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会社として大事にしていること

今回は少し重めの内容かつ、価値観などのきわどいテーマで記事を書いてみます。

「なぜ会社をやってるのか」
「どういう価値観や姿勢で組織づくりをしているのか」

そういったところに触れていきます。これを読んで少しでも共感してくれる人がいればうれしいことです。

ちなみに、考えがまとまらないままにツラツラと書いて行くので話があっちへ行ったりこっちへ行ったりするところがあります。極力最後にまとめるようにしますが、そのつもりで宜しくお願い致しますm__m

まず最初に、コーポレートサイトにも掲げている「会社から一緒に働いてくれるメンバーへ向けての約束事」を置いておきます。なぜこういう考えに至っているのか、根源はどこなのかなどはそのあとに書いていきます。

会社から従業員への約束事

Human first

アルバリンクは、何よりも人を大切にする。
人が成長できる環境作りに投資を惜しまない。

Good faith

アルバリンクは、道理を大切にし、社員に対して不義理をしないことを誓う。

No secret

アルバリンクは、社員に対して隠し事をしない。
企業としての透明性を可能な限り高く担保する。

No leech

アルバリンクは、社員が出した成果に対して正当に評価する。
搾取はしない。

はい、これだけ見るとすごく大上段からの綺麗ごとぽいですよね。わかります。人を大切にして環境作りに投資して、不義理をせず隠し事もせず成果に対して正当な評価をする。なんだかよい会社のような気配がしますが、これだけ見ると「本当ですか?」と感じるのが自然だと思います。

この部分に関しては会社作りをしてきた背景やそもそもの考え方を知ってもらう方が伝わると思うので、その部分を書きます。

そもそもなんで会社をやっているのか

そもそもなんで会社をやってるのか?という根本的なところなのですが、ここを書くにはもっと大枠のところで「なんのために働くのか」とか、「なんのために生きてるのか」というさらにディープなところに潜り込む必要があります。

学生時代に遡りますが、自分は高校生のころまで野球をやってました。ちょうど今夏の甲子園出場を決めた千葉県の市立船橋高校の野球部です。自己紹介記事でも書いたとおり中学生くらいのころまでは野球選手になりたいと思って部活に力を入れていましたが、高校に入るころにはプロになるような人間とそれ以外の人間のレベルの差に気がつきました。

それを意識した時にはじめて「将来なにするんだっけ?なんか仕事しないとな」と人生を考えるようになりました。それと同時に、部活動での納得感のない練習や理不尽な締め付け、謎ルール、暴力、上下関係など色々な経験を通じて「嫌な思いをしてまで働く必要はないし、自分の仕事や生き方は自分で決めるべき」という思想ができあがってきました。

そうこう考えながら大学生活を終え、大学を卒業するくらいに考えていたことは、「仕事はメシを食うための手段でしかない、まずは自分が食えるだけ稼げればそれで十分。その方法は自分で決める」ということでした。とはいえそんな温い思想で簡単に稼げるわけもなく、インターネットを起点にした事業(事業とも言えないレベル)で月に20万前後の売上というなんとも言えない収入でしばらく過ごしました。正直そのころは自分1人がメシを食うことができて、それで十分でした。金もないですけど、別に使い道もないし物欲も特にはなかったです。

なんのために生きてるのか

その当時、色んな人の話を聞いたり本を読んだりするなかで少しずつ考え方が変わっていきました。ある時を境に明確に変わったわけではないのですが、少なからず影響を与えてくれたなと思うものが3つあります。中村文昭さんの講演と、野村監督の野村ノート(たしか)と、渋沢栄一さんの論語と算盤。全部有名すぎるほど有名ですね。

中村文昭さんは講演家(?)で内容を知っている人も多いと思いますが、とにかく「なんのために?」を追求して熱く生きようよって感じのテーマです。(割と当時は冷めて聞いてしまってましたが)話そのものが面白いので興味がある人はyoutubeとかで見てみてください。たぶんあると思います。

野村克也さんの本は野村ノートという本だったと思うのですが、プロ野球選手という職業に対してやはり「なんのためにやるのか、金を稼いでどうするのか」という事が懇々と書かれていた気がします(たぶん)

論語と算盤は去年くらいに大河ドラマにもなりました。道理道徳も大切だけど経済も無視できないし、逆に言えば経済を回すことは本来良いことであるって感じで捉えてます。その上で、これもまたなんのために仕事するんでしょうねみたいなところもテーマとして考えさせられる内容です。ちょっと難しいので要約版とかの方がおすすめですが。

で、それぞれを踏まえて自分なりに出した答えが「人として生まれたからには人のためになることをやる。そして時間は未来に向かって進むので未来の世の中が少しでも良い方に影響することをやる」みたいな感じです。

せっかく生きてるなら人の足を引っ張るために時間を費やしたくはないし、人を騙して搾取して生きていっても死ぬときに「よっしゃ俺は人から騙し取って金を死ぬほど稼いだ。やり切った。マジ嬉しい。」ってならないじゃないですか。少なくとも自分はならないです。

影響力を持つコミュニティを少しずつ広げていくこと

とは言え、人のためになることなんて大なり小なり人によって違います。なので、まずは自分自身が経済的にもメンタル的にも十分な状態になること。自分も人の1人なので、それが一番最初でまずは自分のためにやりました。そしたら次は家族を守れる状態にすること。自分を含めて家族に代えられるものはないので、自分のために十分やれたら次が家族。そこまでできたら次は地域→自分が所属したコミュニティとか→会社→社会とか、自分が及ぼせる範囲のなか少しずつそれを広げていこうと。

良い事業を作って良い会社を作って良いサービスを提供して良い循環を作ることが各方面に対して微力でも人のためになっていると思うので、まずは自力をつけて、その輪を少しずつでも広げていって、今は会社をやっています。

煉獄さんの母ちゃん

自分自身が強い人間とも思いませんし、むしろなんの特殊能力もないタイプですが少なからず何かの才能がある人間はそれを人のために最大限発揮していければ良いなーと。そんな思想で事業をやっています。

会社をやるからには自分が入りたい働きたい環境

ばばばっと書いてきましたが、↑のような考えで会社作りをしているので、そもそも自分が働きたいと思えないような環境にはしたくありません。雇用する側と雇用される側は対等の存在であるべきだとも思うし、その為には双方向に偏った依存があると成り立たないとも思います。(この辺は高校時代が影響してる)

そして双方向の依存度をなくすために、会社は特定の個人に依存した事業作りをするべきではないし、個人は自分自身の価値を高めていくことが何より重要です。いつだって独立できるし、他社からも同じような給与水準でいくらでもヘッドハントされる。そういう状態だけどそれでもお互いに目指す方向性や価値観が近いから一緒に働いているという関係性が一番理想です。

もちろん、お互い依存度が低い状態で個人が独立して挑戦をしたいというのであればそれはやっぱり良い影響を与える範囲が広くなるということだと思うので、全面的に協力します。自分だったらそれを応援してくれる会社で働きたいと思うし、それ自体が自分がやりたいことでもあります。

人のためになるには長く続ける必要がある

話が少し逸れましたが、「人のためになって未来につながることをする」を起点にすると事業を長く継続する必要があります。一瞬で稼ぎきるとか、急拡大を目指して組織崩壊すると必ずその影響で不幸な人が出てしまうので。もちろん事業にも寿命は存在すると思うので今やっていることがいつまで続けられるのかはわかりませんが、そういう考えをベースにして変化しながら存続できる組織作り(文化作り)ができれば一番良いです。

そして、それをやろうとすると短絡的な発想は意味を持たないし、それこそ関係する人間や会社がすべてに置いてプラスになってないと継続できないです。なのでAlbaLinkでは「事業を通じて未来をつなぐ」を一番上に掲げて、お客さんはもちろん、周辺領域の会社、士業、株主、従業員、会社それぞれの未来が良くなるように、勝っていけるように設計をしているつもりです。その上で、「あの橋は父ちゃんが作ったんだ」じゃないですけど、受け継がれるような事業や会社作りができたら理想的だなとも思います。

支店の口コミ

その考えで事業と組織作りをしているので、お客さんからのありがたい言葉や一緒に働くメンバーの満足度、充実度、成長度が高いことはとても価値が高いことです。現在20名強の組織になっていますが、解散となったリフォーム事業部を除くと退職者は1人もいません。退職者がいないことが会社として良いことかどうかは別の話ですが、納得感を持って仕事をしてもらっているからこその結果だと思ってます。

もちろん関係者全員が全員納得感を持つというのは難しい部分もありますが、特定の誰かから搾取をして会社の利益を追い求めたり、誰かを欺いてやろうというつもりはありません。とはいえ会社をやる根本的な意味は利益を出すことで税金を払ったり経済を循環させることだと思うので、利益はどう転んでも大切です。綺麗ごとだけで事業は継続できませんし、綺麗ごとを言い続けるのが大変なことも理解してるつもりです。

少し長くなりましたが、個人の考え方として上記のような経緯で考えが変化し、今思っているところを体現するために会社をやっているので、最初に掲げた「従業員への約束事」につながります。(改めて見てみてください)

会社をやっていく中で一番距離が近くて信頼をするべきは従業員であるとも思います。お客さんや株主との信頼関係ももちろん重要ですが、毎日顔を合わせて事業作りをしている人間同士が疑ったり情報を隠していたらだるいじゃないですか。「どっちの方向向いてんねんおまえ」って。少なくとも自分は嘘をつきたくないし嘘つきと仕事をしたくないので、まずは会社側から全力で信頼して、現時点では性善説を貫いていく姿勢です。(ちなみにめちゃくちゃ嘘が下手ですし騙されますマジで)

信頼関係を構築する一環として、会社と従業員とで「アライアンスの関係」という制度を用いた人事制度を導入しているのですが、ちょっと長くなったのでこれに関してはまた別記事で書きます。

ちなみにここまでの考え方はAlbaLinkという会社、河田個人で考えている思想が大いに反映されていますが、他社には他社の考え方があるし同じように個人にも考えはありますよね。価値観はそれぞれだし多様性があって当然です。十人十色で違いがあって良いと思います。ただ現状で会社はこう考えているので、真っ向から対立する意見の方であれば一緒に仕事をしない方が健全ですよね。

少し長くなりましたが、会社経営に置いて大切にしたい価値観のような部分を書いてみました。一緒に働く各個人が成長できてなおかつ尊重し、個人も会社も勝てるような文化が作れたらベストだなと思います。

引き続き採用大募集中ですので、話だけでも聞いてみたいという方がいれば是非お気軽にDMでもメールでも下さい。宜しくお願い致します。


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