トライアド | m(♭5)(マイナーフラットファイブ)
どうも、作曲家のカスガです。
今回は少し扱い方が難しい、m(♭5)(マイナーフラット5)を紹介します。
マイナーフラット5
このコードはマイナーコードの5度が半音下がったコード、読んで字の如くですね。
構成音は、ルートと短3度、減5度です。
Cm(♭5)の場合、ルートはC、短3度のEb、減5度のGbです。
ディミニッシュトライアド
このコードと同じ構成音のdim(ディミニッシュ)トライアドというコードがあります。
dimトライアドは、ルートと短3度、さらにその短3度上の音を重ねたコードです。
マイナーフラット5とdimトライアドの違い
m(♭5)とdimトライアドを同一に扱う理論書が多いですが、個人的には、これらは別のコードだと思います。
四和音にもdimコードがありますが、dimトライアドはその中の1音を省略したものです。
一方、四和音のm7(♭5)は構成音が違い、コードの7thを省略するとm(♭5)になります。
コード自体の機能と、示唆するスケールに違いが出るため、混同する事で意図が伝わりづらくなります。
ギターだとコードをポジションで覚えるため、特にギターから入った方はこれらを混同しやすいように感じます。
最初は、表記によって伝わり方が違うんだな、くらいに思って頂ければ大丈夫です。
この考え方が一般的な音楽理論として広まれば嬉しいですね。