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夜を旅する、

ふと思った。小さい頃の自分は、何になりたがっていたのだろうか。

小学校の時の卒業アルバムを開く。

そこには、小さな想いの数々が詰まっていた。

夜を旅する、

このnoteを読んでいるあなたは、小さい頃どんな自分になりたがっていただろうか。覚えていない人がほとんどだろうし、もしかしたら覚えている人もいるだろう。

この文章を書いている僕も、実はよく覚えていない。ただそんな時のための文集だ。記憶の断片が記されているそのノートには、昔の自分の思考を辿る旅に出かける切符が隠されている。

その切符を手に入れるには、おそらく夜がいい。

夜がいい理由はわからないが、僕は夜がいいと思う。

というより、夜が好きだ。

自分の思考を辿るには、考えが冴えている朝の方が向いている人もいるかもしれない。でも僕はどうしても思考に手を伸ばすには、夜が向いていると思うのだ。

そんな夜に、僕は昔、何になりたがっていたのかを見た。

正直、ここでは、昔の自分が何になりたがっていたのなんて、どうでもいいと思うのだけど、今回伝えたかったのは、たまには過去の自分に気付かされることもあるということだ。

もちろん、今が大切だし、僕の言葉は前向きな未来を向いてほしいと思っている。

でも、たまには昔の思い出や記憶、考え、文章をたどり、自分という形を再認識することも必要なのだ。

キャリアとは、歩いてきた人生の道跡だと誰かが言った。

どんな跡ができるのか。それは自分次第だと思う。

自分次第だと思う中で、その跡には、多くの笑顔が流れてほしいと願う。

僕の人生の跡と、誰かの人生の跡が重なり、離れては、また重なるように。

人と人は、どこかでつながる可能性を秘めている。

その可能性を大切に、大切に愛しながら、目の前を大切に、未来への意志をもって、たまには過去に想いを馳せながら、少しずつ生きていたいと願う。

願い、祈り、愛。

どれもが夜を旅する、大切な切符になるんだろうな。


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