[無いものの存在]_44:おわり
この連載を書き始めてから、もう4年以上が経とうとしています。
その間に新型コロナウィルスの感染拡大をはじめ、多くの人が経験を共有するような大きな出来事も起こりました。それらは画面越しの遠い現実ではなく、一人一人の生活に影響を与えたものも多かったのではないでしょうか。この4年という歳月で僕は右足を切断し、義足で歩くようになり、そんな変化を当たり前と感じるようになっていったのでした。
変化のきっかけは2019年9月14日。
夜道で段差につまづいたことがきっかけとなり、自然な成り行