あきうみ

南米、ラプラタ川の水平線を見ながらいろいろ書いています。

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マガジン

  • きょうのラプラタ空

    水平線が見えるラプラタ川と大きな空が日々いろいろな表情を見せてくれます。

  • ふつうの川沿いの日記

    川沿いの日記です。

  • ハキリアリの世界

    巣の中できのこを栽培しているらしい、不思議で力持ちなハキリアリ。ハキリアリはアマゾンの奥地でなくても、アルゼンチンの街中に住んでいます。散歩や買い物で見かけたハキリアリを観察しています。

  • アルゼンチンの町工場

  • シリーズ 電線

    電線と電柱の風景です

最近の記事

すべて理解できる窮屈さとあまりわからない自由とかいって、スペイン語の恥ずかしい間違いをお披露目する

日本では記録的な暑さの夏だそうで、そんな日本に一時帰国して南半球に帰ってきたら、普通の冬でもしっかり寒い。 いや、一時帰国する前よりもしかしたらあったかいくらいなんだけど、体温調節機能がバグっちゃってて、あまりの寒さに、足の爪先を反対の膝の裏に挟むという嘘のヨガみたいな体勢で寝たりした。 さて、数年ぶりの日本では、どこもかしこも超スムーズ、安い美味しい、隅々に工夫が行き届いている、国そのものがコンビニみたいな環境で、知ってたつもりでもやっぱりびっくりしっぱなしだったのだけど

    • おだやかな朝

      • アルゼンチンの発明品シリーズ スパークライター

        アルゼンチンの家庭にはかならずあると言っても過言ではないらしい、「Magiclick」 マジクリック。 現在でも、どこのキオスク、ちいさなスーパーでも見かける、タバコに火を点けるライターよりは大きい、チャッカマンのようなライター。 これがアルゼンチンの発明だと初めて聞いた時には、「ライターってもっと昔からあったんじゃないか?」と疑問だったが、調べてみると、ライターには着火方法や燃料などの違いでさまざまな種類があり、Magiclickは高電圧で火花を起こして、コンロの火をつ

        • galón bordado 刺繍されたガロン(テープ状の飾り) ついつい買ってしまったが何に使おうかな。

        すべて理解できる窮屈さとあまりわからない自由とかいって、スペイン語の恥ずかしい間違いをお披露目する

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          23本
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        記事

          「イサベルの息子のカルロスがレイディディと結婚してたんだって!」 三女がゴシップを聞いてきたのかと思ったら、 イサベル=エリザベス女王 カルロス=チャールズ皇太子 レイディディ=Lady Di=ダイアナ妃 イギリスの歴史だった。

          「イサベルの息子のカルロスがレイディディと結婚してたんだって!」 三女がゴシップを聞いてきたのかと思ったら、 イサベル=エリザベス女王 カルロス=チャールズ皇太子 レイディディ=Lady Di=ダイアナ妃 イギリスの歴史だった。

          アルゼンチンのパスタ ソレンティーノ

          イタリア移民の影響が強いアルゼンチン、以前紹介したピザだけでなく、パスタにも特殊なメニューがあります。 その名はソレンティーノ。日本ではそこまで聞き馴染みがないかもしれないけど、ソレントはイタリアの地名です。 パスタ料理のあるお店ならたいていソレンティーノもあって、独自のスタイルを売りにしているところもあります。 ナポリターノ、ジェノベーゼみたいに地名のついた料理だけど、ソレントには同名の料理はないらしい。 発祥は、ブエノスアイレスの南の方のMar del Plata

          アルゼンチンのパスタ ソレンティーノ

          王様の洗濯

          秋の、風が吹かなければ暖かい、ぎりぎりの日差しの中で、健気に太陽に顔面向けて乾きに励む洗濯物たちよ ズボンのポケット、カップつきキャミソール、足ふきマットのふち、パーカーのフード、残念ながら君たちは日の入りには間に合わん 他の洗濯物が取り込まれた後、室内干しで居残りだ 着ぐるみパジャマよ、おまえはもってのほかだ。特別にこの手で裏返してやるとしよう せいぜい生乾き臭くならないように、夕刻まで風になびかれることだ

          王様の洗濯

          アルゼンチン版、詐欺電話

          たまにもう使わなくなったものをMarketplaceで売るんだけど、先日グラフィング計算機を出品した。 家の近い人に手渡しできてトラブルが少ないのがいい。 あっという間に何件か連絡がきて、そのうちのひとり値切ってこなかったロベルトとやりとりをしていた。 「オーーラ、セニョーラ、きょう取りに行きたいんだけど、半分を振り込みで、半分を現金で渡してもいいかな?」 おじいちゃんみたいなやたらに丁寧な話し方。セニョーラなんて言う人はあまりいない。計算機は息子のために買うんだろうか

          アルゼンチン版、詐欺電話

          お金に関するアルゼンチンの隠語(ルンファルド)集めてみた。

          アルゼンチンの友人と話しているときに、なぞのお金の単位が出てきてよくわからないことがある。1ルカと聞こえたけどそんな単位は知らない。 聞いてみたら、1ルカは1000ペソ札のことらしい。お金にまつわるたくさんの俗称(ルンファルド=リオプラテンセの俗語)があるというので、勝手に調べてまとめてみた。 GUITA ギタ。お金一般のことをギタと聞く。もとは1センターボのことだったらしい。 語源は、guitaはロマ語の一種、カロで細い紐から。財布(布の袋)を結んでいた紐のことだった。

          お金に関するアルゼンチンの隠語(ルンファルド)集めてみた。

          orzと叩

          酔っ払いながら字を書いていたら、叩くという漢字が思い出せなくて、でも意地になってしばらく調べずに考えていた。 口へんのイメージが浮かぶけど、たたくんだから手偏かもしれないとノートにあれこれ書いたりきて、やっと「叩」が出てきたんだけど、なんで「たたく」が口へんなんだろうと不思議に思ってググってみた。 叩という漢字の成り立ちは地面に頭を打ち付ける様子、土下座する形が元になっているらしい。 口を頭と見ると、がっかりを意味するアスキーアート「orz」にとても似ている気がする。

          GなのかBなのか。昨日の続き

          ひとりで白熱、GROSS vs BRUTO論争の続き。 まず、GNPもGDPも死語だった、というところから始まります。世の中ではGNI(国民総所得)が主流らしいですが、大事なGの部分は変わってないので、よしとします。 文字の見た目で語源がわかりそうな言語に片っ端から訳していきました。その数22言語。 さて、GROSS派、BRUTO派どっちが多かったと思いますか??? 結果は、 BRUTO派 Nationell bruttoprodukt BNI スウェーデン語

          GなのかBなのか。昨日の続き

          GDPのグロスはキモ〜のグロス

          恥ずかしながら、もしかしたら中学英語な話題かもしれませんが、 Que bruto!(なんて乱暴な!)、でお馴染みのbruto と同じbruto を使ってproducto bruto internoがPBI (ペベイ)でGDP国内総生産なんて思いもよらず、ニュースを聞きながら、「内側の粗野な製品」を想像しててまったく頓珍漢な理解をしてた午前、 午後になりふと、英語のGDPのGross(総計)と、キモいのgrossが同じ単語だったことに気がついて、またひとりで膝を打っていまし

          GDPのグロスはキモ〜のグロス

          ボールペンのはなし

          アルゼンチンではボールペンをほかのスペイン語の国でいう「Boligrafo」じゃなくて「Birome」と呼びます。 文房具屋さんで「Birome」はメーカー名だと聞いたけど「Birome」というメーカーは見かけない。てっきりラップをサランラップと呼んじゃう的なことかと思ったのに。 それで、なんでボールペンを存在しないビロメと呼ぶのか調べてみました。 世界最初のボールペンは、第一次世界大戦でナチスの迫害から逃れるためにハンガリーからアルゼンチンに移住したBiroさんと、移住

          ボールペンのはなし

          日の出の雲

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