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シナリオセンター研修科課題「裏切りの一瞬」で書いた僕の脚本とは。

シナリオセンター研修科の課題というのは全部で30あります。「裏切りの一瞬」で16なので、やっと折り返しですね。シナセンではこの折返しの課題を、一瞬シリーズだなんて言ったりするのです。

裏切りの一瞬、憎しみの一瞬、愛する一瞬、別れの一瞬

一瞬シリーズですね〜。裏切りの一瞬、読みましょう。

目次
・読む
・「裏切りの一瞬」とは
・先生の評価はこんな感じ
・好きなとこ


読む

題名 誰が輝く
人物 筑前山光(15)(16)
   黒崎大二郎(15)(16)
   英我(58)ムビヶ丘高校校長




「裏切りの一瞬」とは

構成をしっかり立てる。
転(テーマを訴えるところ)を生かすためには、構成が必要です。
裏切る事情を描きます。


先生の評価はこんな感じ

・冷たい態度の主人公と馴れ馴れしい黒崎の性格の対比がいい。
・才能と才能がぶつかり合うとどちらかが妬み裏切るものですね。キャラと物語の設定が面白い。
”映画は監督のもの”と言われます。脚本の重要性に対する作者の疑問(メッセージ)を込めた作品なのでしょうか、作品の意図、テーマが見えて面白い作品になりましたね。
・但し、トップに互いに励まし合い、切磋琢磨しているシーンがあるとアンチになってより裏切りの一瞬が効果的です。

本科の頃にも書いていたのを、ほぼ全く書き直しせず(絶対真似しちゃダメ案件)研修科でもチャレンジしてみたものです。

この時「映画は監督のもの」だといわれていることを学びました。個人的には脚本家のものだと思っていたのですが、そう言われているんだということが面白かったことを覚えてます。映画を生かすも殺すも脚本次第だって誰かが言ってたから僕はそう思ったのかもしれません🤪

「監督誰好き?」「あの監督は初期の頃〜」「あの監督はここから影響〜」とかそんな会話よくありますもんね。そりゃ確かに監督のものだ!

けど脚本家も大事にせぇよ!

みたいなことを僕は深層心理的に抱いていたのかしら。


好きなとこ

自分で書いている脚本なのでもちろん全て好きなのですが、こういうとこが好きだなーなんてところを書いてみたいと思いました。

・天地人全てが好き
天地人というのは、時代場所人物設定のことですね。高校生で、学校がカチンコ風で、主要人物3人が「俺様タイプのクールガイ」「馴れ馴れしい天才肌」「映画好きの英我」。ぶちこんじゃってるんですよね。学校は「ムビヶ丘高校」って名前だし、なんかいいじゃない。ねぇ。

・クラス名が映画監督の名前ってのが好き
「こんな学校あったらな」をそのまま設定にしただけなんですが、今回出てくる「クエンティン組」って口に出して言うとなんか良いんですよ。

・劇中作品名が好き
「ドーンタウン」は大好きな尾田栄一郎が書いた読み切りの海賊漫画「ROMANCE DAWN」から、「ピニオンズ」はあの黄色いちっこい彼奴ら「ミニオンズ」から、「心が叫ばニャイ」は「心が叫びたがってるんだ」からですね。

こういうのってなんとなく漫画とかによくある表現な気もするのですが、好きなんですよねあれ。それをやってみたのでした。

このお話もそのうち必ず完結させたいですね。

以上が「裏切りの一瞬」の読み直しやさかい!みなしゃんも書いてみてください。

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