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自分にどんな言葉をかけていますか?

こんにちは!デンマーク在住、ライフコーチの石橋明子です。

今日は雪原を散歩しながら、自然が作る美しさに感動していました。植物も雪も空も、人間にきれいだと思って欲しいなんて、これっぽっちも思っていないのに、とても美しい。人間も自然の一部なのだから、同じようにただ自分として存在していればいいのではないでしょうか。見る人が美しいと思えばそれでよし、なんとも思わずただ過ぎ去っていくなら、それもよし。人はみな違う感性を持っているのですから。

そんなことを考えていて、自分の良さ・美しさを認めるということについて考えていました。

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(夕方はこんな風景でした。)

自分の良さが分からないから、自信が持てない。または自信が持てないから、自分の良さが分からない。そういう人は多いのではないかと思います。

なぜ自分の良さが分からない、または認められないのでしょうか?

育ちや環境、人生の挫折体験など、探そうと思えば理由はいくらでも見つけることができると思いますが(探さなくていいですよ!)、一番の理由は、あなたが自分自身に対して無意識に使っている言葉だと思います。

人間が捉える世界は、言葉によってできています。言葉にならなければ、自分の頭の中に情報や概念として捉えられることはありません。言葉は思考なのです。

自分が自分にかける言葉を振り返ってみて下さい。同じことを他人に対して言いますか?

例えば、ドレスアップして出かけようという時に、鏡の中の自分に対して「うん、きれい。でももうちょっとウェストが細かったら、もっときれいにドレスを着こなせるのに。」なんて、思ったりしていませんか?同じことをあなたのお友達に言いますか?

仕事でプレゼンが上手くいった時に、「いいプレゼンだった。でもAさんはもっと上手にできているからまだまだだ。」などと考えていませんか?あなたの同僚に同じことを言いますか?

「でも」から先の言葉、多くの人は言わないと思います。なぜでしょう?
そもそも悪い部分がそんなに見えないのではないでしょうか。わざわざよくないことを探すならともかく、普通に見ていれば、他人の欠点なんてそんなに目に入ってこないものです。他には、「こんなことを言ったら傷つくんじゃないかな」と、相手を思いやる気持ちもあるでしょう。

それなのに、自分という一番大切な人間に対して、どうしてそんなにきついことを言うのでしょう。わざわざ足りない部分を探して、そこをつつくのでしょう。他人にそんなことをされて気持ちいいですか?やる気が出ますか?

答えがイエスなら、それでいいと思います。そういうモチベーションの持ち方をする人もいます。

答えがノーという、ダメ出しされて嬉しくないタイプの人は、自分に対してもダメ出しするのはやめた方がいいでしょう。人に対するのと同じように、自分に対しても優しく思いやりを持って接することをお勧めします。

でも、何もかも受け入れてしまったら成長しなくなってしまうのでは...?と思う方がいるかもしれません。大丈夫です。フラットに、自分の何もかも受け入れると、逆に楽しい気持ちで自己成長を求めるようになりますよ。

まずは、褒め言葉で止める。どうしてもその先の成長ポイントを自分に言いたい時には、「でも」という言葉を使わずに、「そして」「さらによくするには」などを使って、文章は必ず肯定形に言い換える。

ちなみに、脳は文章の主語が誰なのかを認識しないという特徴があるので、人に対してダメ出ししたり、ネガティブなことを言えば、自分に対して同じことを言い聞かせていることになります。気をつけましょう。

ニュートラルにありのままを受け入れられるのがベストですが、一夜にして変えるのも難しいかもしれないので、上の2点に気をつけるところから始めてみて下さい。

自分が自分に対してどんな言葉を使っているか分からない、どう変えていけばいいか考えつかない、という人は、周りの人に自分が使っている言葉を聞いてみるのもいいと思います。コーチングはあなたの思考パターンや言葉遣いを客観的に認識するのにも役立ちますよ。

お読みいただき、ありがとうございました!今日もあなたがハッピーに自分らしく過ごすことができますように。Have a nice day!






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