女性マーケットを理解するために読むべき１冊

朝４時起きして、水田の草引きをして絶賛疲弊中。
肥料や農薬を使わない自然農法のお手伝い。
本日は雑草との戦い。

体にいい食べ物を育てるの、こんな大変なんて！
農家さんには感謝しかない🥺

さて、マーケティング勉強中の私が
女性起業家のパートナー*に勧められて読んだ本を紹介する
(勝手に)コーナー

*今まで「ボス」と呼んできましたが、
自分社長(個人事業主)の自覚を持って欲しい🔥と言われ😅
これから「パートナー」とお呼びすることにします。

前回(というか初めて)の記事が、
https://note.com/akiy0819/n/nfb42c7566bd8
意外と好評だったので第２弾いきます🔥

今回の本は
『プリンセス・マーケティング
「女性」の購買意欲をかき立てる7つの大原則』
　谷本理恵子

ここで、ページを閉じようと思った、そこのアナタ、
人口の半分以上が女性なの、わかってますよね〜

さらに、
ある一説によると、
「妻は、夫の買い物の９割は口を出す」
なんていう結果もあるらしいです。

女性の「消費」への影響力、デカし。

女性の気持ちに寄り添える者は、
市場も牛耳れる…カモ、
ということで、早速読み解いてまいります💨

①誰向けか？

主たる読者は男女問わず、

• 女性向けの商品やサービスに携わる人

• マーケッターや商品開発をしている人

例えば、
「欲しい！」と思ってもらうには、
その商品やサービスを購入することで
男女それぞれの「得たい感情」を知っておく必要があります。

男性の(皆様は心当たりがありますね？)
消費行動には
「他者からの評価」(モテたい、勝ちたい、権威ほしい)が
大きなウェイトを占めます。

しかーし、
女性は異なるんですね。
女性の消費行動の根幹は
「自己満足」(私らしい、自信が持てる、本来の私になる)
なんですね。

言われてみると、
例えば、高い服を購入する時、
私は他人に「うらやましいー！」と言われるよりも
最終的には「自分らしい」「似合う」という
感情の方が上位に来ます。

さらに言ってしまえば、
男性がほとんどを占める
商品・サービスの市場にいる人でない限り、
みなさん、この本を読んでおくべきです！

車や住宅購入といった、夫婦の財産の買い物。
スペック・機能に目が向く男性
実際の使い勝手やデザイン、生活動線を重視する女性。
わかりますよね〜


そして、上記でもお伝えしたように
決定権は、女性に多い…

②この本を読むと、どうなるのか？

ヒーローズジャーニー　(神話の法則)

マーケティングやビジネスを勉強した人なら
一度以上は耳にしたことのある、
普遍的な「シナリオの型」のことです。

ここでは詳しく述べませんが、
主人公に、
日常を脅かす出来事があって、
↓
冒険をスタートさせ、
↓
試練があって、
↓
それでも勝利を収めて
↓
日常に戻ってくる。

日本の昔話にも、
ハリウッド映画にも使われている「型」です。

私も、ビジネスを学んでいる時に
必ず聞いた理論ですが、
そういえば、先生はみんな「男性」でした😅

プリンセス・マーケティングを読んで、
いかにビジネスやマーケティングが
「男性視点」
であるかを思い知らされました＿|￣|○

この記事をお読みになっている方の中にも
この本を読むと、
女性には独特の
「プリンセス・ストーリー」
があることを知ることになるでしょう。
(後ほど、解説します)

一例を挙げると、
一般的に「女性は"感覚で"物やサービスを買う」
なんて、言われてきました。

この本の中では、(男性が理解し難い)
女性が「衝動買い」
に至る背景を解説しています。

マーケティングを勉強した人なら
Attention (認知・注意)
Interest (興味)
Search (検索)
Action (行動)
Share (共有)
理論はご存じでしょう。

しかし、これ、必ずしも全ての女性に当てはまるものではない。

女性は男性に比べて、
Search の段階が
あまり重視されない(スキップもする)のです。
買い物が男性より、気軽なんですね。

だから、女性に効くアプローチは
「購入」＜「とりあえずお試し」

確かに…
Koalaマットレスは「１００日お試し全額返金保証」
通販コスメは高確率で「トライアル」があり、
パートナーの高額商品も「初日で合わないと感じたら、全額返金」。

世の中の商品・サービスの背景が理解できるなぁ🤔

…と、こんな感じで、
女性が
どこを見て、何を感じて、購入するのか？
このプロセスを知ることができます。

よって、この本を読めば、
女性の感覚に寄り添い、
商品の開発や販売手法に活かせる
ノウハウを手に入れることができます！

③ちょこっとだけ本の解説

この本は、
従来のマーケティング手法(= 男性向け)と
比較しながら、
女性に特有の行動や考え方を
７原則に分けて記載しています。

さらに、
男性を「英雄」
女性を「プリンセス」
と、名付けて解説しています。

この人たちの一般的な物語設定を考えると
それぞれがどう考え、振る舞うか、予測できるので
巧いネーミングだなぁと思います。

この本で、
「他のことを忘れてもこれだけは覚えておいて！」という
１番大切なことを挙げるなら…
女性のストーリーは
「本来の自分らしさを取り戻す」ことが究極の目的。

「成長して英雄になりたい」ストーリーの男性とは
全く異なる商品やサービスの展開が必要なことは
これだけでもご理解いただけたかと。

④個人的な本の感想

先日、別の机に座っていた４〜５０代らしき女性が
お姫さま練習ノートを
手元に置いていました。

いくつになっても、女性の根源に
プリンセスがいるんだなぁ👸

この本を読むまで、
男性・女性ときっちり分けて考えたことなかったんですが、
この本には
「自分のことを書かれている」
という感覚がありました。

• ○○○のオススメは参考にする(比較はめんどくさいもん)

• モテ要素にはあまり興味ない(あ、これは年齢のせいかも…)

• 「自分らしく生きたい」

わかる〜

さらに、本に書かれてあるパターンに
現実にあった出来事もあてはまります🤣

• 掲載する写真や、フォーマットの美しさにこだわるパートナー(女)

• 高額商品購入時は、課金してでも選択に時間をかける社長(男性)

• ブログの改行スペースがやたらデカいパートナー(女)

これからnoteやLPで文章を書く時に、
書く順番、言葉遣い、ビジュアル情報に、
もっと「女性」を意識して書いていきます！

最後に、
この本自体は、女性向けに書かれているので、
バリバリ男性脳の方は、
ちょっと物足りない or および読み切った！感が薄いかもしれません。

数値のデータはほぼ出てこないし、
理論を補足する客観的な事象が少ないです。

ただ、
・同じことを何度も繰り返すので、重要ポイントは押さえやすい。
・日本人女性に「わかりやすい」書き方の一例を知る。
これらの点を認識しておくと、読後の満足度は高まるはずです。

著者本人が解説する動画を発見👀
https://www.growup-marketing.co.jp/services/book-princess-marketing/