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食を変えるとカラダが変わる

心筋梗塞から2ヶ月半が経過した。仕事柄、昼は外食、夜もつい遅くなったり、コロナ以前は外食も多かった。それが一変、昼はお弁当を持って行き、夜も8時前には家で食べるようになった。1日6gの塩分制限をクリアするために妻が工夫する食事は酢や麹などの発酵食品や柑橘類を調味料に使い、「塩抜きダイエット」にありがちな味気なさとは無縁の美味しい食事。食事がさらに楽しみになった。

そして朝のウォーキングを始めた。以前は自転車が好きで週末ごとに乗っていたのだが忙しさにかまけてここ1年ほどはほぼ乗っていない。心筋梗塞の薬の影響で血が止まりにくくなっていることもあり、これを機に自転車は人に譲りやめた。ウォーキングは1日30分から1時間。雨が降っていたり、時間が厳しい時はやらないというマイペース型。それでも妻と雑談をしながら、緑多い遊歩道をのんびり歩くのは楽しく、いろいろなアイディアも湧いてくる。中世カトリックの修道士が回廊を歩きながら対話することで考えを深めていったと聞いているが、それが実感できる。自宅のある街には1周6kmあまりの遊歩道が整備されており、これを半周(ショートカットの道がある)すると4km弱。ちょうど1時間だ。

朝食は以前とあまり変わっていない。ギリシャ式ヨーグルト(高いので普通の無糖ヨーグルトを水切りした自家製)にホームベーカリーで焼いたパン。ヨーグルトにはハチミツを、パンには富澤商店のピーナツバターを添える。昼食のお弁当は玄米しっかりとオリジナルの発酵系のおかずに季節のフルーツ。夕食はオリジナル無塩減塩ドレッシングを使ったサラダ、肉料理、野菜料理など3〜4品に味噌汁・玄米。当然発酵系調味料が使われる。時には蕎麦、パスタなどの麺類がメインになる。麺類は何よりも好物なので欠かせない。意識して変えていることはよく噛んで食べること。以前は20分ほどで食べていたのだが、今は30〜40分かけている。ワインも1日100〜150ml程度(心筋梗塞の予後はアルコール換算で30ml以下が推奨されているのでワインであれば200ml程度)は毎晩楽しんでいる。

こんな生活を3ヶ月近く送っていたら、カラダが変わってきた。具体的には体重が4kgも減ってきたのだ。自転車でストイックに毎週80km以上を走っていた時にも無かった変化。楽しくのんびり歩くだけなので辛さは全くない。食事も「制限がある」とは感じないくらい好きなものを好きなだけ食べているように感じる。ご飯、麺類、たっぷりの肉、ピーナツバターやハチミツ、フルーツなどの甘いもの、そしてワイン。

減塩でもおいしい料理を、と工夫してくれた妻の答えは発酵食品・調味料だった。特に酢は味にアクセントを加え、麹は深みを与える。塩を使わなくても引き立つ味わい。自粛で運動不足や、外食がしずらく食事が単調になっている方にはぜひお勧めしたい。レシピはこちらのCookpadにまとめられているのでご参照いただけると嬉しい。

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