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現在進行系のプロが表じゃ書けないDAW関連本音レビューとMixテクニック、関係ないこと…

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現在進行系のプロが表じゃ書けないDAW関連本音レビューとMixテクニック、関係ないこと、つらつらと書いていきます。

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移行と新シリーズのお知らせ

いつもご愛読ありがとうございます。akeruです。 突然ですが、少し前から以下のリンク先の新HPに移行を始めています。 akeru-壁の向こうに行きやすく https://rianria.com/  昔、何かで聞いたか読んだかした「rianrian」ってことばが耳に残ったのですが、お店とかで結構使われてる言葉の様でして、なんとなく最後のnだけとったらドメインとれっちゃった感じです。 今までの記事も最新版にブラッシュアップしながら移行してるのですが、それと並行して新シリ

    • 脱線コラムVol.5:マスタリングの意義?意味?

      こんなコメントに来たので触れてみようかなと。 ”他のマスタリングの解説動画や記事を読んでも、ミックス時の音源と大して変わらないのではと思ってしまいます。 音源の質やイメージは、ミックスとマスタリングでそれぞれ何割くらい決まるのでしょうか?” これはマスタリングって言葉の意味が立ち位置によって違うので、そこの整理というか、自分がどの意味でマスタリングと言ってるが大事かもしれないです。 こっから先は異論多論が多そうなのであくまでも見解です。 業務のマスタリング(後述のと分

      • プロでも使えるMIXテクニック 実際のMixの流れ編 Vol.17: ドラムの皮ものとか、OHとか、使ってるプラグインの話。

        相変わらずミックスとアレンジ直しばっかりしておりまして、仕事がないよりはいいかな〜と思いながらも、ずっとのんびりしたいな〜と思ったりの毎日です。 最近は少しでも気が紛れると思って、庭でヘッドフォンをM1 Airに直挿しのみで作業してることが多いです。まあ、後は挿してiLokくらいかな。Steven SlateのVSXってヘッドフォンの中に自分の環境と同じBarefootとPMCが並んでる部屋があって、それが結構似てるので大体をヘッドフォンで作業し最後にスピーカーで鳴らして空

        • プロでも使えるMIXテクニック 実際のMixの流れ編 Vol.16: 久しぶりにEQに思うこと

          しばらく書いてない間にも色々な人からスキやコメントを頂いておりましてありがとうございます。 この数ヶ月コロナとかが全く関係ないくらい忙しく(むしろ遠隔が増えて余計に忙しくなってもいます。)させて頂いているので、なかなかゆっくりとするタイミングもなくあっと言う間に時間が空いてしまいました。 その間にこうした方がいいなとか、これ言ってなかったなとか、最近はこういうプラグインを使ってます、こんな流れで作業することがあります的なのが結構出てきてまして、久しぶりに再開しようかと思っ

        移行と新シリーズのお知らせ

        • 脱線コラムVol.5:マスタリングの意義?意味?

        • プロでも使えるMIXテクニック 実際のMixの流れ編 Vol.17: ドラムの皮ものとか、OHとか、使ってるプラグインの話。

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          プロでも使えるMIXテクニック 実際のMixの流れ編 Vol.15: オートメーションの話とか。

          以前にコメントにあったオートメーションについてなんですが、逆にみんな何に使ってるかの方が気になってます。 どっかのエンジニアの「オートメーションを描きまくる」みたいのを読んだのかな?俺も製品レビューによく出てくるエンジニアがコンプでしっかり潰して、オートメーションで全ての抑揚を自分で書きなおす。みたいなの読んだことあるけど、、、まあ有り得ないと思う。プレイヤーに嫌われそうだし。プレイヤーのダイナミクスを可能な限り維持したままレベルのコンロールを完璧にこなすのが、大前提

          プロでも使えるMIXテクニック 実際のMixの流れ編 Vol.15: オートメーションの話とか。

          プロでも使えるMIXテクニック 実際のMixの流れ編 Vol.14:そもそもの下準備が出来てない人の多さに気づいたので

          よくある相談や送られてくるファイルで気になることがあって「ミックスとか音が細い原因って完全にそこじゃない?」ってのがあったのでまとめてみます。 アンシュミのギターの音が細いとか、ドラムの音が抜けないとか、全体の音のバランスが崩れやすいとか、、、まあいろいろあるんだけど。そのトラックのVUってどれくらい触れてるかい?後、プラグインの入力と出力のレベルも適正レベルかな? はい?って人多いと思うんだけど、ここのが最大のキモかも知れない。こっちは意識もせずに常に確認し

          プロでも使えるMIXテクニック 実際のMixの流れ編 Vol.14:そもそもの下準備が出来てない人の多さに気づいたので

          脱線コラムVol.4:プリとポストの使い分けとパラレルのテクニック

          これはプリセンドで〜〜〜とか書いてるけど、そう言えば復刻中のこのシリーズでここに触れてないと気づきまして、少し触れます。 「ReverbとDelayはAuxトラックにインサートし、そこにSendで送る」 少しでもミックスをかじれば誰でも知っていますよね。では、そこからいろいろ発展して行こうと思います。 なぜ空間系は基本インサートで掛けずにSendするのか? 空間系のインサートは原音自体のサウンドに直接影響が出るので、くすむというか濁るというか。それを

          脱線コラムVol.4:プリとポストの使い分けとパラレルのテクニック

          プロでも使えるMIXテクニック 実際のMixの流れ編 Vol.13:上物編 コード楽器の住み分け

          前回まででリズム、ベース、歌と来たわけだけど、この3つの要素だけで結構聴けるレベルの曲やミックスじゃないとダメだと思う。これ以外って、簡単に言えばそのジャンルや曲を彩る為の装飾ね。もちろんここも重要だけど、人気が出た曲ほどオケもコード進行もシンプルだったりする。 上物=装飾品と捉えて、外見(服装かな?)で考えてみると、ちょっと毒舌になるけど、服装が地味な子がアクセサリーとかサングラスだけ高いの付けてるとか、ダサさが増すじゃん。ちょっとズレは好みの問題だけど、そういう事

          プロでも使えるMIXテクニック 実際のMixの流れ編 Vol.13:上物編 コード楽器の住み分け

          脱線コラムVol.3 飽きさせないミックステクニック

          結構大それたタイトルなんですが、曲のクォリティとかアレンジの話ではなくて、毎回なにかしらの発見があるミックスってのが、無意識に聞き飽きないポイントなんだと信じてます。 内容は短いですが、最近一世代下の子にミックス作業の一部を見せることがあって、ワザと気付くようにやって、狙い通り反応がよかったので書いておこうかなと。 みんなが使わないだろうプラグインが何個か出てくるかな。まあ、全部同じことの為に使ってるので、理解できればなんでもいいです。 Waveでいうと、Enigma

          脱線コラムVol.3 飽きさせないミックステクニック

          プロでも使えるMIXテクニック 実際のMixの流れ編 Vol.12:ボーカル編 Vol.4 ・から◯へ。音像の広げ方。

          オケに対するボリュームがある程度定まったたところで次のステップのボーカルの音像を作り込んで行こうと思います。 この時に邪魔になるのがギターや鍵盤、シンセ系の所謂コード楽器ね、だから後回し。先にボーカルの場所を確立して、それを避けるながらいかにコード楽器類を格好良く見せるかってのがポイント。オケからボーカルのスペースを掘り起こすんじゃなくて、ボーカルのまわりに綺麗に配置するってことの方が近道。 まあ、オケを先に作り込むって人もいるとおもうけど、ミックスってさオケだけな

          プロでも使えるMIXテクニック 実際のMixの流れ編 Vol.12:ボーカル編 Vol.4 ・から◯へ。音像の広げ方。

          プロでも使えるMIXテクニック 実際のMixの流れ編 Vol.11:ボーカル編 Vol.3 実際の処理を始めてみる

          前回までで、ピッチとタイミングがいいレベルまで揃ってる事を前提に進めます。 次に何をするかというと、コンプだEQだって言う前に、ここまでにある程度仕上がっているリズムとベースと一緒に鳴らしてレベルを決めよう。ここで決めたレベルは基本的に最後まで変えないつもりで決めることが重要。 何故かと言うと、聴こえなくなった→フェーダーや音圧を付ける→他の音で聴こえない物が出てきた→フェーダーをあげるのループにハマって、あっという間にマスタフェーダーがクリップするのと、無

          プロでも使えるMIXテクニック 実際のMixの流れ編 Vol.11:ボーカル編 Vol.3 実際の処理を始めてみる

          プロでも使えるMIXテクニック 実際のMixの流れ編 Vol.10:ボーカル編 Vol.2 入念な下ごしらえをしよう

          先に言うと、ボーカルのミックスで1番大事なのは音量の調整だと思う。感情表現とかもここの部類だと思う。ダイナミクスがかなり広いので他の楽器より細心の注意が必要だよね。 じゃあその前の作業を完成していこうということで、今回はピッチとタイミングの話。 ピッチは誰からも重視されるんだけど、タイミングと音量を先にやった方が効率がよい。なんでかって言うと、メロダインとかTUNEとか一回プラグイン側で読み込んじゃう系は、元データを直すと読み込み直さないといけなくなるからね。

          プロでも使えるMIXテクニック 実際のMixの流れ編 Vol.10:ボーカル編 Vol.2 入念な下ごしらえをしよう

          プロでも使えるMIXテクニック 実際のMixの流れ編 Vol.9:ボーカル編 Vol.1 そもそもそのボーカルのデータが適正かから

          リズム、ベースときて、ギターかと思いきやボーカル。 前に書いたトラックのレベルの積み方で書いた通り、この3つでオケのバランスが出来てないとそのミックスは絶対に上手く行かない。 ボーカルが主軸なのに先にギターとかの上物に手をつけるとオケが強すぎて歌がはまらないし、歌が聞こえるところまで上げる前に大体レベルオーバーになって、結局他のトラックをいろいろ触らなきゃいけない。大幅に時間の無駄。 レベル調整を何度も行き来してる人はそもそもが出来てないから、過去のデータで

          プロでも使えるMIXテクニック 実際のMixの流れ編 Vol.9:ボーカル編 Vol.1 そもそもそのボーカルのデータが適正かから

          プロでも使えるMIXテクニック 実際のMixの流れ編 Vol.8:Bass編 後編 シンべ関連

          またあっという間に時間が経ってしまったね。 いつの間にか上手いこと見つけてくれる人も増えて嬉しいもんだね。作者不明のままどこまで読んでもらえるかが、自分的なメインテーマなのでどこまで行けるかな。 ということで、ベース編の最後はシンべだね。アコベはね、特定のフレーズで膨らんだりするとこをマルチバンドで狙えばいいから、それよりは元音のレコーディングの方の話だね。 シンべを分けた理由は、シンべって何って話ところから。 シンセでつくったベースの音域にあ

          プロでも使えるMIXテクニック 実際のMixの流れ編 Vol.8:Bass編 後編 シンべ関連

          プロでも使えるMIXテクニック 実際のMixの流れ編 Vol.7:Bass編 中編 ベースが占める音域とその他の要因の整理&実際の音の処理に関して

          前回はベースの楽曲における立ち位置の話だったから、今回はどうすればそこにうまく居られるかをテーマにしていこう。 ベースの周波数のポイントの1つが、100hzから300hzにあると思う。この帯域は曲者中の曲者で、どんな楽器でも存在してて、しかも聴感上分かりやすい。つまりここの整理がミックスにおける1つのポイント。 ベース自体を触る前にベースのこの帯域と被るものを整理していこう。 今の所、この流れで存在して居るのはドラムトラックだからまずはキックの処理をしよう。

          プロでも使えるMIXテクニック 実際のMixの流れ編 Vol.7:Bass編 中編 ベースが占める音域とその他の要因の整理&実際の音の処理に関して

          プロでも使えるMIXテクニック 実際のMixの流れ編 Vol.6:Bass編 前編 実際に作業に入る前に

          リズムトラックをまとめたら次はベースだね。 実際の処理の前に、アンサンブルの中でのベースの意義に軽く触れていこう。もちろんこれも持論だから、解釈はお好きな様に。 前回の最後に書いたけど、ベースは難しいと思う。 ①シンプル ②実はかなり音量を占める割合が大きい ③他の楽器に被らないよう抜けさすのなかなか大変 ①シンプル故に難しい バンド経験やレコーディング経験の少ない人だと、比較的地味なイメージのベースの役割を舐めてる(笑)ギターやドラムとかはか

          プロでも使えるMIXテクニック 実際のMixの流れ編 Vol.6:Bass編 前編 実際に作業に入る前に