におい発生装置は、人間の本能を刺激する装置?
こんにちは、じゅくしんです。
ギズモードジャパンというYouTubeチャンネルが私は大好きなんですけれども、この動画の中で、ソニーの新技術開発として、Tensor Valve テクノロジーというものが紹介されていたのですが、とても興味深かったです。
ソニーのnoteでも取り上げられていますね。
いったいどんなテクノロジーなのかと言いますと、
「におい提示装置」
です。
動画では、タブレットで例えばレモンの匂いとか選択すると、この機械からレモンの香りが作られて、提示することができるというものです。
機械の内部には40 個もの香りのインクのような物が入っていまして、そのカートリッジから、匂いの成分を出すことによって、使用者が匂いを感じることができるという装置。
しかも、その提示された匂いの成分はものすごく微量なので、あくまで使用者のみが嗅ぐことができて匂いが後に残ることはないし、機械の高い密封性から、匂いが外に漏れることも無いのだそう。
匂いというのは、様々な物事を思い出す時にその思い出と結びついていて、その時に嗅いだ匂いを嗅がせると思い出す、言わば記憶のトリガーということがよく言われています。プルースト効果というやつ。
また、嗅覚は、視覚や聴覚と違って五感の中で唯一ダイレクトに脳に伝わるので、より人間の本能を刺激することが可能になるはずです。
映画館とか、VRゲーム機とかに、こういった嗅覚を刺激する装置を付けられると、一気に没入感が高まると思うんですよね。
例えば、森林の映像や音声だけでもリラックス効果があると思いますが、これに森林の匂いも作り出せれば、より一層のリラックス効果があるかなと想像します。
視覚や聴覚といったものに加えて、嗅覚への刺激を機械で作りだすことで、まったく新しい感動体験というのが今後生まれるかもしれないと思うと、なんだかすごくワクワクしませんか?私はものすごーくします。
「匂いを取り扱えるようになることは、より人間の本能に近づくこと」
と、動画内で担当者の方が仰っていましたが、嗅覚も機械で再現出来るテクノロジーが今後どうなっていくのか、興味深く観察していきたいです。
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