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散文・詩

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#忘れられない恋物語

【詩】恋するあの子は恋愛体質

【詩】恋するあの子は恋愛体質

あの子はすぐに好きな人ができる
彼氏が途切れたことがない
いつも恋してる
別れればどこからともなく
次の彼が現れる

私はといえば
あまり人を好きにならない
…違うな
好きな人はたくさんいる
だけど恋に落ちない

あの子と私
何が違うのだろう
あの子は誰かといるのが好き
私はひとりが好き
それだけの違いか…?

あの子のストライクゾーンは広い
私のは狭い
あの子は友達の延長でつきあえる
私は恋人に

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【詩】キミが私を狂わせ始める

【詩】キミが私を狂わせ始める

この続編です👇

恋をしていない私
とても心地よい
いつも自由でいられる
何にも縛られない
苦しい思いもない
悲しく思うこともない

私はひとり身を謳歌していた
なのに見る夢といえば
恋をしている夢ばかり
…なぜ
私はもう恋愛は卒業したはず
恋はもう懲り懲りなのに

実は恋をしたいの?
懐かしく思っているだけだよね
だってもう恋はしたくないから
ちょっと懐かしい思いがあるだけ
だからだよね
きっ

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【詩】キミの誕生日

【詩】キミの誕生日

キミの誕生日
一緒に祝ってあげられる私じゃなくてごめんね

キミがこの世に生を受けた日
なんて神聖な日

私は誰とも会いたくなくて
一人ここにいる

都会の喧騒を逃れて
一人草原に寝転んで

一人でキミの誕生日を祝っている
この世に生きているキミを感じている

©2023-2024 alice hanasaki

※この作品は創作であり、
私生活とは関係ありません。

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【詩】お湯が沸くまでの時間

【詩】お湯が沸くまでの時間

コーヒーを淹れる間
お湯が沸くまでの時間
キミのことを考える

夕食をつくる間
パスタが茹で上がるまでの時間
キミのことを考える

だけどキミといる時は
ほかのことを考えて
キミとの時間を大切にしていなかった

いつも目の前のことに集中せず
隙間時間だけ
思い出したようにキミのことを考える

目の前のものと向き合うのはいつも怖い
だけどキミのことは心の底で
いつも大切に思っていたんだ

でももう遅

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【詩】春風が運んできた恋

【詩】春風が運んできた恋

背伸びして入った高校
希望で胸を膨らませていたけれど
授業が始まっていきなり躓いた

「こんばんは」
入ってきた家庭教師は
反則級の好みのタイプ
でもそれっきり何も喋らなくて
無口な人と思った

彼はだんだん話し始めて
笑顔も出てきた
気が散って勉強どころじゃない
彼が帰る頃には兄妹みたいに
ふざけあっていた

彼が帰って行くのを
ベランダに出て見送った
生暖かい春風に吹かれながら
彼が見えなくな

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【詩】手のひらの恋

【詩】手のひらの恋

手のひらに桜の花びらが舞い落ちる
それを見て微笑み合う恋人たち

僕たちにもそんな頃があったね
今ふたりは別々の場所で
桜を見ているけれど

手のひらからこぼれ落ちるキミの愛情を
受け止めきれなくて
僕たちは別れた

今ならきっと受け止められる
だけどあの時はできなかった
時を戻せたとしたら
僕たちは別れずに済んだだろうか

いやきっとまた同じことをしただろう
時を戻してもきっと
また同じ結果が待

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【詩】初恋の帰り道

【詩】初恋の帰り道

紺色の制服に身を包み
あたためていた大切な想いは
並んで歩くことだけで満足だった

木々の緑や
高い空や
すれ違う犬や人ばかり見ていた

ろくに話もせずに
ただ一緒に帰ることだけに
意識は集中した

ただそれだけでよかった
何も求めなくてよかった
あの頃

©2023 alice hanasaki

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【詩】ふたりを愛した夏

【詩】ふたりを愛した夏

抑えられずに突っ走る自分と
少し冷静に見守る自分

何度も入れ替わりながら
時は過ぎゆく

そんな夏があった

私は若くて
無邪気で
浅はかだった

そんな無防備な若さが
人を傷つけた

©2023 alice hanasaki

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【詩】これから

【詩】これから

私がふざけてぶっても笑ってた

いたずらしたら頭を軽く叩かれた

前と違う

つきあう前とも
恋人どうしだった頃とも
別れた頃とも…

新しい私たち
これから新しい関係が始まる

©2023 alice hanasaki

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【詩】私だけが知っているキミのこと

【詩】私だけが知っているキミのこと

いつもは無口なキミが
私だけにはいろいろ話してくれること
私の誇りだった

私にくれた花の名前も
宝石の名前も知らないキミ

手紙の最後に
「愛してる」と書けずに
「AISHITERU」と書いた時の
緊張した横顔
想像すると少しおかしい

だけど私にはわかる
キミの瞳の動きや輝きが
言葉の代わりに
キミの気持ちを語ること

それを知っているのは
私だけだったってことも

キミは今も無口なままなのか

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【詩】嫉 妬

【詩】嫉 妬

キミの笑顔
キミとの楽しい時間
ひとり占めにしていた
過去の自分に嫉妬している
現在の自分

あの頃に戻れるなら
こんな失敗はしない

あの頃の私に戻れるなら
キミといられる方を選ぶ

©2023 alice hanasaki

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【詩】永 遠

【詩】永 遠

勝手に生きているようなキミに惹かれ
愛が深くなると
その勝手さに腹を立てた

これ以上一緒にいると
キミのよさを壊してしまう

愛しているけど
もう一緒には生きていけない

まさに
そのセリフそのままの気持ち

永遠なんて存在しない
少なくとも私には

©2023 alice hanasaki

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Yukitaka Sawamatsu

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【詩】電話のセリフ

【詩】電話のセリフ

こんな状態で
中途半端に気持ちを伝えてしまって
もう電話もないだろうって
わかってはいるけれど…

もしかして掛かってきたら
「嬉しいけれど無理しなくていいよ」
って言おうって
セリフまで考えてある

振られるってわかっているのにね…

©2023 alice hanasaki

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【詩】3枚のチケット

【詩】3枚のチケット

キミの優しさは
私が手に入れた写真展のチケットを
3枚取ってくれたこと

「何枚でもどうぞ」と
扇形に広げたら
きっと彼女と行くんだろうけど
一瞬考えて
3枚もらってくれた

きっと私が気にするだろうと
思ってくれたんだろうな
そんな優しさが
私がキミを好きなところ

©2023 alice hanasaki

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