大倉昭人 / 弁理士、エンジニア

知財管理クラウドサービス企業 root ip代表。プログラミングと将棋が趣味。弁理士としての特許出願代理は2500件ほど。英検1級。息子2人。IT/知財/スタートアップ/起業。 https://rootip.co.jp

大倉昭人 / 弁理士、エンジニア

知財管理クラウドサービス企業 root ip代表。プログラミングと将棋が趣味。弁理士としての特許出願代理は2500件ほど。英検1級。息子2人。IT/知財/スタートアップ/起業。 https://rootip.co.jp

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弁理士が知財管理システムを作る話

弁理士の大倉昭人です。2007年に弁理士になり、2014年に知財管理システムの会社を作りました。弁理士が、システム開発に至るまでのお話です。 知財業界に入る前東京大学/大学院でロボット工学を学び、2002年入社のNTTドコモではネットワーク技術の研究をしていました。学生社会人とIT好きな人に囲まれ、自分自身もプログラミングが好きでした。研究やプログラミングでは自分より優秀な人がたくさんいるので、知財スキルを身につけようと弁理士の資格を取得しました。そして、2007年特許事務

    • 特許事務所システムで2段階認証が必要な理由

      弁理士の大倉です。2007年に弁理士登録し、2014年から株式会社root ipで知財管理クラウドサービスを提供しています。仕事柄、多くの特許事務所のシステムを見てきています。その中で、セキュリティ対策の必要性を感じつつも、 何をすればいいかわからない 不便になるのは困る できるだけやり方は変えたくない といった声を耳にします。 特許事務所は、知的財産権という機密情報を扱う立場上、十分なセキュリティ対策が必要不可欠です。万が一、顧客の知的財産情報が漏洩すると、事務所

      • 知財業務を効率化!知財クラウドサービス、営業職募集

        root ip代表の大倉です。root ipは知財業務を効率化するクラウドサービスを提供している会社です。クライアントからの引き合いが急速に増えており、顧客対応を強化すべく営業職を募集しています。 root ipって?ルートアイピーと読み、弁理士(私)が2014年に創業した会社です。知財という専門知識が必要なフィールドで、最新のクラウド技術を活用することにより、知財業界全体を効率化する、という目標を持っています。 何を売るの?企業の知財部や、特許事務所が使う知財管理のクラ

        • はじめての特許事務所の探し方

          弁理士の大倉です。2007年に弁理士登録し、2014年に知財管理のスタートアップ企業root ipを起業しました。弁理士として、自身の起業経験に基づき、スタートアップと特許についての私見をまとめています。 前回の記事はこちらです。 今回は「はじめての特許事務所の探し方」について書いてみます。はじめて特許出願する方にとって、特許事務所はどう探せばよいか、手探り状態だと思います。 私は弁理士ですが、メインの仕事はシステム開発です。新規クライアントからの出願依頼は受けていませ

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          社長が定時退社したら売上が3年で2.5倍になった話

          弁理士の大倉です。root ipという知財管理スタートアップ企業の代表をしています。3年前に長男が産まれてから、生活スタイルを大きく変えて定時退社を始めました。それまではハードワークしていたので、仕事時間が減ることへの不安もありました。やってみると、売り上げが2.5倍に増えました。2019年度に8000万の売上が、2022年度は2億円に。 会社の成長に伴い情報発信もはじめています。root ipのアピールになればと思い、定時退社して良かった点をまとめてみました。 DXが進

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          46歳でも今だにプログラミング楽しいという話

          2023年、46歳になりました。仕事でクラウドサービス作ってますが、この年齢になっても、プログラミングはまだまだ楽しい、という話です。 昔「エンジニア35歳限界説」ってのがありました。すでに10歳以上超えてしまった私からすると、エンジニアって、プログラミング好きな人なら年齢の限界はない気がします。 「趣味を仕事にする」ことの良し悪しで言えば、完全に「良し」です。仕事のモチベーションは、基本好きでやってるので無敵なんじゃないかと。 新しい技術が出る 自分で試す すごい

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          特許のわかりにくさと対応策

          弁理士の大倉です。2007年に弁理士登録し、2014年に知財管理のスタートアップ企業root ipを起業しました。 起業を考えたり、実際にスタートアップを立ち上げると、特許とどう向き合えば良いか気になるのではないでしょうか。ネットで調べてもよくわからず、専門家への相談方法もよくわからず、そのまま時が過ぎてしまうケースは多いはずです。 ここでは、弁理士として、自身の起業経験に基づき、スタートアップと特許についての私見をまとめてみます。スタートアップ側の視点と、弁理士側の視点

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          特許事務所のDXを考える

          弁理士の大倉です。root ipという会社で知財管理システムを作っています。仕事柄、色々な特許事務所のIT環境のお話を伺います。DXやデジタル化などITの悩みは多いようで、私見をまとめてみました。具体的な構成ではなく、押さえると良いと思うポイントの紹介です。 自己紹介 / IT管理歴学生時代からプログラミングが趣味で、NTTドコモでTCP/IPというインターネットの基盤技術に関する研究をしていました。当時は研究所専用のネットワークがあり、その管理者をしていました。ITに詳し

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          知財システム開発日誌。レター発行のクリックを減らす

          弁理士の大倉昭人です。root ipという会社で知財管理システムを作っています。 特許事務所のクライアントからレター発行のクリック数を減らせないか、と依頼がありました。レター発行は特許事務所でかなり利用頻度が高いので、業務効率化のためにやってみます。 現在の機能整理画面1. 案件のレター発行画面 まず現在のroot ip機能を整理します。root ipの電子包袋にはレター発行画面があります。出願人や特許庁など、宛先に応じたレターを発行できます。 発行するレターを選ぶに

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          知財管理システムのすすめ。Excel管理との違い

          弁理士の大倉昭人です。root ipという会社で知財管理システムを作っています。root ipがはじめての知財管理システムというユーザも多く、以前はExcelで管理していたという声を聞くので、Excelと知財管理システムの違いを整理しました。 必要なデータが綺麗にそろう知財管理システムには必要な入力項目が揃っています。また、優先権など必要な期限計算も自動的に行われます。データを整える仕組みがあるので、きれいで正しいデータを維持することができます。 Excelの場合、入力方

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          ニッチな市場で着実に成長。知財クラウドサービスエンジニア募集

          root ip代表の大倉です。root ipは知財クラウドサービスを作っています。業績は着実に伸びており、成長を加速すべくエンジニアを募集しています。 root ipって?ルートアイピーと読み、弁理士(私)が2014年に創業した会社です。知財という専門知識が必要なフィールドで、最新のクラウド技術を活用することにより、知財業界全体を効率化する、という目標を持っています。 何を作るの?企業の知財部や、特許事務所が使う知財管理のクラウドサービスです。重要な知財情報を管理するとい

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