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「何のためのデザインか、なぜデザインをするのか」

それは、「まだ見ぬ新しい価値の創造」のためであり、「共感する賛同者を集めて実現していくため」というのが、株式会社インターオフィス 代表取締役の寺田尚樹氏の講演から得た気づきだ。

現在、自分が所属する武蔵野美術大学のクリエイティブリーダーシップという社会人大学院では、前期に毎週ゲスト講演がある。


寺田氏のケースでは、
■ 受託型の仕事とは別に、自分のやりたいことを実行する時間を創る
■ それを形にして、SNSや動画投稿サイト、人と会って発信する
■ 共感した人達と繋がることができ、新たなビジネスに繋がる
この循環により、自身の「will」を仕事に昇華させているとのこと。

寺田氏の「will」が具現化されている事例

ここでのポイントは以下
・「やりたいこと」の解像度を高める
・発信する造形のクオリティをつきつめる

面白かったのは、発信したことは世の9割の人は相手にしないため、残りの1割の、深く共感し合える人たちと繋がることがポイントというコメント。

会社にいると、短期的な経済規模が判断の大きな軸になりがちだが、深く共感できる人と繋がり合えば、そこからマスに広がり、結果として経済も広がっていく事例を寺田氏から紹介いただいた。
ひたすらに自分がやりたいことをクオリティ高く突き詰めて、共感する人を集めて仕事を創っている。市場分析主義だけが、正義ではない。

どうすればやりたいことの解像度と造形のクオリティを高められるのか?

私のように会社組織に属し、受託型クライアントワークで生計を立てている立場においてはどうすれば良いのか?

会社の目指すことと自分のwillを、日常業務や、キャリア形成に混ぜ込んでいくことが、最初の一歩としてできることなのではないだろうか。
具体的には、やりたいプロジェクトに積極的に手を上げてみたり、時には部署異動もしてみたり。

たとえ飛び込んだ結果うまくできなかったり、昇進昇給のタイミングが同期に比べて多少遅れたとしても、自身の価値観に正直に行動ができるようになるということは、長期的には有益になっていくのではないだろうか。

えてして、will can mustのmustばかりに焦点を当てて、willを無くしがちな会社組織の中では、日々の仕事にちょっと自我を出していく、社内を見渡して主体的にキャリアを築いていく、ということから始めてみると、その先の展開に期待が持てそうだ。

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