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転職から大体1年経ったら読むべき本

転職だけじゃなく、環境が新しくなって、しばらく経ったら読んだ方がいい本。

新しいチームやプロジェクトだったり、
結婚だったり、同棲だったり、ルームシェアだったり。


慣れてくると、不満出るよね

その始まりはわくわくして、「よし、やるぞ~!」って感じでも、
1年ぐらいたったら、上司や同僚、パートナーや友人に何かしら不満があるはず

不満を持ってるとき、実際に相手に言うかどうかは別として、心の中には相手を責める気持ちがある。
「上司、わかってないわー」とか
「彼氏のこういうとこ、ほんとありえない」とか。


かくいう私も、「上司があんまりちゃんとしてくれないんだよね~、転職しようかなあ」なんてことを考えていた。
約1年前に社内の公募制度で異動したときは受け入れてくれたことに感謝し、頑張るぞと思っていたにもかかわらず。

相手を責める =自分への不満・不安をごまかしてる・・かも


そんなときにこの本を読んで、このパートではっとした。

相手を責めるとき、自分は箱の中に入ってしまっている

(※という主旨を記憶してるのだけど、該当箇所を本でどうしても見つけられなかったので、引用ではない)

箱に入るっていうのはこの本独特の表現だけど、ざっくり「自分を正当化して、相手に非があると考える状態」みたいなこと。

私の場合は、自分自身が思ったような活躍ができていないことや、見えている大きな問題に対処できる自信が無いことを認めたくなくて、「自分は真面目にやってるんだけど、環境が、上司が」って自分を正当化してた。

誰かを責める気持ちがわいてきたら、自己正当化したいがために責めてないかな?って一歩立ち止まる癖をつけたいよね。
でも大変だから、半年か1年に1回ぐらい、この本をざっと読み返すといいような気がする。

箱の中にいると損をする

箱の中にいると、自分に目を向けるだけで手いっぱいなってしまって、結果に集中させられなくなる

箱の中にいる=自己正当化の状態って、頭が引きこもってるよね。

自分が今いる位置からは動かずにそっからだけ物事を見て、
自分は悪くないもん!っていって相手の欠点をあげつらって。

そのモードってまじで生産性ない。
仕事だとしたら、業績とか結果につながるかっていう観点が完全にどっかいってるし、人としても相手から何か得られるチャンスをめっちゃなくしてる。
人間関係でも、結局は仲良くしたい、楽しく過ごしたいっていうのがゴールだとしても、結局それからも程遠い感じになっちゃう。

もう、損しかない。

感情は否定しなくていい

「でも普通に考えて、嫌なことする・間違ったことする相手を責めないって無理じゃない?」って思うよね。わかる。

これは私もまだ咀嚼中なのだけど、絶対責めちゃダメ、ってことじゃないんだと思う。

やっぱり嫌なことに対しては「いやだな」って感じるし、
納得できないことする人には「おいおい」って思うもの。
感情は、否定できるものではないよね。


責める気持ちがわいてきたとき、自分がどういう状態か、相手とどんな関係にあるか、冷静に見てみよう っていう戒めみたいな感じで今は捉えてる。


悩みはだいたい人間関係の悩みっていうけど、人間関係ってどれだけ経験しても、どれだけ本読んでも難しいよね。

この本は、そんな難しい人間関係について、考えを深めるのに役立ってくれる一冊かと。

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