見出し画像

明確な目的のない留学は無意味!?留学経験を意味のある財産にする考え方

こんにちは、今回は留学経験を意味のある財産にする考え方 についてお話をしていこうと思います。

いきなりキツイことを言わせて頂きますが、明確な目的のない留学はやめておいたほうがいいです。自分探しややりたいことを見つける為に渡航してくる方が一定数いますが、そんな「目的探し」にオーストラリアにきても 90%の人は目的や、やりたいことが見つかる前に帰国日を迎えます。


なぜかというと「本当にやりたいこと」や「自分の在り方」というのは大量の行動や実績による経験値からしか実感できないからです。


やってみたいことや新しいことへ興味を持つ「きっかけ」は留学でも得られるかもしれませんが、大抵は思いつきなので少し行動を起こしても継続できずに実績になる前にやめてしまいます。


そしてまた、自分は目的を持って海外留学をしていると思っている9割の人もはっきり言って観光の延長線上でできることを目的としています。
たとえば

• 英語を習得する。
• 現地で友達を作る。
• いろんな場所へ行く。


実際海外を観光したことがある人はわかると思うんですが、現地の人と友達になるレベルであれば観光でも少し英語ができれば作れますし、語学学校へ行かなくてもオーストラリア で開催されている外国人と交流できるイベント等に行けば外国人と仲良くなることは簡単にできます。
オーストラリアの国内旅行や穴場スポット探しも1年通してやり遂げるほど大それたことではありませんし、少なくとも帰国後に自分のキャリアアップに繋がる実績にはまずなりません。


実績にしたいのであればこれら観光の延長線の先に目的に据える必要があります。
これらの目的をもう少し突き詰めて考えると以下のようになります。

• 英語を習得してどのようなキャリアを経験したいか。
• 友達との繋がりを通してどういった人脈を持ちたいか。
• 旅行や観光の体験をどんな形で商品化、サービス化するか。

せっかくたくさんのお金と時間を投資するなら留学経験を意味のある財産にする考え方を知っておくと渡航してからの行動原理も定まりやすくなるでしょう。

本稿ではオーストラリア に留学を決めたあなたがその留学期間を有意義にかつ意味のある財産にする考え方をお話ししていこうと思います。

1. 海外留学の実態とは


留学とは外国に学びに行くことです、なので自身のキャリアだったり、実績に繋がる学びや経験をすることが留学の言葉の本質だと私は考えています。

その言葉の意味と照らし合わせた時、オーストラリア でワーホリや学生VISAで渡航してきている日本人の9割が「留学」とは違うことを目的としているように思えます。

冒頭でも述べましたが、ほとんどの人の目的が観光の延長線上で達成できてしまうことなのです。

目的や意味は留学先で見つかる


などという企業の売り文句を信じて、本当に目的なく、なんとなく渡航してくる人もいるのもまた事実です。

しかし残念ながら半年から一年くらいの期間で「やりたいこと」を見つけれるなんて人はほとんどいません。

まず情報過多の現在社会において、海外に来てから初めて知ることというのはそこまで多くないです。
世界のとてつもなく貧困な国だったり、インフラが壊滅的な国に関しては例外ですが、オーストラリア は世界でも有数の先進国です。

ネットを使えば日本にいながらでもオーストラリア の情報やオーストラリアの特化性やこの国だけしかできないことなどは把握できます。

オーストラリアについて一通り調べた上でやりたいと思えることが見当たらなければ、実際に渡航しても見つからないと思っていた方が賢明です。

メディアで取り上げられる「留学を機に人生変わった人」というのは、地頭がめちゃめちゃ良いような人だったり、やりたいことをあらかじめ見つけた上で留学して、その留学生活で凄まじい努力をした人です。

なので世間のそういった華やかな成功談に踊らされないことです。

日本でやりたいことが見つからなくて海外出たら見つかったというケースも0だとは言いません。
ですが、その確率は相当低いものだと思っておいた方がいいです。



2. 英語以外にやりたいことは何か?

英語を習得したいだけなら正直いって留学をする必要はないです。お金の無駄です。

蓄積学習と実践練習の繰り返しが英語力を身につける本質なのですが、蓄積学習は圧倒的に日本にある書籍や学習機関の方が充実してますし、実戦練習に関しても自分から行動していけばいくらでも機会は作れます。

しっかりとした英語力を身に付けたい

それだけが目的なら、最も合理的かつ最短な方法は会社を3ヶ月休んで英語学習だけに全ての時間を使うことです。

費用も期間も留学と比較すると圧倒的に低コストで圧倒的成果が得られるでしょう。

英語はオーストラリアに行かなくても習得可能です。


なのでオーストラリアに留学するのなら、必ずオーストラリアで英語以外のことに挑戦するべきです。
つまり、英語を使って何かをする。もしくはオーストラリアという地で何かしらの事業を展開する。
目的により必要な英語力は変わってくるし、場合によっては英語力自体が必要ないこともあります。

たとえば私の場合はオーストラリアで現地デザイナーになることを目的として2年かけてその目的に達成しました。

オーストラリアで働く上で英語ができるというのは当たり前です。なのでそれだけでは採用されません。
私はオーストラリアの学校で1年半デザインの勉強をして英語とデザインスキルを持って就職しました。

最も私の場合は日本の大学で4年間と社会人として4年間、デザイン業に携わって来ました。
なのでデザイン歴に関しては周りに負けない自信も自負もありました。この経歴は採用に大きく関わっていたと思います。

デザイナーはオーストラリア国内でも大変人気の高い職種なので、2年でこのキャリアを得られたことは相当早いらしいのですが

渡航前から目的をあらかじめ決めておいたからこそ獲得できた実績だと思っています。



3. 実績に繋げるために考えるべき思考


オーストラリアで生活するだけでは帰国後に残るのは「体験」だけであって「実績」にはなりません。

なのでオーストラリアにいてこそできることをあらかじめ定めて渡航しましょう。

その際の目的は自分自身が「本当にやりたいこと」だと思えることであるほど、目的達成率は高くなるので、実績にも繋がりやすいです。

またその目的は現在の自分自身の中で憧れや願望に近いものでも構いません。

そして渡航中は以下の3点をしっかり守って生活することで留学期間を有意義なものにすることができます。

• 目的は明確にもつ
• 大量に行動する
• 自分に問いかける

一つずつ見ていきます。



 1. 目的は明確にもつ

冒頭で述べたことの繰り返しになりますが、やろうと思えば誰でもすぐできることは目的にしないことです。

• 英語を習得する。
• 現地で友達を作る。
• いろんな場所へ行く。

これらはそもそも明確な目的にはなっていません。

英語を習得するという定義はどうゆう状況で使うことを想定しているかで大きく変わりますし、友達といっても人数だったり国籍を限定しないなら1日で達成できます。
いろんな場所へ行くことに関してはお金さえ使えばおおよその場所には訪れることはできるでしょう。


なのでこれでは不十分なので以下のように考えます。

• 英語を習得してどのようなキャリアを経験したいか。
• 友達との繋がりを通してどういった人脈を持ちたいか。
• 旅行や観光の体験をどんな形で商品化、サービス化するか。


このレベルまで落とし込むと観光の延長線では到達できない明確な目的になります。

半年から一年という期間をしっかり使って達成できそうならワーキングホリデーを使う意義は十分にあります。
今の自分の実力、状況から1年じゃ到達できそうにない場合は目的を細分化したり、ワーキングホリデー以外のVISAを取得を考えればいいのです。

明確な目的が定まっているとオーストラリアで過ごせる時間にもいい緊張感を持って過ごすこともできます。



 2. 大量に行動する

何かの実績や功績を挙げている人たちは必ずそれを裏付ける大量の行動があります。

例えば私の場合、英語を0から4ヶ月で習得したことを謳っていますが、その4ヶ月間はめちゃくちゃ量をこなしました。

時間でいうと1日8時間以上は英語学習に当てて、それを1日も休まず4ヶ月間継続しました。

現地のカレッジに入ってからは一年半の間、英語でデザインを学んだのですが、その期間も英語の勉強こそしていませんが、毎日オーストラリア 人のクラスメイトの高速会話に対応したり、課題が出されるたびに巻物のような英語の論文を書いていたりしました。

この1年半の期間を乗り越えたからこそ、英語を真剣に学び始めて2年で現地のデザイン事務所で仕事をできるようになれました。


とにかく「実績」と呼べるほどの成果を叩きだすには大量の行動が必要です。

もし目的を達成できるイメージがしっかりできない場合は、まだあなたの行動力の量が足りてないのかもしれません。


 3. 自分に問いかける


オーストラリアでやりたいことや目的が定まっても、実際に行動していかないと自分自身でもわかりません。

なぜかというと「本当にやりたいこと」や「自分の在り方」というのは大量の行動や実績による経験値からしか実感できないからです。

なので、時々でいいので自問自答することも大事です。


興味を持って始めたことでも実際にやってみないとわからないからです。
自分にとって楽しいのか、合っているのか、この感情はある程度の行動量を積み重ねて冷静に判断できます。




おわりに


いかがだったでしょうか?


目的を持って海外留学をしていると思っている9割の人は半年から一年という期間で立てる目標にしては簡単すぎることを課しています。

なので大抵の人がだんだんその目的意識が薄れていき、なんとなく過ごして留学を終えていきます。


自分探し」や「本当にやりたいこと」を見つけるのが目的の場合はなおさら危険です。
それこそ日本に帰国した後は、留学前と変わらない日々を繰り返している可能性が大です。

そして英語覚えるだけが目的なら留学なんてする必要はありません。


オーストラリアへの渡航を決めたなら、必ず英語以外にやりたいことをまず決めてください。

それはできればオーストラリアだからこそできることを掲げてください。

• 目的は明確にもつ
• 大量に行動する
• 自分に問いかける


この3点が有意義な留学経験をあなたにもたらすでしょう。


たくさんのお金と時間を投資する海外留学。


そのお金と時間に見合った実績と経験をきちんと持ち帰り帰国されることを願います。

では また別の記事で

記事を読んでいただき、ありがとうございました。 よかったらフォローしてくださると嬉しいです