胸くその悪かった衆院東京15区補選と、小池3選が都政にもたらす失望
候補者が他の候補者の街頭演説に突撃し、大暴れするという、悪夢のような光景を眺めながら、日本もついに逝くところまで逝ってしまったと天を仰ぐしかなかった。こんな光景を見るために、我々は戦後、民主主義を守ってきたのだろうかと思うと虚しくなる。こんなに胸くその悪い選挙は生まれて初めてだ。かつて、共産党の不破哲三委員長(当時)が党公認候補者の応援で街頭演説をしている場所に、公明党の選挙カーがボリュームを一杯にして叫んで通り過ぎたことがあった。当然、不破委員長は激怒したが、当時の都議会