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おうち定食 26 むかごご飯

こんばんは。
読むこと、書くこと、食べることが大好きな、
ひらさわあけみです。

ある晴れた日のことです。

外出先の用事が終わり、
駅までの道を歩いていました。

信号待ちをしているときに、
八百屋さんの店先においてあった野菜と、
目が合ったのです。

その相手は、「むかご」
久し振りでした。

むかごは、ヤマノイモの種。
秋になると、ヤマノイモのツルの葉の付け根になります。

むかごの収穫時期は9月下旬~11月。
でも、去年は見かけませんでした。

もともと、量がそれほど採れないらしく、
その年によって、あったりなかったりするのです。

土に埋めておくと、そこから芽が出てくるらしい。
家庭菜園で出来るのかもと思いましたが、
今すぐ食べたいという欲求には勝てません。

むかごには、自然薯と同じように、
ネバネバ成分と、消化酵素(アミラーゼ)が含まれています。

でんぷん質の消化を促進してくれるので、
むかごとご飯は、相性がばっちり。

早速、むかごご飯を炊きました。
ご紹介しますね。

むかごご飯 2合分

お米   2合
むかご  100グラムくらい
→たくさん食べたい人は、量を増やして下さい。
塩    小さじ2
お酒   大さじ1

下ごしらえ 

むかごは、ゴボウと一緒で皮の近くが強く香ります。
土っぽい香りがしますので、
皮の表面を軽く落とすように洗って下さい。

作り方
①お米を研ぎます。

②研いだお米に、2合目の目盛りまで水を加えて下さい。
→炊飯器でも土鍋でも構いません。

③30分から1時間ほど、浸水させて下さい。

④塩を入れて、しっかり溶かしましょう。
→優しく混ぜるようにして下さい。

⑤むかごを入れて、炊きます。

⑥炊き上がったら、お酒を全体に振って蒸らして下さい。
コクと風味が出ます。
→こちらは、お好みでどうぞ。使わなくても大丈夫。

⑦全体をさっくりと混ぜ合わせれば、完成です。

※塩を多めにしてあります。
塩分が気になる方は、少し減らした方がいいかもしれません。

※土臭さが気になる方は、
食べるときに、薬味用のネギを散らしてみるのもおすすめです。

友人は、コショウをかけてみたそうです。
なかなかいけるとのこと。
好みは人それぞれですね。


炊き上がったら、しゃもじで、
土鍋の底からすくうようにかき混ぜました。

土色のむかごが、白いご飯に見え隠れしています。

口に入れると、
皮があることを感じさせないくらい、
ホクホクしていました。

真っ白いごはんが、
むかごの熱さと競争を始めます。

少し強い塩気が、淡泊なむかごにぴったり。

おかずも作りましたが、
このご飯だけでもいいくらい、深みのある味わいでした。

もし見かけたら、試してみて下さいね。

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