記事一覧
【vol.6】ありがとうを伝えたくて。
前回からかなりお久しぶりの更新になってしまいました。
2021年1月から本格的に始まったリハビリ。前回の記事を自分で読み返してみたら(辛すぎる時期だったな〜と読みながら泣きそうになった。笑)まだこの頃は“『夏になったら走れるように』が目標”だったんだな〜と、4ヶ月前のことがもうすでに懐かしい過去になっていました。
現在の状況を先に報告しておきますと、左膝の屈曲角度は83度。もどかしくも未だ90
【vol.5】ありがとうを伝えたくて。
2021年。ニューイヤー駅伝、箱根駅伝を最初から最後までこんなにずっと見ていたのは初めてかもしれない。いつもだったら一生懸命走るランナーの姿を見て感動し、とにもかくにも走りたくなって、観戦途中で思わず自らが走りに行くという、至って普通のランナーあるある現象が起こっていた。今年ももちろん‘走りに行きたい’という衝動に駆られたが、走るどころか歩くこともままならない左足をしばらく眺めて、そっと視線をテレ
もっとみる【vol.4】ありがとうを伝えたくて。
12月22日(火)、怪我からちょうど1ヶ月。
約1週間ぶりに病院へ行った。まずは受付を済ませ、レントゲン撮影。怪我から3回目のレントゲン検査だ。
1回目と2回目は2方向からの撮影だったが、3回目は3方向から撮るように指示が出ているとレントゲンの先生に言われた。今までと同じ2パターンを撮り終えた後、「膝を少し曲げてもらわないといけないんですけど、曲げられますか?」と聞かれた。‘とんでもない(驚)!’
【vol.3】ありがとうを伝えたくて。
怪我をして、治療を受けたその日の夜から、本当の地獄がはじまった。
病院から家に帰る車の中では麻酔がまだ効いていたのだろう。週が明けたらとりあえず仕事に行こうと思っていた。事務仕事だから足は使わない。多少迷惑はかけてしまうが、自分の仕事はできると思っていた。
しかし治療後、時間が経つにつれて自分の左足が焼かれているかのように熱い。痛い。
病院からは細菌を殺す薬と痛み止めが出されていた。細菌を殺す
【vol.2】ありがとうを伝えたくて。
救急車から降ろされ、母が心配そうに見つめる姿を横目に、病院の治療室に運ばれた。
先生が来るまでの間、看護師さんたち3名が汚れた足を拭いてくれたり、血圧や脈を測ってくれたりと慌ただしく作業をする中でも、「痛かったね〜」「寒くない?」「ビックリしたでしょう〜」と、優しく声をかけてくれた。
私は健康だけが取り柄だと言っても過言ではないほど、これまで大きな病気もなく、大きな怪我もなく、病院に行った記憶は小
【vol.1】ありがとうを伝えたくて。
2020年11月22日(日)に、トレイルランニングのレース中転倒し、左膝をザックリ切ったうえに膝蓋骨骨折までしていたという悲劇から48日経過。
せっかくこんなキツい経験をしているのだから、ただ‘辛かった’記憶となってしまうのはもったいない。人間は忘れてしまう生き物だから(わたしは特に)、大事な思いを、素直に感じた気持ちを、書いておかないと!って思った。いや、なんならもっと前から書きたいと思っていた