黄色い家)

"Zonnebloemen"(ひまわり)

"Amandelbloesem"(花咲くアーモンドの木の枝)

"Korenveld met kraaien"(カラスの群れが飛ぶ麦畑)

"De aardappeleters"(馬鈴薯を食べる人々)

"Courtisane (naar Eisen)"(花魁)

"Brug in de regen(naar Hiroshige)"(雨中の橋)

Le Tambourinというミュージアムカフェでランチ、本当はミントティーが有名なんですが飲めないのでスムージー。(笑)

彼の人柄が現れるような、細かな筆使いの絵はやはり何度見ても心打たれますね。

4、Rijksmuseum(アムステルダム国立美術館)

アムステルダム2大美術館のもう一つはこちらのライクス・ミュージアム。

15:00-15:15の枠、だがしかし閉館は17:00、これは急いて回らないとギリギリか…?

ソーシャルディスタンス!

というわけで、目的を絞ってスマホにダウンロードしたガイドを片手に速歩き(笑)

まずはわたしの好きなレンブラント!

"De huwelijksportretten van Maerten Soolmans en Oopjen Coppit"(マールテン・ソールマンとオープイェ・コピットの肖像)、2人の結婚の際に描かれた一対の全体婚礼肖像画で、ルーブル美術館とアムステルダム国立美術館が折半して所蔵している作品だそう。

レンブラントの作品にしては、珍しい大きな全身ポートレート。

"Stilleven met pauwen"(孔雀のある静物)

"Het Joodse bruidje"(ユダヤの花嫁)

"De Staalmeesters"(布地組合の見本監査官たち)

そして超大作の"De Nachtwacht"(夜警)

圧倒的臨場感で、中の登場人物の声が聞こえてきそうな迫力。

素敵すぎてドナルド・ダックコラボの絵葉書セット買った。(笑)

お次はフェルメール。

1番の目的の"Het melkmeisje"(牛乳を注ぐ女)がまさかの貸出中(泣)

残念すぎたのでPlaymobil買ってお部屋に飾ります…

わたしの好きな曲も貼っておきます(笑)

"Brieflezende vrouw in het blauw"(青衣の女)

"Het Straatje"(デルフトの小路)

この絵のモデルの、実在する現住所がこちら。

デルフトに立ち寄るときは行ってみたいなあ。

"De liefdesbrief"(恋文)

"De luitspeelster"(リュートを調弦する女)が見つからず悲しい…

代わりに見つけたHendrick Jansz ter Brugghenのリュートチューニングしてるやつ。(笑)

他にも素敵な作品たくさん。

Jan Asselijnの"De bedreigde zwaan"

Jan Davidsz de Heemの"Festoen van vruchten en bloemen"

Jacob Vosmaerの"Bloemstilleven met een keizerskroon in een stenen nis"

絵画だけではなく展示物もたくさん。

Erard Frères(エラール)の1808年。

調律師あるある、「1821年、エラール エレペティションレバー」

初期モデルは1808年に開発されたはずだから、恐らくこのピアノのアクションはダブルになる前のなんじゃないかなって思ったりする、中身見たいわ~(職業病)

そしてこのピアノはナポレオン・ボナパルトが音楽家の嫁に買ってあげたやつ。いいなあ。←

さすが当時は最大のピアノメーカーだけあって、装飾も超キレイ。

マホガニーのボディに掘られてる模様が素敵です。

1803年にベートーヴェンに送られたピアノもこんな感じなんだろうなー。

脚もペダル箱もおしゃれ、ペダルは4本。

リュート、ダンパー、モデレーター、シフトかしら?

なんて思いながらサクッと見ました(この時点で閉館15分前w)

こちらは建築家Pierre Cuypersが作ったピアノ。

音楽家と盲人の守護聖人、聖セシリアの、結婚と音楽家としてのキャリアに対する難しい選択と苦悩が描かれてます。

脚!脚かわいい脚!!!!!!

作者不明のクラヴィコード。

こちらも作者不明の、デルフト焼きのヴァイオリン。

美しすぎる…

ダメ押しのゴッホ!!!!!!(閉館2分前)

「早く帰れよ」ってスタッフの目線がめちゃくちゃ痛かったです←

最後にお土産屋さんでPlaymobilとポストカードをげっと。

国立美術館に関してはもうちょっと余裕のあるスケジュール組めばよかったなあ…(笑)

また来ます。

美術館を出て、バナナを齧りながらぶらぶら。

ライツェ広場。

ビアバーがいっぱい並ぶこの場所、本当だったら大道芸人とかで賑わうみたいだけど、なんせ今は歌うと罰金なので路上ライブはまずいない。(笑)

Internationaal Theater Amsterdam(アムステルダム市立劇場)ももちろんクローズ。

悲しいねえ。

5、Heineken Experience(ハイネケン・エクスペリエンス)

18:30からの予約でした!

こちらはI amsterdam City Cardで21€→15.75€の割引です。

製造工場の跡地であるハイネケン・エクスペリエンス、ガイドのお姉さんがハイネケンの歴史やビールの醸造方法について教えてくれるツアーです。

昔のロゴ。

実際に使われていた機械がずらり、中にはモニターが埋め込まれていて映像で様子が再現されていました。

左側が最初の建物、右側が増築後の建物らしいです。

Wort(麦汁)の試飲をさせてもらいました。

麦汁とは、大麦を原料とするビールやウイスキーの醸造における糖化過程で生成される液体のこと。酵母が発酵によってアルコールを生成するために必要な糖を含んでいる。 ウィキペディア

要するに水と麦、ポップコーンのようなフレーバー、そして甘かったです。(笑)

蒸留場から外に出ると、まさかの馬小屋(笑)

昔の輸送手段だった馬車を再現しているようです。

全員いないのは、今散歩中なんだよねーとのこと(笑)

ツアーの最後にはオランダ語で乾杯、"Proost!"

ツアーの参加客たちと一緒に小さいグラスのビールをいただきました。

そこから先は自由に見学のできるんですが、カラオケステージやサッカーゲーム、UEFAチャンピオンズリーグのパネル、プリクラみたいな記念写真ブース等々…様々なアトラクションがありました。

まあぼっちなんで。←

とりあえずUEFAのパネル前でぱしゃり。

最後に、入場の際にもらっていたトークン2つで、ビール2杯いただきました。

名前入りのビールも作れちゃいます。

引っ越しのお手伝いに来てくれる親友の分も作りました。クソ高かったです。←

いい感じにほろ酔いのまま、近くのポキボウル屋さんで食べたいトッピング注文。

そしたら「えっほんとにいいの?めっちゃ高く付くけど!?」ってお店の人に念押しされたが「構わんわたしはマグロとエビとサーモンのトッピングがしたいの値段は気にせぬ」って言って買った18€の高級ポキボウル。←

にんじん齧って生きてるだけだと良くない、ってことで恐らく唯一のオランダでのまともな食事でした(笑)

「今までで一番高いポキボウルだわ…どこから来たの?あ、日本?じゃあ気にしなくていいよね!(?)(笑)」だそうww

美味しかったです。

そんな、たくさん美術作品に触れた一日でした~。

Tschüss

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