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「ゴジラ」は日本映画界の財産

連休を利用して、話題の映画「ゴジラ-1.0」を観た。

観て、感じたことを綴りたい。



いきさつ

今月の連休を、久々の勉強の休日として、2本映画を観た。

一つは以前投稿した「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」。


もう一つは、遅ればせながら「ゴジラ-1.0」


公開後、海外でも評判が良く、数々の映画賞を受賞。


予定外の作品であったが、ぜひ映画館で観たくなり、まだ公開している映画館を見つけ足を運んだ。

さてその感想は!?



私 感┃「ゴジラ-1.0」


あらすじ

生きて、抗え。

焦土と化した日本に、突如現れたゴジラ。

残された名もなき人々に、生きて抗う術はあるのか。

ゴジラ七〇周年記念作品となる本作「ゴジラ −1.0亅で監督・脚本・VFXを務めるのは、山崎貴。

絶望の象徴が、いま令和に甦る。

「ゴジラ-1.0」あらすじ


主演は神木隆之介・浜辺美波の、NHK連続TV小説「らんまん」のペアである。


その他、内容についてはこれくらいにしておく。

今回やや遅れてだが、観て心に響くものがあったので、「私 感」として一筆記しておきたい。


映画の完成度は非常に高く、エンターテインメントとしても良くできていた。

主人公の苦悩と葛藤、そして愛。

「ゴジラ」に対抗する人々の人間関係。

物語として人間臭くまとまっていた。


パンフレットで山崎監督自身も語っていたが、あの庵野監督の「シン・ゴジラ」の後に「ゴジラ」を撮るのには、かなりのプレッシャーがあったようだ。


しかし言ってしまうと、今作はいい意味でそのハードルを越え、大成功だったと思う。

「ゴジラ」の迫力・恐怖はもちろん、人間劇や、戦争・核兵器に対する批判といったメインテーマもちゃんと描かれていた。

何より良いのが、作品がわかりやすいこと。

それでいて対象年齢が低くないこと。

とても面白かった。

音楽もバッチリで、あの「ゴジラ」のメインテーマが耳に残った。

レイトショーだったので夜遅くなったが、帰宅後、興奮して眠れなかった。

映画館でその迫力を堪能できて大満足だった。




まとめ 「ゴジラ」は日本映画界の財産

いかがだろうか。

ここまで読んでいただいて、伝わるものがあれば幸いである。

「ゴジラ」という作品を振り返ると、確かに第一作目は良いとして、その後は子供向けという要素が強かったことを否定できない。

しかし「シン・ゴジラ」がそれを払拭し、原点回帰したと言える。

そして今作はどうだったか?

結果は、見事に「シン・ゴジラ」からのバトンをつないだ思う。

大人が観ても楽しめるのだ。

もっとも、それまでの「ゴジラ」で育った子供が、大人になって作り出した作品であることも付け加えておく。


さてその結果、今作を観て、一番に感じたのは、「ゴジラ」という作品の世界観と基本設定

それは「核兵器による負の遺産であることと、それに対する人類の贖罪」である。

最近ハリウッドでも「ゴジラ」の映画を制作しているが、むしろ核肯定の要素が強い。

しかし、被爆国日本であるがゆえに、この「ゴジラ」の基本設定を映画界の財産として、今後も多くの監督がそのバトンを引き継いで行くべきではないか。

「ゴジラ」の基本設定は守るものの、多種多様なドラマが繰り広げられるのだ。

あるときは、政治批判を織り交ぜても面白いかもしれない。

またあるときは、世界に対するメッセージを込めてもよい。

いやぁ、もうすでにやっているのかな、なんて。

この先は、バトンをつなぐ監督たちの腕の見せどころである。

この先に続く、「ゴジラ」もぜひ期待したい。

この先も「ゴジラ」は不死身なのであるーーーー。




最後までお付き合いいただき、恐悦至極に存じます。

また次回も、不思議の世界にご案内致します (*^^)v


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