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93歳のゲイがたどった「同性愛者の半生」という内容のドキュメンタリーを観て感じたこと。

こんにちは、じゅくしんです。

たまにはLGBT関連の記事を書いてみます。

最近、一番グッときたドキュメンタリーがこちらです。

93歳のゲイの方へのインタビューです。

これ、私は衝撃でした。93歳のゲイの方のお話って聞く機会がまったくなかったので、自分とはまったく違う時代を生きてきたんだなと、つくづく感じました。

動画の中でも触れられていますが、かつて同性愛というのは、

「異常性欲や変態性欲とされ、治療が可能な精神疾患とされてきた」

という病気の扱いだった時代です。

そんな扱いをされている時代ですから、カミングアウトなんて絶対にできないわけで、ずっと自分のセクシャリティを誰にも打ち明けることなく生きてきたわけです。

その人生を想像するに、やはり孤独だったのではないか…と考えます。
自分が思春期の頃は、もう既にインターネットが結構普及していて、同世代のゲイの人と色々と交流ができましたので、それほど孤独感だったり、誰にも打ち明けられないような感覚は少なかったです。

しかし、インターネットのようなものが発達していない時代、昔はそれこそ非常に厳しい時代だったと思いますし、なおかつ世間の風当たりも全く違いがあったと思いますので、このドキュメンタリーで語られる時代背景や当事者の方の言葉から感じる『重さ』を感じるたびに、自分はなんて幸せな時代を生きているのだろうか…と思ってしまいました。

最近は、LGBT を肯定的に捉える世間の動きがあり、私が子供だった頃よりも、生きやすくなっているように感じます。少しづつ時代は良くなっている。

LGBT当事者が、自分のセクシャリティを「病気」や「異常」と思うことのない社会、また、それを恐れることなくカミングアウトできる心理的な安全性のある社会をつくるためには、いったい自分にできることは何だろう?と考えるきっかけになったドキュメンタリーでした。



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