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自己肯定感はどこにある?

こんにちは!デンマーク在住・ライフコーチの石橋明子です。

最近考えていることの一つが、自己肯定感ってなんだろう?そして必要なんだろうか、ということ。

自己肯定感という言葉にとらわれて、自己肯定感を高めなきゃいけない!みたいに自分を苦しめている人、自己肯定感が低いから上手くいかなんだと考えている人が多いのかな、とクライアントさん達と話していて思うことがあったので、もはや当たり前のように使われている「自己肯定感」という言葉について考えてみます。

Wikipediaによれば、自己肯定感という言葉が初めて使われたのは、1994年。意外と最近です。英語では1890年にself-esteemという言葉が使われ始めたそうで、100年くらい歴史が古いようです。

言葉の面白いところは、それまで、もやっとふわっと存在していただけのものが、名前をつけられることで形を持って存在するところだなと思います。私は自分の中のあまり好きでないパーツに名前をつけて擬人化することで、客観的に捉えるというワークをすることがあります。「ネガティブ・ナンシー」とか「エゴイスト・ルーシー」みたいに。そうすると、モヤモヤしていたものが急に形を与えられたようにリアルに、だけれど少し距離を持って認識されるのです。

自己肯定感という言葉ができたことで、それまで多くの人が抱えていたであろう感情が、共通のコンセプトになり、語り合えるようになった。その一方で、「自己肯定感」という名前が与えられたことで、コンセプトが一人歩きし始めて、まるでどこか別の場所にある特別なものみたいに、認識されるようになったのではないかと思います。

別に自己肯定感が存在しないと言っている訳ではありません。まるでどこかにあるみたいに感じているかもしれないけれど、実は自分の中にあるもの、自分の一部なのだと言いたいだけなのです。

自分の中にあるものということは、自分でコントロールできるもの。誰かに言われたこと・されたことで自尊感情を低くする必要はないですし、下がったとしても上げていくことが可能なのです。さらに言えば、自分以外の人に自己肯定感を上げてもらうことはできないのです。「自己」肯定感ですからね。

私自身、自己肯定感が低いのが問題の原因だと思っていた時期があったので、自己肯定感が低いことに悩む方の気持ちはよく分かります。それがNLPを学んだら、急に自己肯定感が上がったというか、気にならなくなったのです。それは恐らく、自分が見ている世界は自分が作っているものだと納得したからだと思います。出来事の意味付けを変え、客観視するという作業を繰り返したら、今まで自信を奪う出来事だと思っていたことが、ただの過去の事実でしかなくなり、自分を否定するものではなくなったのです。

ですから、自己肯定感の低さに悩んでいる方がいたとしたら、悩むのをやめたほうがいいですよ〜とお伝えしたいです。その言葉にとらわれている間は、楽にならないと思うからです。「じゃあ、どうなりたいの」の方にエネルギーを使った方が解決への近道じゃないかな。

今日はすごく抽象的になってしまいました。次回はもう少し具体的に考えてみようと思います。お読みいただき、ありがとうございました。

あなたがハッピーで充実した1日を過ごせますように。Have a nice day!


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