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【居宅ケアマネジャー②】私の居宅ケアマネとの付き合い方

これまで〜前回の記事では、居宅ケアマネさんの仕事の過酷さや、ケアマネさん自身を養護するような記事を書いてきました。

しかしこれだけではあまりにも偏った内容になってしまうので、別の角度から記事を書いてみます。

今回は、私自身が現在・・・そして過去にサービス提供者として居宅ケアマネと付き合ってきて、感じたことを書いてみたいと思います。

あまりにも上から目線のケアマネさん

まぁ、これはケアマネに限ったことではないんですが、上から目線の人とは付き合いたくないですよね。

サービス提供者(訪問介護・通所介護など)は自分より下だと思っちゃってる人。たまにいるんですよ。

私が今まで付き合ってきた方々は圧倒的多数が低姿勢な方で、今現在取引のある方も皆そうです。でも、過去にはそういった人が時々いました。

そもそも介護に限らず商売において、サービス提供側と客側は対等な関係なので、どちらがエラいというわけではありません。

サービス提供側はサービスを提供し、客はサービスを受ける変わりに対価を支払うだけのことです。

ケアマネ、ご利用者、ご家族、サービス提供者に関しても同じことがいえますが、ケアマネが一番偉いと勘違いしちゃう人いるんですよね。

こういう人とのやりとりは、全く動じずに付き合うことです。罵声を浴びせられようが何しようが、こちらが萎縮したり下手に出ること無く、「対等な立場」だと考えることです。

サービス提供者側とては、たしかにお客様を紹介してくれるのは居宅介護支援事業所だったり地域包括だったりするので感謝しています。

しかしそれは、ケアマネジャーにとっても同じで、ケアマネ自身は直接介護サービスを提供できないわけなので、サービスを提供する事業者が必要なのです。


動きが遅いケアマネさん

過去の記事でもお話したことがありますが、とにかく動きが遅いケアマネさんがいます。

前にトラブルになったのは、私が通所介護の相談員をしていた頃のこと。

週3日の通所利用者である男性Aさんの臀部に皮向けが発見されました。最初はホントに小さな皮向けでしたが、悪化して褥瘡に変わる危険性もあったため、ケアマネさんに報告しました。

ケアマネさんからは、
「わかりました、報告ありがとうございます。週3日デイに通ってますので、様子を観ていただけますか?」
とお話がありました。

しかしデイというのは、看護師がいても処方されていない軟膏を塗ったりできないので、ほんとうに経過を見守るだけしかないのです。
(アズノールとかもダメで、入浴で清潔にしたり、傷バンで保護するくらいしかできませんでした)

案の定、皮向けは徐々に広がっていきました。私は毎回のように連絡し、FAXで実際の写真を送ったりもしました。

Aさんのお宅は老老介護で皮膚科などに通院できる環境はなく、できれば訪問看護を入れてほしかったのです。

ですが、ケアマネさんはいくら言っても動いてくれませんでした。

そしてやがて褥瘡はポケットが形成されるまでひどくなり・・

ある日のこと、通所利用中、40℃近い熱が出て救急搬送されました。

入院先のDrによると、褥瘡からの感染、および発熱ではないかとの所見です。

退院後、Aさんは体力低下で寝たきりになり、食事もとれなくなりました。

その段階でやっと、訪問看護が入るようになったのです。
もう何もかも遅すぎでした。

90歳を超えた高齢という事もあったとは思いますが、まもなくしてAさんはお亡くなりになりました。

臀部で小さな皮向けの段階でアプローチしていれば、大きなポケットが形成されるまで褥瘡がひどくなることはなかったのでは…と悔やまれます。


情報収集ができないケアマネさん

最後は今、私が介護保険外サービス事業者として携わるケアマネさんのケース。

といっても、多くは契約をしておらず、申込みの電話がある段階でのことなのですが…。

私は事業用にホームページを作成していますし、そこに料金体系やらサービス内容をことこまかに書いています。

にも関わらず、それすら見ないで電話で問い合わせてくるケアマネさんがいます。

表や活字になっている方がわかりやすいでしょう。見ればわかることを電話で確認をするのははっきり言って時間の無駄です!


そもそも今の時代、電話というのは相手の時間を奪うことという考え方すらあります。

私はお客様・ご家族・多くのケアマネさんとはLINEでやり取りしていますし、私自身も相手側もそれを望まれています。

通院付添の報告なんかは長い病院の待ち時間にスマホで記録して、帰ってからLINEにコピーして送ったりしますね。

自分も楽だし、相手側の時間も奪わないで済むからです。


それでも電話に出れないときに、しつこく何度も欠け直してくるケアマネさんもいます。

「サービス提供中だから出れないのかな?」とか
「運転中なのかな?」
とか、予測がつかないものなのでしょうか。

だいたい、着信があった場合は、こちらから電話の欠け直しをします。それでも急いでいる人は5分おきとかに連続でかけてくるんですね。

そして、そういう人に限ってきちんと調べもしないでかけてくるのです。

「休業日はいつですか?GW中はやってますか?」
「●曜日は空いていますか?」
「ショートステイの受け入れってできますか?」

ぜ〜んぶ、ホームページに書いてあるっつーの!

今時、インターネットできない事業所なんてないし、最低限の情報を調べないで相手の時間を奪うのは、もはや悪意すら感じてしまいますね😔!


サポートですか・・・。人にお願いするまえに、自分が常に努力しなくては。