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みちるは、いま七歳と三ヵ月。 満月の夜に生まれたからついた名前を 「女の子みたいで…
前回はこちら 最初からはここから 。・。・。・。・。・ あの日から、三ヵ月。 み…
前回はこちら 最初からはこちら 。・。・。・。・。・ 漢字の書き取りをしているときに、…
前回はこちら 最初からはこちら 。・。・。・。・。・ 次の日、体が揺れて目が覚めた。 …
前回はこちら 最初からはこちら 。・。・。・。・。・ その人は僕たちに気づくと、ゆっくり…
前回はこちら 最初からはこちら 。・。・。・。・。・ ものすごく小さな声でなにか言って…
前回はこちら 最初からはこちら 。・。・。・。・。・ お母さんが 「みちる、クリスのところに行ける?」 と言うので 僕は「うん」とだけ答えて、 目の前の向こうにいるクリスの方に、 座布団をひきずりながら歩いていった。 クリスは僕をじっと見つめていた。面白そうに。 隣に手をポンポン、としたのでそこに座布団を置いて、僕は座った。 僕は目を合わせられなかったけど、 じっと見られているのがわかった。 クリスはちえこさんと何か話してい
前回はこちら 最初からはこちら 。・。・。・。・。・ 僕はもう長いこと、小学校に行って…
前回はこちら 最初からはこちら 。・。・。・。・。・ それはまったくおもいがけないこ…
前回はこちら 最初からはこちら 。・。・。・。・。・ 「みちるくんは今日が初めてですが、…
前回はこちら 最初からはこちら 。・。・。・。・。・ 「みちるくんは、つらい、ということ…
前回はこちら 最初からはこちら 。・。・。・。・。・ ・・・僕、いま泣いてる? そう思…
前回はこちら 最初からはこちら 。・。・。・。・。・ どれくらいそうしていたのかわから…
前回はこちら 最初からはこちら 。・。・。・。・。・ 「いま自分が感じていることについては、誰とも話さないように」 という注意深い条件が付いて、いったん休憩になった。 体の奥までしん、となった静けさから一転、 みんながゆっくり動き出して、話したり、お菓子を食べたりしていた。 横にいるクリスは、僕の肩や足をさすりながら ちえこさんと何か話していた。 「みちるくん、いまの気分はどうですか」 ちえこさんがクリスの言葉を訳した。 「うん、大丈夫」