ナカムラ@GOLFTEC

ゴルフテックのレッスン品質管理部門であるTQ(Teaching Quality)チーム…

ナカムラ@GOLFTEC

ゴルフテックのレッスン品質管理部門であるTQ(Teaching Quality)チームを経て、現在は企画開発部の責任者としてコーチサポートに従事。アメリカ本社で学んだ、最新ゴルフインストラクション研修を、大学ゴルフ部や団体向けに実施中。最近の趣味は現代アート鑑賞。ハムスター好き。

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  • ゴルフテック ユニバーシティ(GTUコーチ研修)

    ゴルフテックで実際に行っているコーチ研修(通称:GTU)から、ゴルファーに有益な情報を発信します。 ゴルフコーチになりたい方だけでなく、ゴルフ自体を体系的に学びたい方は、是非ご購読ください。

  • ゴルフテック コーチ研修マガジン

    • 15本

    世界中のゴルフテックコーチが学んでいる、最先端のコーチ研修をまとめています。 コーチになりたいかどうかを問わず、ゴルフについて体系的に学びたい方におすすめです。

  • ゴルフ雑記

    ゴルフに関する雑記や思い出話です。

最近の記事

Day.13 ギア効果

ボールフライト、スイングトゥルー(スイング統計データ)に続いて、次に押さえておきたい知識は、「ギア効果」です。 みなさん、ゴルフ場や練習場で「バナナフック」を見たことありませんか? バナナを吊るすフックの方ではなく、ゴルフボールの飛び方に関する用語です。 バナナフックの秘密 とあるゴルフ場にきたAさん。 そのAさんの1番ホール、ティーショット。 後ろの組の視線も感じるなか、握りしめたドライバーで放つ第一打。 「ナイスショット!!」 打った瞬間、ボールが真っ直ぐ方向に飛

    • Day.12 スイングビッグデータ⑥ショルダーベンド

      「SwingTRU(スイングトゥルー)」はGOLFTECのレッスンのベースとなるビッグデータです。最後となる6つ目をご紹介します。 フィニッシュにおけるShoulder Bend(ショルダーベンド) Shoulder Tiltとは上半身の前傾、後傾を度数で表したものです。(Forward:前傾、Back:後傾) このデータでは、上手なゴルファーほど、上半身が後傾していることが示されています。ツアープロは32度後傾します。 上手なゴルファーを正面から見ると、背中が軽く反っ

      • Day.11 スイングビッグデータ⑤ショルダーティルト

        「SwingTRU(スイングトゥルー)」はGOLFTECのレッスンのベースとなるビッグデータです。今回は5つ目をご紹介します。 インパクトポジションにおけるShoulder Tilt(ショルダーティルト) Shoulder Tiltとは両肩を結ぶラインが左右どちらに傾いているかを度数で表したものです。(Left:左が低い、Right:右が低い) このデータでは、上手なゴルファーほど、肩が右に傾いていることが示されています。ツアープロは39度右が低くなります。 上手なゴル

        • タイパが悪い(?) 1000回の素振りを、1か月続けた話

          週刊少年サンデー派 ゴルフを始めたのは中学の時。先にゴルフにハマった同級生に誘われて、ゴルフ練習場でボールを打つようになりました。 中学生といえば、思春期真っ盛りです。そして、様々なものに影響を受ける年頃でもあります。 私は、あるゴルフ漫画に出会いました。それが、DANDOH!!(ダンドー)です。 当時の少年マンガといえば、ジャンプ、サンデー、マガジン、チャンピオンが人気で、DANDOH!!はサンデーに連載されていたゴルフ漫画です。 一番人気があったのは週刊少年ジャンプ

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          3本

        記事

          Day.10 スイングビッグデータ④ヒップターン

          「SwingTRU(スイングトゥルー)」はGOLFTECのレッスンのベースとなるビッグデータです。今回は4つ目をご紹介します。 インパクトポジションにおけるHip Turn(ヒップターン) Turnとは、ターゲットラインに対する腰の回転を度数で表したものです。 (Open:開いている、Close:閉じている) このデータでは、上手なゴルファーほど、腰の回転がOpen方向に動いていることが示されています。ツアープロは36度ほど開きます。 なお、インパクトでのヒップターンは

          Day.10 スイングビッグデータ④ヒップターン

          Day.9 スイングビッグデータ③ヒップスウェイ

          「SwingTRU(スイングトゥルー)」はGOLFTECのレッスンのベースとなるビッグデータです。今回は3つ目をご紹介します。 トップポジションにおけるHip Sway(ヒップスウェイ) Swayとは、ターゲット方向、またはターゲットと逆方向への腰の横移動をインチ表示で表したものです。 (Toward:ターゲット方向、Away:逆方向) このデータでは、上手なゴルファーほど、腰がターゲット方向に動いていることが示されています。ツアープロは1.6インチ(約4センチ)ほど動

          Day.9 スイングビッグデータ③ヒップスウェイ

          ゴルフ部に入って、ラウンド数が10倍になった話

          今回は、大学ゴルフ部に入部したときの思い出話しです。 コーチ研修と違って、ただの雑記・思い出話ですので、そんなに学びになるようなものはありません。笑 高校時代は、月1ゴルファーだった 私の高校にはゴルフ部はなかったので、いろいろと思案した結果、ソフトテニス部に入部しました。 高校にゴルフ部があれば、もっと沢山のラウンド機会があったと思いますが、ゴルフ部でもなければ、ラウンド自体が難しいですよね。 高校生だと、移動手段も、金銭的にも厳しい。 なので、月1ぐらいで祖父に連れて

          ゴルフ部に入って、ラウンド数が10倍になった話

          Day.8 スイングビッグデータ②ショルダーティルト

          「SwingTRU(スイングトゥルー)」はGOLFTECのレッスンのベースとなるビッグデータです。まだ前回の投稿を読まれていない方は、先にそちらを読まれると理解が深まります。 さて、今回は2つ目のビッグデータです。 トップポジションにおけるShoulder Tilt(ショルダーティルト) Tilt とは、両肩を結ぶラインが、左右どちらに傾いているかを度数で表したものです。 (Left:左が低い、Right:右が低い) 上記データでは、上手なゴルファーほど、肩が左に傾い

          Day.8 スイングビッグデータ②ショルダーティルト

          Day.7 スイングビッグデータ①ヒップスウェイ

          「SwingTRU(スイングトゥルー)」はGOLFTECのレッスンのベースとなるビッグデータです。 ゴルフスイングを9つのポジションに分類し、各ポジションにおける肩と腰の回転・傾き、腰の上下・前後・左右の移動量などをオプティモーションにより数値化してデータを集積しています。 アマチュアゴルファーからツアープロまで13,000人以上のデータから、スキルレベルと特定ポジションでの体の動きに相関があることを発見しました。 この研究から導き出された、特にゴルファーのスキルレベルに直

          Day.7 スイングビッグデータ①ヒップスウェイ

          ゴルフテックコーチ研修 Day.6 スイングを計測しよう

          前回まで、インパクトの仕組みを説明してきました。 華麗なスイングをするゴルファーも、独特なスイングをされるゴルファーも、インパクトの物理は一緒です。 極端な言い方をすれば、「インパクトさえ良ければ、スイングは何でもいい」と言えなくもありません。 しかし、本当にそれで上達に近づけるのでしょうか。 そこで、ゴルフテックの出番です。 ゴルフテックは、ゴルフスキルとスイングに関係する「スイング統計データ」を持っています。 ゴルフテックがスイング計測するポイント ゴルフテックの最

          ゴルフテックコーチ研修 Day.6 スイングを計測しよう

          ゴルフテックコーチ研修 Day.5 理想的なインパクト

          前回は、打った球からインパクトを逆算しよう、というお話しでした。 次のステップでは、どういうインパクトが理想なのか、ということを学びましょう。 統計データを知ろう統計データから分析される、ゴルファーが目指すインパクトをご紹介します。 下記に紹介する資料には、  ①一般的なアマチュアゴルファーのインパクトと弾道  ②上級者のインパクトと弾道 が記載されています。 あまり細かく見なくても大丈夫なのですが、ここでお伝えしたいのは、中央グラフの赤丸部分です。 ①②の資料を、簡単に

          ゴルフテックコーチ研修 Day.5 理想的なインパクト

          ゴルフテックコーチ研修 Day4 ケーススタディ

          弾道は情報の宝庫 Day3では、ボールが曲がる仕組みを説明しました。 今回は、それを踏まえてケーススタディをして、理解を深めたいと思います。 ケーススタディ①②③ ケーススタディの答え ①プッシュストレートでは、 インパクト時のフェースアングルは右方向。 そして、クラブ軌道は、フェースアングルと同じ右方向。 よって、フェースオープン&インサイドアウト軌道だということが分かります。 ②プルスライスでは、 インパクト時のフェースアングルは左方向。 そして、クラブ軌道は、

          ゴルフテックコーチ研修 Day4 ケーススタディ

          ゴルフテックコーチ研修 Day3 ボールが曲がる仕組み

          飛んでいくボールを、ちゃんと分析すると上手くなる 最近は、スマホを使ってスイングを撮影できるようになりました。 気軽に撮れるだけでなく、補助線を引けるアプリもあるなど、非常に使い勝手がいいですよね。 そして、撮影するとなると、誰しもがスイングの”形”を気にします。 でも、もしゴルファーの皆様が、上達に目を向けるのであれば、スマホでスイングを撮影する前にやるといい、おすすめの分析があります。 それが、弾道(ボールフライト)の分析です。 球の飛び方は9種類 弾道(ボールフ

          ゴルフテックコーチ研修 Day3 ボールが曲がる仕組み

          ゴルフテックコーチ研修 Day2 キョウツウゲンゴ-後編-

          前回の続きです。まだお読みになっていない方は、そちらを先にお読みいただくといいと思います。 前回はスイング中のポジションを9つに分けてP1~P9と呼ぶことを紹介しましたが、同じように手首の動きも共通言語にすることが大切です。 共通言語はレッスンの「要(かなめ)」 なぜ共通言語が大切なのでしょうか。 答えはシンプルです。 曖昧さを極力減らすことができ、齟齬が生じ辛くなるからです。ちなみに、ゴルフテックが行っているスイングの数値化も、数値という共通言語といえます。 トップ

          ゴルフテックコーチ研修 Day2 キョウツウゲンゴ-後編-

          ゴルフテックコーチ研修 Day1 キョウツウゲンゴ -前編-

          スイング論や仕組みを期待されていた方には、ガッカリさせてすみません。 今回は、ゴルフを学ぶ上で大切な共通言語の話です。 しかし、これがGTU(コーチ研修)の出発点になります。 共通言語はレッスンの「要(かなめ)」 なぜ共通言語が大切なのでしょうか。 答えはシンプルです。 曖昧さを極力減らすことができ、齟齬が生じ辛くなるからです。 ちなみに、ゴルフテックが行っているスイングの数値化も、数値という共通言語といえます。 「テイクバック」を思い浮かべてみてください。 今回は「

          ゴルフテックコーチ研修 Day1 キョウツウゲンゴ -前編-

          自己紹介(ゴルフテックのこと、私のこと、GTUのこと)

          ゴルフテックと私とTQ GOLFTEC(ゴルフテック)というゴルフレッスンスタジオをご存知ですか? ゴルフテックは、日本国内12スタジオを展開しています。 GOLFTEC紹介 また、世界ではアメリカを中心に、カナダ・シンガポール・中国・香港など、世界200店舗以上を展開しており、世界最大手のゴルフレッスンチェーンです。 Golf Lessons, Golf Instruction & Custom Club Fitting | GOLFTEC 私自身は、中学からゴルフを

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