ヘロインだけは触るな

ヘロインだけは触るな

これはオーストラリア時代の兄貴分、兼、ネタの仕入れ先だった人間に何度も何度も言われてた言葉です。

ヘロイン といえば、ドラッグの王様

村上龍 の小説(他の作品にも出てきてるんでしょうが、俺には"村上龍映画小説集"の記述が最も強く印象に残っています)にもそう書かれてますし、ドラッグユザーの世界でも一般的にそう言われてると思います。

ヘロインはとにかく強烈です。

こう言っておきながら、俺はヘロイン単体は一度もやったことがありません。以前、 Daft Punk "Around the World" で書いたようにヘロイン含有量が以上に多いエクスタシーをバカ食いして、その後ヘロインの離脱症状に苦しんだことはあっても、ヘロイン自体をやったことは一度もありません。

それは、"ヘロインやるような奴とは付き合えないし、付き合わない"という兄貴分の言葉(実際にヘロインをやりだした人間とは距離を置いていた)もあるし、" '95 till Infinity 第3章スタート "で書いた1996年12月頃から1997年4~5月頃のヘロイン禍で友達がどんどんダメになっていくのを身近で見たからでした。

そこらへんは '95 till Infinity においおい出てくるし、小説とは別で書いていこうと思います。

ヘロインは本当に怖い…

そして、俺は自分の精神的な弱さと依存癖をよーーーく知っています。

知っているからこそ、今までパチンコ台を触ったこともないです。

(酒とドラッグに加え、ギャンブルまで人生で抱え込めない。"場"を楽しみに行く競艇場とカジノは好きですが、レートはものすごく低いです。カジノでは大小というサイコロ賭博をプレーしますが、カンボジア国境のカジノだと、ミニマムの一手70円のようなちんけな博打です。バカラもやるけど、あれはミニマムが一手1,700円になるのと、大きく張ると札をめくんなきゃなんで、いつもミニマムばっかです。)

と、書いてて1番好きな書き手の1人、鴨志田穣 が ゲッツ板谷"インド怪人紀行"に書いた文章をふと思い出しました。

鴨志田穣はアルコール依存症の闘病中に癌が見つかり、亡くなりました。

鴨ちゃんが癌と戦っている頃、俺は '95 till Infinity の、noteの連載でいうと、ちょうど今やってる 第3章 を書いていました。

鴨ちゃんが闘病中のその頃、mixiのファンコミュニティーで"鴨ちゃんを囲む会"ってのが企画されて"行きたいなー"なんて思ってたけど、夜勤で行けずで残念に思っていたところ、鴨ちゃん死去のニュースを携帯で見ました。

当時、笹塚の大きめの一軒家を1階と2階に一部屋ずつのアパートに改装したとこの2階に彼女と住んでたんですが、夜勤か泊まり前の時間に小説を書いてて、休憩で玄関外の大きな鉢植えの横に座りタバコを吸ってた時に携帯から見たそのニュースにびっくりしたのを今でもはっきりと憶えています。


ヘロインの話からまた脱線してしまいましたが、何が言いたいかというと、人間いつかは死んじゃう。なんで、やりたいことは今やらないと。

鴨ちゃんを囲む会もそうですが、俺は仕事が仕事がだで、物事にアクションしないことが多かった(今でも多い?)です。

けど、最近よく思うんですけど、仕事なんて、半日や1日先延ばしにしても意外と大丈夫なんですよね。

なんで、やりたいことはやる!

以上です。


限りなく透明に近いブルーも、コインロッカー・ベイビーズも、69もエクスタシーも好きだけど、これが1番好き。

ヘロインの元になるアヘンを、ミャンマーに密入国して反政府ゲリラと合流し、芥子の種まきから栽培、収穫までした 高野秀行 のノンフィクション。アヘンでもこの離脱症状のきつさだから、ヘロインはと考えると…

高野秀行も、とても好きな作家の1人です。

鴨ちゃんが書いたのはチャプターとチャプターの間の数ページで、後はゲッツ板谷のいつものギャグ旅行記。ゲッツ板谷の旅行記でこれが1番好き。

単行本の↓のリリー・フランキーの表紙のままがよかった。

酔いがさめたら


…と、もう1人俺の大好きな書き手さんがアル中→癌で亡くなってる。

この人についてもいつか書こうと思います。

noteも含めた"アウトプット"に生きる本や音楽、DVD等に使います。海外移住時に銀行とケンカして使える日本の口座がないんで、次回帰国時に口座開設 or 使ってない口座を復活するまで貯めに貯めてAmazonで買わせてもらいます。