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『16年ぶりに出会った友達の膝の上にいきなり座ってみた』

今から20数年前の話。
とある整骨院にて。


『あ〜疲れた。おっイス空いてるやん。ヨイショ!』



最近の整骨院のイスは
なんという柔らかいクッションが
効いてるなと
私は思った。

『まるで足のような
クッション!
って足やがな⁉️』



私は見知らぬ男性の
膝の上にチョコんと座っていた。


周囲の人が
とんでもない光景を見たと
皆さん私の顔をビックリして見る。


ハッと気づき
慌てて

『ゴメン、間違えた!
エヘッ』


と私が笑うと

その男性は
私の顔を見て

『アークン、
ええ加減にせぇよ。
ビックリするやろ!』


と笑った。

説明しよう。

当時、
私は腰痛に苦しみ
父が通っていた整骨院を紹介された。
通い出して2週間が過ぎた。


そんなある日、
整骨院に入ると
どことなく見覚えのある顔が
ふと見つかった。


小学校の頃に
よく一緒に野球をしたF君だ。
中学卒業以来、
16年ぶりくらいかな。
あの髪型といい
ハーフっぽい顔つき
変わっていない。
懐かしい〜


瞬間、
私のスーパーコンピューターが
突如、作動しだした。

『彼の膝の上に座ってみろ』

と言う‼️


これは面白そう!と
実行したのが
冒頭の場面である。
確信犯です。


座った瞬間の
周囲の人のギョッとした顔が
今でも忘れられない。
私のオシリの下のF君も
おそらく
同じ顔をしていただろう。


F君は私の顔を見て
すぐに私とわかったようだ。
こんなことを仕掛けてくるのは
コイツしかいない。
そんな顔をしていた。


私とフザケ合うF君の姿を見て
周囲も笑顔に変わった。
おそらく
相当ヤベエ奴が来たよ!
と思われていた可能性がある。


16年ぶりくらいの再会を
ちょっと演出してみたのだ。


もし、
F君では無かったら?
恐ろしいことになっていたかも。
それはそれでありかも?
皆さんも一度お試しください♪


脳内を
稲垣潤一の
『ドラマティック・レイン』
がこだまする。


さぁ、
皆さん
お気づきでしょうか?
あの言葉がまもなくやってくる。


なんのはなしですか?


最後まで読んでいただき
ありがとうございました♪


#66日ライラン
51日目

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