いかなる理由があろうと安倍晋三を殺してはならなかった
仙台駅近くの街頭で、自民党の参院選挙区候補の演説を聞いて、メモを取っていたら、どこからともなく「どうも!」と気さくそうな男性の声がかかった。「?」と顔を上げると、目の前に安倍晋三元総理がにこやかに立っていた。私は安倍氏とは顔見知りではない。だが、まるで昔ながらの友だちに会ったような表情である。目と目が合って、彼は相手が取材を目的としていることに気づき、すぐに目をそらして、他の人たちに手を振った。安倍氏の後方には、SPが2人、怖い顔をしてこちらをにらんでいた。つい10日ほど前