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今日の召し上がれ

〜豚ハツとブルーチーズの
腸詰めと
甘めに煮込んだ
玉ねぎのトマトシチュー〜

ソーセージ。

うぇーい!!!!

と言う事ですが、お肉です。
ソーセージです。

自家製ソーセージなんてね、これがなかなかめんどくさいんですよ…ホントに。

ハンバーグを作る感覚で作り始めると、ど〜してもかったるくなっちゃって、途中で嫌になってしまうんです。
なので、今日は若干テンション上げ気味です。

餅は餅屋。
ソーセージはソーセージ屋。
なんて言葉がありますが、これ、本当です。
余程のこだわりがなければ買ってきた方が良いと思います。
ちょっと贅沢すれば無添加ソーセージとかもネットでも手に入りますし、なによりやっぱり美味しいですよね。

「じゃあ、なんで作るのよ?」

って話なんですけどね、

「ロマン」

です。
はい、浪漫です。そこにソーセージがあるからです。

もう、こだわってる所と言ったって、「自家製」って聞いたお客様が「えー!すごーい!」って言ってくれるかどうかだけです。
※女性だと3割り増しで嬉しいです。

あとは、今回のソーセージの様に、ブルーチーズなどを加えたソーセージってなかなか見かけないんですよね。
で、自分で作れたらおつまみにもなるし、色々と小回りきくんじゃないかな、と。

ところで皆様、ウィンナーとかフランクフルトとかって名前のつけ方ご存知ですか?

ウィンナーソーセージ
オーストリアの地名、ウィーンにちなんだ名前。
羊の腸に詰めたソーセージで、太さが20mm未満の物。羊の腸に詰めた物であれば20mmを超えてもウィンナーソーセージと呼べますが、人口のケーシング(詰める袋)を使う場合は20mmを規格としています。

フランクフルトソーセージ
ドイツの地名、フランクフルトにちなんだ名前。
豚の腸に詰めたソーセージで、太さが20mm〜36mmの物。ウィンナーソーセージに同じく、豚の腸に詰めた物であれば多少サイズを外れていてもフランクフルトソーセージと呼べます。

ボロニアソーセージ
イタリアの地名、ボロニアにちなんだ名前。
牛の腸に詰めたソーセージで、太さが36mmを超える物。これもまた同じく、牛の腸に詰めた物であればサイズを外れていてもボロニアソーセージと呼べます。

ちなみに中に詰める材料とかは特になんでも良いそうです。
中に詰める物や、詰めた後の加工方法によって、さらに細かく分類されていきますが、太さによって大きく3種類に分けられると言う事です。

ちなみにホットドッグの名前の由来なんてものも調べてみました。

犬の肉を使っていたから、なんて噂もあるそうですが、これは逆に「ホットドッグ」という名から生まれた噂なので、全く関係ない様です。
「ホットドッグ」と呼ばれる以前、とある野球場では、ダックスフントに形が似ている事から、「レッド・ホット・ダックスフント・ソーセージ」という名で売られていたそうです。
それをアメリカのとある漫画家さんが、犬のダックスフントにマスタードを塗った絵を描いた際、ダックスフントと文字を書くのが面倒だったのでホットドッグと呼んだのが始まりだと言われています。

また、ドイツでは豚肉が原料とされていますが、英語では安価で手に入る色々なお肉を使ったソーセージその物をホットドッグと呼ぶそうです。パンに挟まっているかどうかは関係無いんですね。

日本では、パンに挟んで食べるスタイルが目新しく、印象が強く残ってしまったので、ホットドッグと言えばパンに挟まった物を言いますし、長いパンに何かを挟んだ食べ物を〇〇ドッグと呼んでしまったりもしますね。

また、アメリカンドッグは和製英語だそうで、英語ではソーセージに衣をつけて揚げた食べ物をコーンドッグと呼んだりするそうです。
北海道ではお砂糖をまぶしたフレンチドッグと呼ばれる食べ物もあるそうです。
魚肉ソーセージを使った物をフレンチドッグと呼んだりと、地域的な差異がたくさんありそうな食べ物ですね。

さて、長くなってしまいましたが、ここからが本番です。
めんどくさいけどテンション上げていきましょー!!!

さあ、みなさんご一緒に、

うぇーい!!!!!

#料理 #レシピ #ハーブ #スパイス #美容 #健康 #豚肉 #ソーセージ #ブルーチーズ #トマト #シチュー

詳しいレシピ

豚ハツ…1kg
牛乳…300g
塩…15g
砂糖…10g
黒胡椒…5g
タイムパウダー…2g
オリーブオイル…50g
ブルーチーズ…50g
豚腸…1本

オリーブオイルを凍らせておきます。
オリーブオイルをタッパーなどに入れ、冷凍庫に入れて凍らせます。

豚ハツを下処理します。
豚ハツを2〜3cm角にぶつ切りにします。
ビニール袋などに豚ハツと牛乳を入れ、口を縛ります。軽く揉んで冷蔵庫で5時間以上置いて臭みを抜きます。
牛乳を捨て、水分をよく拭き取ります。
もう一度ビニール袋などに豚ハツ、お塩、お砂糖、胡椒、タイムを入れ、軽く揉んで冷蔵庫でもう5時間程おきます。

豚ハツをミンチにします。
豚ハツから水分が出るので、もう一度水分をよく拭き取ります。
フードプロセッサーで白っぽく、ピンク色になるまでミンチにします。
この時、お肉の温度が10℃以上になってしまうとハンバーグの様な食感になってしまうので、4〜5回に分けて少しずつミンチにします。
その都度凍らせておいたオリーブオイルを加えながら、温度が上がらない様に混ぜ合わせてください。
また、ミンチにする前と、した後の豚ハツをこまめに冷蔵庫にしまっておく事もコツの一つです。
全てミンチになったら、ブルーチーズを細かくちぎり、ゴムベラなどで良く混ぜます。手で混ぜても良いのですが、温度が上がらない様に、氷水などで手を冷やしながら混ぜましょう。

腸につめていきます。
ボールなどに水を張り、豚腸を浸けてよく洗います。
何度か水を換えながら、腸の中にも水を通して洗います。
口金を付けたしぼり袋に豚ハツを詰めます。
口金の部分に豚腸を通して行きます。
全て通したら豚腸の端の部分を結びます。
豚腸にお肉を絞り出していきます。この時あまりパツパツに詰めてしまうと豚腸が破れてしまうので、若干のゆとりを持たせて詰めます。
全て詰めたら最後の口を縛ります。
好みの場所を人差し指と親指で摘み、三回ねじります。

詰め方やねじり方などは、文章で説明するとものすご〜く大変な事になってしまいます。ほんと、大事件です。
なので、某Tubeなどの動画サイトやブログなどでもたくさん紹介されているので、そちらを参考にしていただければと思います。
ここでは、当店でのレシピのご紹介とさせていただきます。

ここまで来たらあと一息です。

トマトシチューを作ります。
玉ねぎ、人参、セロリを刻み、赤ワインで煮込みます。そこに市販のトマト缶を加え、更に煮込みます。
お塩、ハチミツ、胡椒で味を整え、粗熱をとってミキサーにかけます。
レシピは別ノートにあります「スパゲティ・ア・ラ・マチェラーラ」を参考にしていただければと思います。
もちろん、トマトシチューではなく、ふつーにケチャップとマスタードでも美味しく召し上がっていただけますので、ここは適当に流してくださっても問題ありません(笑)。

80℃前後のお湯を沸かし、温度を維持しながら20分程ソーセージをボイルします。
20分程ボイルしたら、フライパンに油を敷き、表面がこんがりするまで焼きましょう。
沸騰したお湯で茹でると腸が破れてしまう事があるので、沸騰手前、高くても90℃までに抑えておくと良さそうです。
生のまま焼いても美味しいのですが、フランクフルトサイズだと太すぎて中まで火が通る前に周りが焼け過ぎてしまいます。1度ボイルした物をフライパンやグリルなどで焼く事をオススメします。

こんがり焼けたらトマトシチューとソーセージをお皿に盛り付け、お好みでパセリなどを飾って召し上がれ。

なお、ジャガイモや人参などのお野菜と一緒にポトフなどにしてもとてもとても美味しく召し上がっていただけますので、煮るなり焼くなりお好きにしてくださいね(笑)。

もし、食べきれなかった時の保存方法ですが、1本ずつラップに包み、

冷蔵 → 3日
冷凍 → 2週間

生のまま冷凍した場合は、解凍せずに凍ったままボイルしてください。温度は同じく80℃前後で良いのですが、30〜40分程かかってしまいます。
ボイルしてから冷凍した場合は解凍してから再加熱しても問題ないので、食べる前の日に冷蔵庫に移しておけば、時間の短縮になるだけでなく、一口サイズに切って、パスタの具材にしたり、さっと炒めてお弁当に入れたりと、幅が広がると思います。

今回はずいぶん長くなってしまいましたね。最後までお付き合いいただきまして、本当にありがとうございました。

それでは最後にいきますよ。

さあ、みなさんご一緒に、

うぇーい!!!!!


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