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おうち定食 76 蒸しほっき貝

こんばんは。
読むこと、書くこと、食べることが大好きな
ひらさわあけみです。

私は魚介類が大好きです。
海のない埼玉県で生まれ育ったせいか、海は非日常の世界。特別感に彩られているのです。

子どもの頃、千葉の海で潮干狩りをした事を思い出しました。
砂だらけになりながら掘ったアサリは、その日の夕ご飯に変身。
この貝は自分が取ったものだと思うと、それだけで誇らしげな気持ちになりました。

懐かしくて楽しい思い出は、気持ちを温かくしてくれますね。
何となく、アサリ気分でスーパーマーケットに行きました。

いつものお魚コーナーをチェック。
予想通りの位置にアサリがいました。

そしてアサリの隣に、大きな貝が座っていたのです。
それは、ほっき貝。
1個だけでも、存在感がありました。

アサリ23個VSほっき貝1個。

ほっき貝に軍配をあげました。
数の力で何とかしようとしても、印象が強烈なので敵わない。
理屈ではなく、見た目の説得力の差ですね。

しかも、賞味期限が迫っていたので、126円という破格のお値段。これは買うしかないでしょう。

今日のメインディッシュは、ほっき貝に決定した瞬間でした。

素材がいいものは、なるべくシンプルに食べたい。
煮るのもおいしいけれど、そのまま味わった方がいいなあ。

★蒸しほっき貝★

結婚前から使っている、年季の入ったせいろをセットしました。
使い勝手の良い調理道具です。

作り方
①貝は目立たないのですが、結構汚れているのでしっかり洗って下さい。

②洗ったほっき貝を拭いた後、お皿に載せます。

③ほっき貝を載せたお皿をせいろに置いて、フタをして下さい。

④強火にかけます。

⑤数分経つと貝の口が開き始めます。頃合いを見て上の殻を外しましょう。
→熱いのでやけどをしないように気を付けて下さいね。(経験者は語る)

味つけは特に必要ありません。ほっき貝の持つ海の味(塩味)で充分です。
と言いつつ、少しだけあるものを上に載せました。

さあ、それは何でしょう?

バターです。
ほっき貝の塩味エキスとバターが混ざりあうと、深みのあるコクがにじみ出てきました。

こわいくらい濃厚。
スープのようなエキスをご飯の上にかけると、それだけで他のおかずが要らなくなるくらいです。

ほっき貝自体も食べ応えが抜群。
ゆっくりと噛みしめます。
バターの香りも楽しみつつ、その弾力を口全体で味わいました。

蒸してバターを載せるだけですから、とても簡単。
ほっき貝を見かけたら、ぜひ作ってみて下さいね。
おすすめですよ。

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