シンガポールで白熱! きのこの山 vs. たけのこの里 あなたはどっち?
前回は、日本のおみやげお菓子は、味だけではなくて、雑談も楽しめる、つまり2度おいしいんですよ〜☆とお話しました。
(そんなおみやげお菓子のラインナップはこちら↓)
国民総選挙が行われた、アノお菓子
私の勝手な想像ですが、あなたもこれまでの人生で、一度はこの質問をされたことがあるのではないでしょうか?
あなたはどっち派?
きのこの山? それとも たけのこの里?
「イヌ派?ネコ派?」くらいに、日本全国に浸透しているこの質問、そして、メーカーの明治さんでは、投票所を設置した国民総選挙まで実施されたようです。
2019年は、国民総選挙で「どっちがスキ?」か、勝敗を決めるためのイベントだったようですが、2020年は、国民大調査と名前を変え、勝敗を決めるのではなく、きのこの山・たけのこの里、それぞれにおいて「どれだけスキ?」なのかを、愛あるメッセージを投稿してね、と、まるでnoteのような、やさしさあふれるコミュニティの場になっています。
noteでは、デザイン、アート、音楽、そして海への愛情あふれる記事を投稿されている、ALOHADESIGNさん。
こちらの記事では、ご自身がなぜ、きのこの山派なのかを、静かに、丁寧に、しかし毅然と語っていらっしゃいます。
そんなALOHADESIGNさんのご意見に、うんうん、と首を大きく縦に振って同意する私も、何を隠そう、きのこの山派です。
—12/27追記ここから—-
そして、この記事の投稿後、コメント欄できのこ派とたけのこ派の壮絶なバトル..いえ、極めて平和な主張が行われ、どちらでもない派だった、穏健派のkojuroさんが、週末に両方を実食し、とうとう、「きのこの里派」という、新派閥を結成された模様です。
(「きのこの山」の入力ミスであることを、きのこ派の私は願うばかり..笑)
—-12/27追記ここまで—-
きのこなのか、たけのこなのか、この終わりなき議論は、なんと!海外の人とのアイスブレイク(雑談)でも、思わぬ盛り上がりを見せるかも知れません。
NBLでも白熱!
シンガポールへの出張は、たくさんのビジネスパートナーたちと会います。
気ごころが知れた仲間であることから、バラマキ用お菓子をおみやげに持っていくようにしています。
そのときの出張では、定番のハイチュウやポッキー、抹茶味のお菓子やうまい棒などに加え、小分けになっている、きのこの山とたけのこの里も持参しました。
あの日以来、「鍋奉行レディース」、通称NBL(Nabe Bugyo Ladies)というチーム名で、活動(仕事)をともにしてきた私たち、ジェシカ(スウェーデン人)、アニー(シンガポール人)、ヴィーナス(フィリピン人)の4人。
(ズブの素人から鍋奉行まで上り詰めたサクセスストーリーはこちら↓)
シンガポールでは、NBLのメンバーと、オフィスで1時間のミーティング兼コーヒータイムの予定が入っていました。
私は、コーヒーのお供にと、きのこの山とたけのこの里の両方をテーブルの上に出しました。
すると間髪いれず、ヴィーナスが
「あっ!これ知ってる!
私はたけのこの里派なんだよね~☆」
つづいて、アニーが
「私も知ってる!
私もたけのこの里派」
負けずにジェシカが
「え~、
私はきのこの山派」
彼女たちは、きのこの山もたけのこの里も食べたことがあるらしく、シンガポールでも日本のように「どっち派?」で盛り上がることを教えてくれました。
思わぬの理由で、きのこの山の勝利!
さて、きのこ派とたけのこ派は、キレイに、ふたつに分かれました。
それぞれが、なぜ、きのこ派なのか、なぜ、たけのこ派なのか、理由を説明することになりました。
仕事のミーティングをそっちのけで、こっちの議論に熱中するNBLの4人。
仕事がそっちのけになるのも、やむを得ません。
なぜなら、派閥がキレイにふたつに分かれてしまったのですから。
決着をつけず、モヤモヤしたまま、仕事をするわけにはいかないのです!
きのこの山派(ジェシカと私)
● パッケージでは、「飽きないおいしさ」とアピール。つまり、永遠に食べたくなる。
● クラッカー部分が甘すぎない
● クラッカーとチョコの存在が、はっきり分かれ、それぞれが主張しているのが小気味いい
● 表面がつるつるしていて、触った感じが気持ちいい
たけのこの里派(ヴィーナスとアニー)
● パッケージでは、「くせになるおいしさ」とアピール。つまり、次から次へと食べたくなる。
● クッキー部分がほろっと崩れる食感がたまらない
● クッキーとチョコの一体感が、さらなる甘みを引き出し、しかも絶妙に調和している
● 原材料費考えるとコスパ高そう
どちらも一歩も譲りません。
が、「コスパ高そう」というアニーの発言に刺激を受けたのか、ジェシカが、異議あり!と、手を挙げました。
「ちょっと待って!
きのこの山って、クラッカーをリユース(再利用)できるから、きのこの山の方がコスパ高いんじゃない?」
クラッカーを再利用?
きょとんとしている私たち3人を前に、ジェシカが、ヴィーナスとアニーに向かい、話し始めました。
「チョコの部分だけかじって、クラッカーの部分を取っておけば、あとでそのクラッカーの部分にクリームチーズやレバーペーストにディップして、おつまみとして別の味を楽しめるわよ。
クルトンみたいに、スープに入れたりもできるし、なんなら私の大好きなシュール・ストレミングのサンドウィッチにも合うと思う。
たけのこの里に、それはできるの?え?どうなの??」
きのこの山のクラッカー部分の再利用という、思いがけない展開と、世界一クサいシュール・ストレミングというキラーワードに、返す言葉がない様子のヴィーナスとアニー。
(ジェシカの大好物はこちら↓)
この様子からすると、どうやら、きのこの山に軍配が上がったようです。
無事に決着がつき、ジェシカと私がきのこの山を、ヴィーナスとアニーがたけのこの里をひとつ持って、お互いの健闘を讃えあいながら「乾杯」し、コーヒーを飲みながら、ホッとひと息。
そのとき、
コンコンコン
会議室をノックする音。
次に会議室を利用する人が、外で待っています。
うそ..。
もう1時間も経ったの?
ヤバっ、仕事の話、してないね..。
「きのこ派? たけのこ派?」議論が、あまりに白熱し、気づいたら1時間が経過していました。
会議室を次の人に明け渡した私たちNBLですが、この後の予定が折り合わず、肝心の仕事の話は、別の日に、オンラインでミーティングをすることになりました。
この日、私はほかに予定もなく、シンガポールオフィスを出て、ホテルに戻りました。
つまり、この日の私は、シンガポールオフィスに、きのこの山とたけのこの里の話をするためだけに、訪問した、ことになったのでした・・。(懺悔)
さて。
きのこの山? それとも たけのこの里?
あなたはどっち派ですか?
よろしければ、コメント欄から教えてください。
ところで、日本のスイーツのおいしさ、口コミものですが、アフリカの人たちの口コミパワーは、すさまじいものなんです。
次回は、アフリカの人たちが、愛してやまない魅惑のスイーツについて、お話します。
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