あきうみ

ラプラタ川のほとりで、ハキリアリを観察したりしてます。 カメラを通して見る世界、虫の目…

あきうみ

ラプラタ川のほとりで、ハキリアリを観察したりしてます。 カメラを通して見る世界、虫の目になって見る世界、水平線向こうから見る世界。 たまに教育のこととかスペイン語のこととか。

マガジン

  • きょうのラプラタ空

    水平線が見えるラプラタ川と大きな空が日々いろいろな表情を見せてくれます。

  • ふつうの川沿いの日記

    川沿いの日記です。

  • ハキリアリの世界

    巣の中できのこを栽培しているらしい、不思議で力持ちなハキリアリ。ハキリアリはアマゾンの奥地でなくても、アルゼンチンの街中に住んでいます。散歩や買い物で見かけたハキリアリを観察しています。

  • アルゼンチンの町工場

  • シリーズ 電線

    電線と電柱の風景です

最近の記事

アルゼンチン版、詐欺電話

たまにもう使わなくなったものをMarketplaceで売るんだけど、今回グラフィング計算機を出品した。家の近い人に手渡しできてトラブルが少ないのがいい。 あっという間に何件か連絡がきて、そのうちのひとり値切ってこなかったロベルトとやりとりをしていた。 「オーーラ、セニョーラ、きょう取りに行きたいんだけど、半分を振り込みで、半分を現金で渡してもいいかな?」 おじいちゃんみたいなやたらに丁寧な話し方。セニョーラなんて言う人はあまりいない。計算機は息子のために買うんだろうか?

    • お金に関するアルゼンチンの隠語(ルンファルド)集めてみた。

      アルゼンチンの友人と話しているときに、なぞのお金の単位が出てきてよくわからないことがある。1ルカと聞こえたけどそんな単位は知らない。 聞いてみたら、1ルカは1000ペソ札のことらしい。お金にまつわるたくさんの俗称(ルンファルド=リオプラテンセの俗語)があるというので、勝手に調べてまとめてみた。 GUITA ギタ。お金一般のことをギタと聞く。もとは1センターボのことだったらしい。 語源は、guitaはロマ語の一種、カロで細い紐から。財布(布の袋)を結んでいた紐のことだった。

      • orzと叩

        酔っ払いながら字を書いていたら、叩くという漢字が思い出せなくて、でも意地になってしばらく調べずに考えていた。 口へんのイメージが浮かぶけど、たたくんだから手偏かもしれないとノートにあれこれ書いたりきて、やっと「叩」が出てきたんだけど、なんで「たたく」が口へんなんだろうと不思議に思ってググってみた。 叩という漢字の成り立ちは地面に頭を打ち付ける様子、土下座する形が元になっているらしい。 口を頭と見ると、がっかりを意味するアスキーアート「orz」にとても似ている気がする。

        アルゼンチン版、詐欺電話

        マガジン

        • きょうのラプラタ空
          76本
        • ふつうの川沿いの日記
          14本
        • ハキリアリの世界
          23本
        • アルゼンチンの町工場
          0本
        • シリーズ 電線
          1本

        記事

          GなのかBなのか。昨日の続き

          ひとりで白熱、GROSS vs BRUTO論争の続き。 まず、GNPもGDPも死語だった、というところから始まります。世の中ではGNI(国民総所得)が主流らしいですが、大事なGの部分は変わってないので、よしとします。 文字の見た目で語源がわかりそうな言語に片っ端から訳していきました。その数22言語。 さて、GROSS派、BRUTO派どっちが多かったと思いますか??? 結果は、 BRUTO派 Nationell bruttoprodukt BNI スウェーデン語

          GなのかBなのか。昨日の続き

          GDPのグロスはキモ〜のグロス

          恥ずかしながら、もしかしたら中学英語な話題かもしれませんが、 Que bruto!(なんて乱暴な!)、でお馴染みのbruto と同じbruto を使ってproducto bruto internoがPBI (ペベイ)でGDP国内総生産なんて思いもよらず、ニュースを聞きながら、「内側の粗野な製品」を想像しててまったく頓珍漢な理解をしてた午前、 午後になりふと、英語のGDPのGross(総計)と、キモいのgrossが同じ単語だったことに気がついて、またひとりで膝を打っていまし

          GDPのグロスはキモ〜のグロス

          ボールペンのはなし

          アルゼンチンではボールペンをほかのスペイン語の国でいう「Boligrafo」じゃなくて「Birome」と呼びます。 文房具屋さんで「Birome」はメーカー名だと聞いたけど「Birome」というメーカーは見かけない。てっきりラップをサランラップと呼んじゃう的なことかと思ったのに。 それで、なんでボールペンを存在しないビロメと呼ぶのか調べてみました。 世界最初のボールペンは、第一次世界大戦でナチスの迫害から逃れるためにハンガリーからアルゼンチンに移住したBiroさんと、移住

          ボールペンのはなし

          日の出の雲

          日の出の雲

          ローマ字ってなにってやっぱり思う。

          日本で英語などの外国語を学ぶときに、「ハロー」とか「グラシアス」とかカタカナでそれっぽい読み方をつけるのは、緊急で片言を覚えなければならないとき以外はやめたほうがいいと思う。 中学生用の英和辞典にすら発音がカタカナで書かれている。アクセントのある位置が太字になっていたり、たまにひらがなが混ざっていたりという独自のルールまで作り、外国語の発音を日本の文字でコントロールしようなんて、その優しさは、英語学習のためになっていませんよ、と言いたい。 外国の文字とその発音を覚えるとき

          ローマ字ってなにってやっぱり思う。

          前に耳鼻科の先生が「わたしのかわいいネコとネカを見せてあげる」と、飼い猫を見せてくれて、この人は日本語を知ってるのかと思ってたけど、「ñeca」が相棒みたいな意味だったことを今知った!

          前に耳鼻科の先生が「わたしのかわいいネコとネカを見せてあげる」と、飼い猫を見せてくれて、この人は日本語を知ってるのかと思ってたけど、「ñeca」が相棒みたいな意味だったことを今知った!

          アルゼンチンの弁当

          お久し振りです。弁当についてちょろっと。 なぜだか弁当文化は日本が進んでて弁当箱も日本のが機能的だと思いこんでいたんですが、多分それは海外の映画で見る子どもたちが紙袋にりんごとサンドイッチみたいな簡単な食べ物を持っていくのを見て、外国は弁当箱ないと誤解してしまってたからかもしれません。 確かに日本のお弁当は、普通の食事とも違ってやたらと少ないおかずが何種類も入ってるイメージがあって特殊です。内容も見た目も凝っていて、弁当に特化した本もたくさんありますね。 子どもたちの学

          アルゼンチンの弁当

          言葉とジェンダー、俳句。

          スペイン語は多くの名詞の終わりがoかaで男性か女性が分かれ、そうでなくても冠詞によって男性か女性をはっきりさせているかなりバイナリーな言語で、スペイン語に出会ってからこれまでずっと苦労してます。その名刺につける形容詞も男性形か女性形に形を変えないといけないから。 女性名詞・・・La silla 椅子、La cosa 物、La mesa テーブル、La cama ベッド、La casa 家、La comida食べ物、La ducha シャワー、La tierra 大地、La

          言葉とジェンダー、俳句。

          アルゼンチンのピザ、ピクサ。

          ブエノスアイレスはイタリア移民が多いため、ピザは気軽な定番フードでありながら、こだわりのピザ店もたくさんあります。 不思議なのが、pizzaと書きながらピッツァでもピサでもなく、ピクサと発音するところ。picsaという名前のピザ店もあるくらいです。 種類はマルガリータ(マルゲリータ)、ペスト(バジルソース)、モッツァレラなど日本でもよく見るピザも定番だし、玉葱と長葱がたっぷり乗ったフガッツァというアルゼンチンオリジナルピザも人気です。(生地と生地にチーズを挟んでその上にど

          アルゼンチンのピザ、ピクサ。

          秋から冬へ

          秋から冬へ