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#日本書紀

第12話  吉野の国つ神の巻

第12話 吉野の国つ神の巻

神武東征の旅 第12話  吉野の国つ神の巻

皇軍は八咫烏の先導で紀伊山地を越え、吉野から宇陀に入ります。

『古事記』は、吉野川の河口に着き、最初登場するのは贄持之子、次に井氷鹿、次に岩押分之子、そして宇陀へ入ります。

『日本書紀』は逆で、まず最初に宇陀に着き兄猾を討ちます。その後に吉野を巡幸され、井光、石押分之子、苞苴担之子の順で登場します。

〝記紀〟共に、石押分之子と井光(井氷鹿)は尻尾

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第11話  八咫烏の巻

第11話 八咫烏の巻

神武東征の旅⑪ 頭八咫烏の巻

八咫烏登場

『日本書紀』は天照大神が神武天皇の夢に現れて、『古事記』は高木神が高倉下に告げて、八咫烏を遣わします。八咫烏が先導して皇軍は無事紀伊山地を越え吉野から宇陀へ入ることができました。

どういうルートを行ったかはわかりませんが、例えば、修験道の修行の道「 大峯奥駈道」を縦走して熊野から吉野へ向うと6日間程かかるそうです。

八咫烏とはいったい何者?

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ニギハヤヒの伝承地を訪ねる③  大和郡山市で『「日本書紀』と〝物部氏〟の因縁を考えてみた。

ニギハヤヒの伝承地を訪ねる③  大和郡山市で『「日本書紀』と〝物部氏〟の因縁を考えてみた。

 饒速日命が宮居した 鳥見の白庭山に関する伝承地がいくつかあります。今回は、大和郡山市矢田地区の伝承地を訪ねました。生駒山地の麓に広がる矢田丘陵には、哮峯に天降った饒速日命が宮を決めるために3本の矢を放ったと伝わり、それが〝矢田〟の地名の由来とも言われています。

二之矢塚
順番前後しますが、二之矢が落ちたのは矢田坐久志玉比古神社。

一之矢伝承碑
 神社から南へ500mほどのところにありました

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